入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「冬」 (37)

2016年02月23日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 (昨日の続き)考えられる理由としたら幾つかある。まず、出発時間を誤って、7時を8時と読み間違えた可能性がある(それでも3時間足らず)。次が経路の短縮による効果。当日は雪が少なかったため、いつもの駐車場にしている諏訪神社や「万灯」よりもさらに奥の登山口まで、車を乗り入れることができたこと。また、「山椒小屋跡」からは林道を無視して、努めて最短距離を歩いたことなどだ。それにしても、前回下りに1時間半を要した道を、登り1時間50分というのは、いくらなんでもやはり、何かの間違いと思うしかないか・・・。
 小屋に着くと早速、いつものようにウイスキーで緊張感をほぐす。ふくんで、飲む。またふくむ、そして飲む、ゴクリ。時がゆらぎ、疲労が薄れてほのかな充足とが親和し、酔いに揺られてユラユラと、捉えようのない空漠の中で憩う。忘我、至福。
 
 翌日ISKW隊20名は、昼少し過ぎて雪の降る中を到着。男女比はよく分からなかったが皆若く、イイ顔をしていた。昨年も来てくれた人が大半のようで、見覚えの顔もあった。一部の人たちはゴンドラを利用せず、沢入から歩いたと聞いた。この時代遅れの小屋には、そういう人たちに来てもらえることが嬉しい。伊那側の法華道も是非、次回の候補に入れて欲しいと話した。後で聞いたが、この人たちにもその夜の鹿肉は好評だったようだ。
 3時過ぎ、O隊2名もやって来た。彼らは管理棟の10畳間に泊まるように手配した。O氏は昨秋、オートバイで来てくれたことをすぐ思い出し、同行のGさんも交え、その夜アルコールをかって談笑延々、お二人にはさぞかしご苦労なことだったろう。

 短い1泊2日を過ごし、彼ら彼女らは元気に去っていった。もうすぐまた、いい季節がやってくる。冬ばかりでなく、折節の移ろいを訪ね来て、入笠の多様繊細な自然を見付け、楽しみ、そして味わってほしいと告げた。



 驚いたことに、しばらく気配を絶っていた「入笠奇人の会」の百姓山奥いつもいる氏がジムニーで現れた。帰路はHALごと氏の車の世話になり、ツルツルに凍った山道を帰った。もう今年の冬は、これで終わってしまったのかも知れない。

 海山さん、congratulations!そしてお疲れさま。中京のNさん、変わらず優雅にお過ごしの上、またお沙汰を寄せてください。
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