安保法案が参議院特別委員会で審議されている中、8月30日には、全国的に大がかりな反対運動が展開された。
東京では国会議事堂前に10万人の人が集まり、大阪でも扇町公園に、前回の1万人を大きく上回る、2万5千人の人が集まった。
東京・大阪だけではなく、全国各地で人々は集会を持ち、反対の声を上げた。
私も大阪・扇町公園の集会に参加した。
前回も、扇町公園に集った人々の多さに、私は、驚きと興奮を禁じ得なかった。
そして今回、更に膨らんで公園を埋め尽くした人々の波!
今回の集会で特に感動的だったのは、参加者の多さだけでなく、様々な分野の方が、多少の意見の違いを越えて、「平和」の一点で
集まられたことだ。
集会の進行を若者が担当したことに始まって、実に様々な方が、壇上に立たれ自分の思いを述べられた。
法案反対を標榜している様々な団体の代表はもちろん、落語家にお坊さん、在日韓国人の女性に、創価学会員の女性‥etc。
それぞれの方が、ご自分の肌で感じ頭で考えたことを、ご自分の言葉で、勇気を持って語られる。
私はその姿に、大きな感動と勇気をいただいた。
それは、今までの政治的な集会には、あまり無かったことだ。
そのことは又、今回の安保法案が、単なる政治信条とかかわりなく、人間的な願いにいかに反したものであるかを物語っているのだ
とも思う。
しかし安倍首相は、他のことには目をつぶってでも、安保法案だけは何が何でも押し通そうと躍起だ。
政治権力は確かに手ごわいが、私たちはこれからも諦めることなく運動を続けていかなければならない!と、今強く思っている。