スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

Visarkiv

2007-06-05 23:51:30 | スウェーデン生活
今日はストックホルムのvisarkivetに行ってきた。
これは国立というのか国営というのか、国のアーカイブ(資料館?)でジャズとフォークミュージック(民族音楽)を扱っている。
アメリカじゃあるまいし、国とジャズがなぜくっつくのか?不思議。
Visarkivのvisaは歌のこと、arkivはアーカイブ。
(arkivではなくarkivetとも呼ばれる理由は、スウェーデン語では「the」がつく代わりに名詞が変化するためで、
例えばpolskaがpolskanと変化するのも同じ理由)
でも、歌だけを扱っている訳ではない。
以前、先生のディッテが、アメリカでこの施設名を”song”と英訳、つまり誤訳されたことに憤慨していた

場所
中央駅から歩くこと約10分。
HPでは地下鉄案内が出ているけど、中央駅からなら歩いたほうが早い。
Torsgatan 19, StockholmとEniroの住所欄に入れると詳細地図がみれる。
(Eniroは、googleマップのスウェーデン版みたいなもので、つかんでグリグリできる便利な地図)

建物の入口がまるで従業員用みたいに質素なのでしばし入口にたたずんで考えてしまった。
じーっと考えていると目の前のドアから人が入っていくので、まぁいっかと思い、私も中へ。
エレベーター横の表示は、Plan3とPlan5がvisarkivとあるが、Plan5がビジター用
Plan3は管理オフィスっぽい。

中へ入ると以外に小さい。
ディッテに話を聞いただけであまり詳しくないので、さっそく人をつかまえて尋ねた。
「ここは何ができる場所なんですか?
ついでに、Eric Sahlström Institutetで、ここを先生に薦められたことなど話した。

すると丁寧に教えてくれた。ここは片方が国立音楽図書館のカウンター、もう片方のカウンターがvisarkivと分かれている。

音楽図書館では、音楽のジャンルや国は関係なくあらゆる資料がある。
でもこの部屋に実際置いている本は貸し出し禁止の閲覧のみ。
借りられるものは、いくつか置いているパソコンから検索(英語可)。
印刷しカウンターに持っていくと、30分後くらいに係りの人が本を下のオフィスから持ってきてくれる。

Visarkivetのカウンターでは、フォーク・ミュージックとジャズなら何でも質問に答えてくれるらしい。
「どんな質問でもOK」と言っていた。質問が何も浮かばなかったので聞きようがない。残念。
今思えば、ゴットランド島の楽譜はあるかとか何とか、アバウトなことを言ってみればよかった。
こちらでリクエストした資料は、貸出はしていないが、館内で閲覧またはコピー(実費負担)が出来る。

そして館内の専用PCで、色んなCDが聞ける。
(全ジャンル。でもフォークは特にレーベルが限られていた)

借りる場合の図書カードは、3ヶ月以上滞在予定の人に発行される。
また図書カードがある人は、上記全ジャンルCDが聞けるサイトに自宅からログインできる。

色々教えてくれた人は最後に「じゃあ、ニッケルハルパの勉強したのね」と。
さすが、学校名だけで分かるんだと感心。
「私も持っているのよ、弾けないけどね」と笑って戻っていった。

質問がある人、長期滞在予定の人はどうぞ。

その後はぶらぶらして、地下鉄の中央駅(広場の下)のCDショップMega Storeへ。
ストックホルムに来るたびにのぞくCDショップ(フォーク専門ではなく普通のレコード店)。
今日world musicコーナー見るとGigaレーベルのCDはほとんどなくなっていた。
来るたびに減っていっている。
多分、一人経営だった社長が亡くなった後で再入荷未定状態なのでしょう。
数年前は、現在廃盤のsonetシリーズの在庫もまだあり、Gigaレーベルは新譜もぞくぞくという感じで、
かなり選択肢があったのに、今は寂しい感じ。
Gigaレーベルは、ウプサラなど地方のショップのほうが在庫がまだあると思う。

今日はマニアな一日だった訳ではなく、アクセサリーや服のお店も回った。
途中で雑貨を扱うかわいらしいお店に入り、ダーラへスト(dalahäst 3/3の写真参照)を見つけた。
スウェーデン土産の定番。でも...親指くらいのサイズで90kr(1kr=18円)はする。
スウェーデンに来るたびに買うべきか迷い、どうせ買うならおっきいのが欲しいけど、おっきいのはさらに高いし
持って帰るにはデカすぎる!とあきらめてしまう。
でも今日は「1年もスウェーデンにいて、ダーラヘストさえ持ってないなんて」という気持ちになり買おうと手にした。
手にしてじっと見つめていると、なぜだか自分で作れるような気がしてきた。
一応、ニッケルハルパのペグくらい助けなしで作れたし。後はペンキでひょいひょいって描いたらいいんじゃ?
すると急に買う気がなくなってしまいました。
とはいえ、本当に作ったりしないと思う。誰か作ってー!
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