スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

サマータイム

2007-03-25 23:25:42 | 楽器製作
今日はエスビョンは午後にはミーティングがあるとのことで、午前中だけ行くことに。
10時頃「今からいくよー!」と電話をして気づいた。
今は「11時」だって。

サーマータイムが知らないうちに始まっていたらしい...。
土曜の夜(つまり日曜の朝)から時間が変わるらしい。
1時間損した気分。ともかく、行くだけ行くことにした。

さっそく行って、またまたびっくり!
なんと楽器のキーボックス部分が出来ていた!
夜中のうちに小人さんがせっせと作ったのでしょう。(←そんなことはない)

ここは非常に精密にならないといけない部分。
仕上げまで時間がない超特急コースの私に特別に作ってくれたみたい。
(普通にエスビョンの講義を取ると全部で2年がかり)
でも、この先は自分でつくらないと。

エスビョンは楽器の作り方の本を出すそう。
で、グランという木(スプルース)の、楽器に適した成長の話や、道具についてもたくさん書いてる。
ちなみに私の楽器につかうスプルースは、スウェーデン西部はヴェルムランド地方の、ある一定の高さと斜面のある山で育った木。
良い木を育てるには間引きをしないといけなくて、でもグランは根が下向きではなく地面に沿ってはるらしく、間引くときに隣の木を傷めないようにする作業がお金がかかるのだとか。

そのエスビョンの書いている本の話から、道具の話になった。かんなのコレクションをたいそう持っていて、色んなパーツの説明を聞いた。
ちなみに写真右上の小さなおもちゃのようなかんなは本物。

その後なぜか、「弾いてみなさい」と楽器を渡された。
ボンドポルスカとワルツを弾くと、結構、ダメだしされてしまった。
エスビョンの視点は「ウップランド的奏法」。
ウップランド一拍目はもっとこんな感じで、と弾いてみせてくれた。
これはかなり初めの頃に習った曲だ。今まで何を練習していたんだろうという気になり、ショック。
でも、こうやって気づかないと、先に進めない。

写真下二つは帰り道の「小人の森」(3/18にも書いた、自分がちっちゃくなった気がしてくる森のこと)。
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