
ダケカンバとミズナラだけがこの季節に背いていると思っていたら、いつの間にか堂々たる森の主役に躍り出ようとして、せっせと緑の若葉を茂らせ始めた。その様子を紹介しようとしたが、まだ恥ずかしいからもう少し待ってほしいのだと。クク。

こうして咲き始めたヤマナシの花は可憐だが、前に書いたように、この木やコナシの性の悪さといったら、美人の性悪女に、ついなぞらえてしまったくらいだ。まあ今日も、昨秋牛が下りてからやったコナシの枝打ちの後片付けに手を焼いていたから、どうしても評価が下がるのは勘弁してもらおう。
先日ノコギリで自分の手までギーコして、手当のため管理棟まですぐ戻ればよかったものを、面倒だと出血を放っておいた傷、それがいまだに治らない。怪我をした左手でこの厄介極まるコナシの枝を握るのだが、それが強すぎると「ギャア」、折角閉じかけた傷がまた開いてしまうのだ。と言って、コナシの木は容赦してはくれない。

こういう仕事も、牧柵の補修などと同じで、誰の目にも留まらぬ山の中の孤独な作業だが、今日下から来た担当者の話を聞けば、何のための苦労か分からなくなる。牛の入牧頭数が仰天するほど減ってしまったのだ。打つ手が全くない、とは思わぬが、今年の対策には間に合わない。
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