入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「夏」 (32)

2016年06月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  昼時、カッコーと夏ゼミの声がする。午前中は霧が深かったが、今は権兵衛山に薄い霧がまとわるように、からむように見えているだけで、天気は当分保ちそうだ。
 
 早くも、牛が2頭脱柵した。牧場管理で一番の苦労が、この脱柵牛を牧区の中に戻すことで、緊張もする。何とか上手く柵内に追い込んだが、昼を終えたらまた上に行き、霧ではっきりとしなかった頭数の確認をし直し、破られた牧柵や電気牧柵の補修ををしなければならない。
 和牛はトラックを見ると、遠くからでも近付いてくるが、ホルスタイン牛の中には逃げ出す牛もいた。ホルスには珍しく、こういう牛の扱いには当分手を焼くことだろう。
 第1牧区には40頭近く(正確には38頭)の牛がいるが、これだけの頭数になると幾つもの群れを作り分散する。草地ばかりでなく、森の中にいることもあるし、まだ牧区内の様子を知るため移動もよくする。牛を相手には、1万歩ぐらいはすぐ歩くことになる。



 昨夜の慰労会は、シシャモ1匹を食べたぐらいで、やはり牛肉には口を付けずに済ませた。確かに、愚かなおろかなこだわりでしかない。
 気が付いたら、レンゲツツジもちょうど見ごろとなっていた。



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