スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

アドリブ合戦!

2007-04-18 23:36:51 | 授業 その他
今朝、ダンスの先生アンドレアスに「シェーナ!」と言われて目が点。

朝は血のめぐりが悪いせいか、固まったまま何も答えられなかった。
朝食のテーブルについてから「シェーナってさっきアンドレアスに言われたんだけど。何ソレ?」と友人に聞いた。
「やあ!って感じの挨拶よ」と友人。
「ふーん。でも、ここの学生は誰も言わないよね」と私。
するとその友人「シェーナって、確か10年前かもっと前かに流行ったみたい」
ふーん。今つかうとダサいのか聞いたら、そんなことは無いと言っていたけど、
ここの学生が言わないから気にしてしまう。
実際のとこ、どうなんでしょ。

今日はニクラスのアレンジ・レッスン。
午前中は、最後の課題になっているアレンジにどう取り組んでいるかを一人ずつニクラスがチェックして回った。
そしてニクラスの持ってきたCDをしばし聞く。
楽器編成とその楽器の役割(メロディ弾いているとか)を聞いてノートに書き記す。
聞いたCDはGigaから出ているエルブダーレンのCDで、
ブズーキとチェロが低音で絡まって聞き取りにくい。

午後からは、「ソロ」について。
なんでアレンジの授業でソロ?と思ったら、ソロの演奏はメロディを自在に操る
アドリブ能力があると非常によろしいということみたい。

ある人は「アドリブは曲を忘れちゃったときのためのテクニック」と信じていた。
それも一理ある?

というわけでアドリブの練習。英語でもスウェーデン語でもimprovisationと言います。

GとEコードを2小節ずつ計4小節で1つのパートとし、
一人ずつ順番にアドリブで弾く。それ以外の人はコードを弾く。
なんでも勝手に弾いていいのならまだ簡単。でも、ニクラスはいろんなルールを用意して私達を苦しめたのだ。
まずは
1、2小節は前に弾いた人のスタイルをマネして弾く。残り2小節は自分で考えたスタイルで弾く。
それから
2、2小節は前の人のテーマを受けて弾く。残り2小節は自分のテーマを持って弾く。
3、ポーズ(休止?)をたくさんつかってリズムをくずす。
4、ベースノートと和音で弾く。

そして違うコードでも試した。
ニクラス流なのか一般的なのか分からないけど、複数のコードにまたがってアドリブする時のテクニックについて。
それぞれのコードに共通する音を拾ってスケールを自分で作るのだそう。
そのスケールの音を弾いている限り安全だという考え。

そして最後はアドリブ合戦!
8小節のアドリブ→4小節のアドリブ→2小節のアドリブ→1小節のアドリブ
と順番に一人ずつ回ってくる。最後は1小節ごとで、なんとも気ぜわしい。
みんなしてげっそり。

ニクラスは友人と「1拍ずつ」というアドリブごっこ(?)をやったことがあり、面白かったと言っていた。
いやはや。
コメント
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