靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

家の切り盛り分担、話し合い

2012-03-12 01:21:12 | 子育てノート
家の中の雑用。雑用割り当てリストというのが一応壁に貼ってあるのだけれど、やれ宿題がやれレゴリーグがプロジェクトの締め切りがと、時がたつにつれすっかり壁の模様の一部と化し・・・。言われたらするかも状態。

春休みを機に立て直し。

前回は親が作成して貼り出す、だったけれど、今回はリスト作成から子ども達と共に。共に作り上げるのならば子ども達もより主体的にコミットできる、はず、と前回の反省点を生かして。

以前読んだ“The 7 Habits of Highly Effective Families”by Stephen R. Coveyなども参考にしながら。

まずは「家を切り盛りしていくために何が必要なのかリスト」を作る。部屋掃除、トイレ掃除、ゴミ集めゴミ出し、洗濯、皿洗い、ベッドの整え、魚鳥犬植物の世話、食事の支度、糧を得る、車で送り迎え・・・。これだけあるからママとパパだけじゃあ無理だよねえ、などと言いながら。

次にどうしてする必要があるのか?を話し合ってみる。ほったらかしにしておくとぐちゃぐちゃになっちゃうから~、きれいな家だとすっきり気持ちいいから~、大きくなったときの練習になるから~。そして少し掘り下げた内的な理由も。家を皆で作っていく喜び、手伝うことの喜び、与えることの喜び、というようなこと。皆の意見をまとめあげる:

目的:
きれいに整理された家(貴い場という意味を込めてtempleと言う言葉を用いて)を作るため。
助け合い与えることを楽しむため。

後者の大切さをもっと日常的に思い出してもらいたい、と願う父母。それにはまず体現、と背筋を伸ばし。

次に書き出されたリストを見ながら、「誰が何を」担当するか「いつ」するかを話し合っていく。糧を得ることや車の運転は親が担当するしかないね、料理もママがほとんどだけれど弁当作りやテーブルの準備片付けは子ども達でできるね。下二人にはまだほとんどが無理だけれど、靴を並べたりペットの餌やり植物の水やりはできそうね。ゴミをまとめて出すのは重いからこれは一番大きな子かな。わいわいがやがや、時には言い合いにもなりながら。エクセルでチャートにし、長女が色づけしてカラフルに。


あとは週一回、何ができ何ができなかったか?を話し合う機会をとること。そして生活の変化に伴いアップデートしていく。この週一皆で振り返る時間をとることの大切さ、前回身に染みて思ったこと。

しっかりした構造を作っておくと、いちいち何をすべきなのかと言い聞かせる必要もない。生活が随分と楽になる。常々思っていること。そしてその構造が、中にいる者皆で共に作り上げたものであればあるほど、一人一人が主体的に動いていけるのだろう。

今までの失敗成功、生かしつつ。


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