入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’16年「夏」 (48)

2016年06月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 6月は牛乳月間だということを巣鴨氏のコメントから知り、先日そのことについて当ブログでも少し触れてみた。今日は牛乳に因む別の話題を、もう一つご紹介したい。
 明治が、業界シェア1位の「明治美味しい牛乳」の容器を、1000ミリリットルから900ミリに変えるという。しかし、料金は変わらないらしい。何故そうするかという理由は、新聞が引用したメーカーの説明をそのまま再度引用すると、「牛乳を開封してから飲みきるまでの期間が前より長くなっている。キャップ付きで、最後まで無駄なく衛生的に飲むことができる」ようにするため、なのだとか。
 またこれで、「筋肉への負担が約1割軽減され」、「手の小さな子どもや握力の弱い高齢者も持ちやすくした」との、広報室の説明まである。呆れた。いくら何と言ってみたとて、値上げがまずありきだと思われても仕方ない。なぜ正々堂々と値上げをすると、言えないのだろうか。
 百歩譲って、メーカーが本当に消費者のことを考えて、筋肉の負担まで考えてくれて、容器を1割小さくすると決めたのなら、値段も1割下げるべきだ。なのにそうしない。こんな拙劣なマーケティングをやってては逆効果でしかない。
 容量を1割減らすが、値段はそのまま変えない、その理由を消費者が理解し、納得し、受け入られるようにすればよいだけだ。それにはまず、きちんとした説明が必要で、あまりにも姑息な理屈ばかりをコネていると、同社製品のブランドイメージはさておき、牛乳への高い信頼が傷付きはしないかと気になる。
 牛乳は決して高くはない。そのことを消費者に分かってもらう努力をこそ、すべきではないのか。

 優柔不断な天気の中、今日も草刈をした。軽トラで牧区内に入っていくと、和牛が群れになって後を追ってきた。「露天風呂?まだ内緒でござる。クク。」

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H28年度の営業案内」をご覧ください。
 
コメント
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