靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

子供言葉、信じているのになんで?

2013-05-12 01:04:14 | 子供言葉
夕食前テーブルをセットしながら突然、


次女九歳: パパはゴッド(神)を信じているのに、何でクリスチャンじゃないの?


75パーセント近くがクリスチャンとされる合衆国、周りのお友達にもクリスチャンの子が多い。


私: 色々な宗教があって、ジーザス、アッラー、ハシェム、ブッダ、八百万の神、ヒンドゥーの神々、シャーマニズムなど、それぞれの宗教で、何らかの「人間を超えた至高存在」が信じられていてね。どの宗教も本来それらの「至高存在」に近づこうという試みであって、世界中にその道筋はいくつもあるのよ。

パパもママもね、「ゴッド」というのは無限で、言葉にはおさまりきらないと感じていてね。この形ある世界で「「至高存在」」に近づこうとするには、宗教などの具体的な道が必要なのだけれど、「ゴッド」や「至高存在」と呼ばれるものの上にも、限りない存在が続いているように感じているのよ。ジーザスもアッラーもその「無限」の一つの形。だからパパとママの信じる「ゴッド」は、ジーザスでもあり、ハシェムでもあり、アッラーでもあり、アマテラスでもあり、ブッダでもあるといえるのかもしれないね。自分にしっくりとくるもの、縁のあるものから学ぶといいね。

パパはクリスチャンとして育って、ママは仏教や神道の雰囲気の中で育って、こうして故郷を離れて異国の地で暮らしている。異国の地に異人として暮らすパパとママにとって、あなたたちに内面的なことを伝えるためには、周りの雰囲気といったものだけではなかなか足りないと感じていてね。ディアスポラ(離散)を経て生き残ってきたユダヤ教には、どこにいてもアクセスできる何千年もの間書き記されてきた資料が豊富で、だからユダヤ教にも学ばせてもらっているのよ。

ママの言ってること分かるかな。


次女:何となく。


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