さじかげんだと思うわけッ!

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美濃探訪記(7)

2008-08-26 21:58:37 | 旅行記

今回行う食品サンプル体験は、蝋による天ぷらの衣付けです。
今現在、食品サンプルの主な材料はプラスチックですが、昔は加工が容易な蝋が主だったようです。しかし、蝋はもろく、また熱に弱いなどの弱点もあり、今では使われていないそうです。
蝋ということで、なるべく汚れないようにエプロンを着けます。
次に、天ぷらにしたいタネを三つ選びます。わたしは先述の通り、海老・ピーマン・穴子にします。
そして、溶かした蝋が入った紙コップをくれます。
これを人肌程度に温めたお湯の中に流し入れます。
流し入れるんですけど、入れる高さが微妙で、天ぷらの衣のような肉厚な衣を再現するのには50cmほど上から落とす必要があるようです。
その変わり、野菜などの色合いを大事にしたいときは30cmほどから入れれば、薄い衣ができるようです。
そして、先ほど選んだ天タネをうつぶせ(天ダネには裏表がちゃんとあります)にして、蝋の上から沈み込ませ、あまりの部分の形を整えます。
野菜などは無理やりまとめますが、海老は先っぽの余計な部分を爪で挟むように切り取ります。
こうしてできあがったのが、こちら。



お、おいしくなさそう…。
Oの大葉はうまそうでしたね。色がうすく透けてるんですよ。やっぱ、食に色合いは大事ですね。
そんなこんなで、郡上八幡でやるべきことをやり終えてさんぷる工房を出ると、浴衣姿の人が増えております。
本格的に、郡上おどり目当ての人が増えてくる前に郡上を抜け出そうと、急いで脱出します。
さようなら郡上、さようなら八幡。

ぶらぶらと寄り道をしながら、宿に戻ります。今日は、宿に着く前に買い出しをしてしまいました。
今日のディナーは、何と言っても飛騨牛
昨日のような、腹一杯でどうしようもないなんて状態にはしません。しっかり、おなかもよい減り具合です。
荷物をざっと部屋に置いて、今日の隠れたメインである飛騨牛を頂きます。
今年、神戸にいったときには、おしくも神戸牛を食べ逃しましたから、今回は旅館で食べるという確実な方法です。
今回はいうなれば焼き肉です。美濃らしく陶器を熱してその上で焼くのです。
わたしなんかは、好きなものを最後までとっておく方なので、ご飯とおかずのバランスを考えて、もそもそと女々しく食べます。
とにかく、飛騨牛を焼いて食らいます。
うまい! うまいの一言に尽きます。いや、ブランドの先入観があったというのも否めません。しかし、確かにうまい。普段食べている牛もまたうまいのですが、飛騨牛のうまさは格別です。
うまさの元は、やはりその柔らかさですかね。なんか、スポンジケーキを食べているような、ふんわりした歯切れの良さです。
神戸牛も、これぐらいうまかったのだろうかと、そんなことを考えていました。
わたしとしてはもうこの飛騨牛で満足です。もちろん、そのほかのおかずもおいしくいただきましたよ。

そのあとは、お風呂に入りまして酒盛りとなります。
そこで、はたと気がつきました。そういえば、昨日Sからもらった水まんじゅうが残っていると気がつきました。
そこで、今日合流したMくんに
「そういえば、Sが水まんじゅうをくれてね。食べてないから、一緒に食べよう」
という話をして、かじりつきました。
食べてみると、「ん? まぁまずくはないけど、おいしくもない…」と思いつつ、まぁ昨日のものだし、こんなものなのかも知れないと思ってもりもり食べました。
すっかり白く濁った水まんじゅうに興味をそそられたKが、どれどれと食べてみると、
「ぐえーっ! まずい! こんなの、昨日食べたもんと全然ちがう! ぐえーっ」
とげろげろ言います。
確かに、昨日は澄んで透明で、ぷるぷるして見るからにおいしそうだったんですけどねー。
Mとともに、そうか…とがっかりしてしまいました。
水まんじゅうの悲しい話。水まんじゅうは、買ったその日に食うのがいいようです。
その日は、北京オリンピックの野球競技の予選リーグ・日本×韓国をやっており、また陸上もはじまっておりましたので、あちこちを見ながら、話をして夜は更けていったのでした。

次の日も、いろいろ見て回るつもりだったのですが、Uターンラッシュを懸念して、移動日と相成りました。
磐田駅近くの回転寿司のスシローで昼飯を食い、Mとわかれます。実に短い時間でしたが、楽しんでくれたならいいと思います。
いやぁ磐田駅前のジュビロ通りってのは、これは立派な観光地ですね。やはり、優勝経験もある強豪チームともなると、大いに地域活性に貢献してくれます。
ヴァンフォーレ甲府からも、日本代表選手が出てくれると違うと思うんですけどね。
まぁその、難しいんでしょうねぇ。
それから、半分記憶を失いながらも高速を走り、わたしは富士駅で降ります。
このあと、OとKはそれぞれの家へと帰っていったのでした。
それにしても、飯にサイゼリアとスシローって…。どんだけ自由な旅なんでしょうかねぇ。まぁその、うまかったからいいんですけどねー。

というわけで、相変わらずケツがボロボロですが、これで美濃探訪記は終わりです。
しかし、いつも通り、番外編を書く予定ですので、しばしお付き合い下さい。

今日の一枚は、『清流・吉田川』。
水の町にふさわしい、すばらしい流れでした。


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2 コメント

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ダメだよ、兄弟。 ()
2008-08-28 00:12:43
俺の旅行の記録なんて、
本当に、口から出任せ尻から屁任せなんだから。
国語教師のくせに、文章構成の何たるかを知らんのか
と思われてしまうような駄文だよ。
文章は、一にも二にも構成だと思うんだ。
その点、兄弟の文は構成がはっきりしていて素晴らしい。
俺も見習わなきゃいかんのだよ。
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何をいっているんだよ。 (office-2003_p-e_0432)
2008-08-28 20:21:36
ブラザーの文章は、まさしく紀行文そのものじゃないか。
おれなんか書きたいものを時間に任せて書いているだけだから、結局、何を書きたいかわからないんだよ。
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