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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「秋」(8)

2023年08月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日の中間検査の結果は、肉牛も乳牛も近年では最も生育状態が良いということで喜び、ひとまず安心した。今、牛たちは全頭が第2牧区にいる。前期のように、肉牛と乳牛を分けずに同一の放牧地に入れたのは、第2牧区の牧草を無駄にしたくなかったこと、囲い罠を鹿の捕獲に使いたかったことなどが理由で、これは暫定的な処置、いずれは再び第1牧区へも牛を出す。
 と、こんなことを呟いても、牧場の実態、様子を知らない人にはチンプンカンプンだろう。ともかく、後期の方が管理は難しくなる。脱柵などが起こるかも知れない。小入笠の頭には登らなくても、頭数確認のために歩く距離はさらに増えるだろう。

 京都から来て9泊したKさん夫妻が、きょうここを去る。恐らく滞在日数の新記録だと思うが、この後も東京まで足を延ばし、帰路はまた日本海経由を考えているようだ。70歳を過ぎているというのに、ご本人はあまり車の運転を苦にしていないように見受けられる。いつかそんな旅を真似てみたいものだが、体力気力をこの牧場で使い果たして思うだけで終わる、なんてことにならなければいいのだが。

 きょう10日から、「混雑させない」を謳い文句にしている当キャンプ場にも新たな予約客が来る。星の狩人かんとさん、TBIさんも来る。かんとさんからは天候に関係なく来ると連絡が入ったが、台風を連れて来るかも知れない。クク。
 電話の声だけで分かるTさん夫妻も確かきょうだ。そんなふうに毎夏来てくれる馴染みの人が多いが、もちろん初めての人たちもいる。
 誰もが、わずかな日数でも炎暑を逃れ、いい風に吹かれ、大きな空を眺め、存分に英気を養ってほしいと願っている。
 
 知る人は少ないが、高座岩からさらに南に進んで半対峠、そこから小黒川の川床を歩いて帰るコースは法華道などよりももっと古い900年代の古道「石堂越え」だと聞いている。2回か3回歩いたことがある。夏であればこその、きっといい体験になるだろう。
 入笠には、まだまだ人には知られていない奥座敷が幾つもある。クマなど恐れず、とは言えないが、恐れながら歩く価値は充分にある。

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 本日はこの辺で。

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