さじかげんだと思うわけッ!

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岐阜小旅行記(2)

2010-01-13 20:22:56 | 旅行記

翌朝は、7時半ぐらいに起きて、朝はバイキング。気兼ねしなくていいですけど、食べ過ぎてしまうのが玉に瑕ですね。
それから部屋に戻ると、なぜかKが1時間半ほど二度寝。ホテルを出たのは、10時ぎりぎりとなってしまったのです。
ところで、今年の冬は暖冬になるだろうといわれながら、今のところは寒波が定期的に来ていて冬らしい陽気が続いています。つまり、一言で言うと寒いと。
しかし、Kはこの寒い陽気だというのに上着を忘れ、昨日から薄着だったのです。
この日は天気は晴れているとはいえ、風が冷たく、薄着で歩くのにはいささか厳しい。というわけで、二日目の最初の目的地は、ユニクロです。そこで、温かいジャケットを買うのです。
いやぁ、日本全国、どこでも高品質なものが同じ価格で手に入れることが出来るということは素晴らしいことですね。VIVA 資本主義。
Kは裏が起毛生地のぬくぬくとしたジャケットを購入し、なんとか生きのびることができました。

そう。そういえば、式場だったんですが、北方町という所でしてね。わたしは岐阜の地理にはとんと疎いもので、地図を見て初めて位置関係がわかりました。
岐阜と大垣の中間だったのですね。
二日目は、そんな大垣を観光することにしました。
大垣といえば、何はともあれ大垣城。関ヶ原合戦の時は、西軍の根拠地ともなった由緒正しいお城です。
まずは目的地を大垣城に定めますが、途中、奥の細道むすびの地という看板を発見。
ともに国文科卒業であるわたしとKは、とにかくいってみようということになりました。
とはいえ、Kはともかくわたしは不勉強の不届きものでして、奥の細道がどういう旅程であったか知らず、よもや大垣がその終着点であるとは思いもよらず。
おそらく大学のK元教授に、鼻で笑われてしまうでしょう。「鼻血ブー、おしっこジャー」なんていわれてしまうでしょう。
ちょっとした銅像があったりして、ひとしきり感慨にふけったのですが、どうにも寒くてすぐに車に引っ込んで大垣城へと向かったのでした。
とはいえ、大垣城は目と鼻の先。少し駐車場に迷いましたが、無事にたどり着きました。

大垣城は典型的な平城。つまり、平地に築かれたお城でしたので、まぁ見栄えは今ひとつです。
こう、岐阜城や郡上城なんかのように高台にどっかと腰を下ろしているわけではなく、ビルに囲まれてひっそりとしているのです。お城が出てきたときは、いささか驚きました。
城内の展示はとても充実していましたよ。槍や鉄砲、弓などに実際にさわることができたり、また動画のコンテンツが非常に充実しており、わたしはとても驚愕しました。
関ヶ原合戦の一日を、石田三成・徳川家康双方の視点から描いたダイジェスト動画が秀逸で、この手の展示では破格に長い30分。しかも、飽きずに見ることができるのですから、かなり力が入っているように思います。
もちろん、最上階には展望室もあり、見晴らしはいいのですが、やはりインパクトに…。そりゃ岐阜城なんかと比べてはいけませんわな。
ところで、石田三成は胃腸が弱く、特に関ヶ原前後は極度の緊張と疲労のため、行軍に支障来すほど軟便に悩まされていた、というのは好きな人なら(スカトロジストというわけでなく)有名な話ですね。
VTRの中で、関ヶ原の激戦を眺めながら糞を垂れ流しにするという描写があるのですが、わたしたちは大変気に入りましてね。以後ことあるごとに使うようになりました。
今思えば、なんでそんなに気に入ったのか謎ですね。

大垣城を楽しんで、では飯を食うかという話になったとき、ラーメンを食おうということになりました。
すると、駅前の通りに『チャングイ』という中華料理屋があるというので、そこに入ることにしました。
わたしは天津飯を、Kはチャーシューメンを頼みました。
わたしはおいしいと思ったんですが、Kは薄味がだめだといって、おれは関西には住めないと嘆いておりました。味音痴なわたしにはよくわからないのですが、西に行くほど確実に味が薄くなっているようです。
わたしは薄味は薄味でおいしいと思うんですけどねぇ。
食べ終わってから、メニューにベトコンラーメンがあったことに気がつきまして、ちょっと後悔しました。
インパクトのある名前なので、一度食べてみたかったんですよねぇ。

その後、腹ごなしにおみやげを買います。
ヤナゲンという百貨店の中に、銘店がいくつかあったようなので、そちらに入ります。
売り場の女性の方に聞いたのですが、大垣のおみやげというとまずは金蝶堂の「金蝶饅頭」。田中屋せんべい総本家の「みそ入大垣せんべい」。そして、つちやの「柿羊羹」が御三家だと。
いわれるままに購入し、家・職場・小遣い用にしました。
ヤナゲンを出て、クレープを食おうということになりました。ヤナゲンのすぐ横に、ミスベティというクレープ屋さんがありまして、ついつい甘い匂いにつられて入ってしまったのです。
調べてみたら、クレープ屋ではなく、ワッフル専門店だったそうですよ。
クレープがおいしくないわけはなく、しかもトッピングとしてワッフルを入れました。食感がさらにふわふわになって、食べ応えも出ておいしかったです。
ワッフル入りのクレープを食べたら、大垣観光は終了です。
帰りは、東名阪高速道を通って、新富士には18時にはつきました。Kとはここでお別れ。
またあう約束をして別れました。
甲府には19時半にはつきました。

ノープランの割には充実していたんではないかと思います。
まぁわたしが随行する旅は、いつもこんなんですが…こんなんで満足していていいんでしょうか。
恒例の番外編は…ちょっと思い当たる事件がないんですけど。もしあれば書きたいと思います。
今日の一枚は、『戸田氏鉄公像』です。正面から撮ると、大垣城が背景になっていい景色になるんですよ。


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