スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

クリスマス伝統料理

2006-12-19 23:18:22 | スウェーデンご飯
今朝はメインの先生3人、ソニア、ディッテ、ウロフみんな来て授業というより弾きおさめというのかな、適当に弾いておしまい。
ウロフは先日のコンサートにも書いた赤毛のチビちゃんと一緒。
私たちが弾く間中、ディッテの弾いている弓をつかんだり、ウロフのチューナーを取り上げて遊んだり。赤毛がクルクルして、まるで動く人形みたい。
私たちが弾くと、部屋の中央でリズムを全身でとり、弾き終わると大喜びで拍手してくれる。言葉を覚える前にリズムや拍手を覚えると将来どんな子になるんでしょう。

先生たちそれぞれ締めの言葉のようなことを言っていて、その中で私たちのコンサートは過去最高だったと色んな人から言われたという話をしていた。
過去のコンサートのDVDをいくつも見たので何が違っていたかは分かる。
ニッケルハルパのチャンピョンを輩出した代など、優れたプレーヤーがいた代もあったりするけど、スタンドプレーに終わっている。上手い人同士だけでかっこいいデュエットをしたり、アイデアのある人だけがそれを実行したり。
そういう意味では、私たちの場合、何よりも企画の時点でかなり練っていた。オマケのような曲/ダンスは一切ない。その上で、それぞれの企画に対して全員の出番が平等になるように決めていった。
この綿密な企画力と、協力・チームワークが、結果、全体の調和がとれた良いものになったのでしょう。ダンサーとミュージシャンで影響しあうというアイデアものが多く、みんなで即興で歌ったときも「始め」や「終わり」など一切合図を出さず、全員目をつぶってお互いを感じながら歌い、かなり息があっていた。
そう思うと、私がここで日本的と感じているスウェーデン人の「和」を大事にする姿勢は、スウェーデン人の特徴というより、ひょっとしてこの代の学生の特徴かも?!

いい加減、この話はおしまいにして、お昼はスウェーデンのクリスマス伝統料理で今学期を締めくくり。
エスビョン(楽器の製作者←ちなみに楽器製作を習う話はGoです。年明け開始予定。)、グンナル(歴史の先生)、理事関係者なども来る。
エスビョンにクリスマスプレゼントをもらった。なんだかうれしかったので日本に着くまで待ってから開けよう。私もプレゼントをあげた。おちょこを家族分。
ちっちゃいし、一個300~600円で陶器や磁器まであり、おそろいではなく色んなデザインのものをお土産にあげると喜ばれます。でも割れ物なので手荷物で持てる数しか持っていけないのが難点。

さてさて、料理は何十種類も用意されていた。家庭でも10-20種類は作るそう。それを24日のイブからなくなるまで数日かけて食べるのだそう。
まずは冷たい料理から皿にとり、その後で暖かい料理をとりにいく。
通常は3回、4回、5回と好きなだけ取りに行くのに、アメリカでこのスウェーデンのクリスマス料理を再現するイベントに先生のディッテが招待された時、アメリカ人が一度に皿に山盛り、デザートから肉まで載せているのをみてびびったそう。
日本でもありがち?
皿に取りすぎて次にいけないとか、「○○さんの分まで取ってきてあげたから」とかいうありがた迷惑な人(すんません食べたいものは自分で取りたい派なので)とか。
スウェーデンはヴァイキング料理の国。という訳で食文化の違いに興味シンシン。

写真左上:パーティの準備。薪をくべる校長ミッケ。
写真右上、左下:クリスマス伝統料理のごーくごく一部。sillという酢漬けの魚が特に伝統的。
写真右下:クリスマスの定番デザート。気持ち悪くて一口も食べなかった。お米を牛乳と生クリームとバニラで煮込んでラズベリーソースで食べる。これとそっくりなリスグリンスグルートというお米を牛乳で煮込んシナモンをかけ、さらにミルクをかけて食べるのもある。昨日の夜ご飯はこれだったので、一口も食べなかった。食わず嫌いではなくて、私の我慢の限界を超えてます。
スウェーデン人っておかしいんじゃない?と言ったら、日本人ってクレージーなんじゃない?と言い返された。
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