スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

書道と柔道と筋肉と

2007-04-24 23:31:14 | 授業 その他
今日は音楽理論の後、午後からFys(体育)。
午後からFysならランチは控えめにしないとお腹がちゃぷんってなるよね、と言っておきながら
出てきた料理がおいしそうでたくさん食べてしまった。
チキンのクリーム煮込みとパスタとライスとサラダ。

今日のFysは、ダンスコースの学生が「腹筋」「背筋」「肩のストレッチ」など各部分ごとに音楽に合わせて運動を考えてきていた。
過激なハードロックにあわせて腕立てうせを延々やり、再び軍の訓練所のような雰囲気だった。
休憩をはさんでアクロバット。何?ソレ?と思うとマット運動のことだった。
マット運動って…小学生が最後かな?中学ではやったかな?
前まわりや、横に寝てごろごろ転がったり(バランス悪いと斜めになってマットから脱落する)した。

他にも色々やったのだけど、ここでふと楽器と結び付けて思う。
皆をみていると、楽器のそこそこ上手い人はマットにしろダンスにしろ体を動かすのが様になっている。
逆に、「運動が上手い=楽器が上手い」とは限らない。あくまで「楽器が上手い→運動もさまになる」である。
(ちなみに私は…どうなんでしょ?
自分のこととなると全く客観的に見れず、分かりません。)

そこで思ったのは、筋力と弓を持つ腕の関係。
ニッケルハルパの弓づかいを習うと、「腕は完全にリラックスして力をいれない」と言われる。
でも力を入れなかったら、弓のコントロールなんてできない。
これは、柔道なんかで腕がリラックスしているように見えるけど、瞬間的ににパッとつかみに入る、あの筋肉の状態と似ていると思う。
緩み具合と緊張具合、この筋肉の使い方になれるのが早い人は楽器の弓の動きも覚えるのが早いのでは。
後は、日本独特の書道。これにも似ている。
筆はほどよく緊張感を残しながら、力は抜く。
ぱっと緊張がとけるのは最後の一筆まで神経を集中してから。
紙の上で早く動かしたりゆっくり動かしたり、リズムにのってまるで踊っているようにも見える。
弓も筆も「毛」だから、似ていて当然??
じゃあ、運動や書道にむいてない人は無理なのか、と聞かれるとそんなことはないと思う。
でも、普段から筋トレなりストレッチなり体をしなやかに保つことは大事かも。
コメント
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