オヤジの故郷である岐阜県土岐市には、
昔からの独特なカツ丼がある
『てりかつ丼』
普通、一般的にカツ丼と言えば…
豚かつと玉ねぎを醬油味の割下で煮込んで、
卵とじにしてご飯に乗せられているのが普通
オヤジはガキの頃からこの『てりかつ丼』を食べて育った
高校生までは『てりかつ丼』が普通なのだと真剣に思っていたほど…
そんな『てりかつ丼』を食べさせる代表的な元祖と言われるお店が『かつ丼の店 ちちや』
土岐市にあるかつ丼の老舗?である
土岐市でかつ丼と言ったら普通に皆が、
『ちちや』と言うだろう…
この『ちちや』はこのブログでも何度か投稿した事がある
しかし、
何度も食べに行ってはいるが、
昔食べた味がここ最近では感じなくなってきていた…
何か違うと薄々気になっていた
世間的に言えば、味が落ちた…である
最初は自分の舌が変わってしまったのか?と思ったほど
先日、友人と故郷に立ち寄る用事があって、
昼飯は何を食べようか?となった
友人からかつ丼を食べたいならと知らなかったお店に連れていってもらった
『旭家食堂』
玄関先の暖簾には『うどん』の文字…
かつ丼がメインではないのか?
食堂なのでかつ丼以外にもいろいろメニューは取り揃えてある
店内はまさに昭和な感じの残る雰囲気
ちょうど昼時とあってサラリーマンらしきお客さん3人と、
常連なのか?近所のお婆さん3人の先客があったがテーブル席へ座れた
見上げる壁には木札に書かれた食堂ならではのメニューがズラリ
とりあえず、かつ丼並と中華そば小を注文
そう、この『てりかつ丼』を食べる時は、
中華そばをセットで食べるのが通である
地元では当たり前で、お婆さん3人組の一人のお婆さんも同じメニューだった…(^^;;
まずは中華そばのスープから…
鶏ガラスープのあっさり感ある昔ながらの支那そばで美味い!
かつ丼はどうだ?
端っこから特製ソースを練り付けて…
おぉ、これこれ!この味だ
昔を思い出す一口目に感じるソースの酸味があって、
後から甘味が増してくるのでご飯を一緒に食べたくなる
美味い!
この『てりかつ丼』のソースをデミグラスソースと表現されるが、
甘さ加減と酸味がデミグラスソースとは違うように思う
このソースは秘伝らしくレシピは限られた人しかわからないらしい
門外不出のソースだとか…
それにしても、
昔は同じ市内に住んでいながら、
この店の存在を知らないでいたとは…(ー ー;)
店自体は古いようで店内には昔のメニュー表が飾られている
よ〜く見ると、うどん金六銭とある…
いつの時代のメニューなのだろう…
でも、当時には『てりかつ丼』は無かったようだ
帰り際に、お店のおばちゃんが、
16日の日曜日の夕方にテレビに出るから観てね♡と言われた
老夫婦が営なむ食堂なのだが、
やっぱり店の存続にはマスコミの力が必要なんだと感じられた
今、岐阜県の東部の東濃地方では御当地かつ丼がちょっとした評判
この土岐市は『てりかつ丼』
お隣の瑞浪市は『あんかけかつ丼』
さらに中津川市は『しょうゆかつ丼』
今度は瑞浪市のあんかけかつ丼を食べてみたい^_^