感謝の気持ちを感じられるよう育てること、それは子育ての根幹・土台に据えることなのだと思っている。
感謝の気持ちを失うとき、人は傲慢になりやがて行き詰まる。感謝は、何かを与えられたという事実を受け入れること、自分が相手に世話になり何かを負っていると認めること、自分が一人では生きていないということの自覚。感謝することで、傲慢さは謙虚さに変わる、小さな自分がむき出しになる。
感謝は「当然ではない」と認めることでもある。感謝の気持ちをもつことで「あって当然」「してもらって当たり前」「もっとしてくれて当然」そんな態度にストッパーがかかる。
失って初めて有難さを思い知ることがある。病気になって健康の、事件事故災害にあって普段の生活の、戦争になって平和の。想像力をフルに使って「ない」ということを想像してみる。「ない」という可能性をありありと想像できるとき、「ある」という不思議(wonder)を思うことができる。「ない」という可能性もある中で選択されて「ある」のだという視点をもてるとき、心の奥底から感謝の気持ちが湧いて来る。
ではどうやって子どもに感謝の気持ちを身につけさせることができるのだろう。以下今までの気づきや見聞きして試してみたことで「いい!」と思ったこと:
・大人が子どものモデル。まずは周りの大人が感謝の気持ちをもつ。礼儀や言葉だけの「ありがとうございます」でなく、本当に気持ちのこもった姿勢言葉行為。ありありと「ない」状態を想像できるのなら、そんな姿勢も自ずと生まれてくるはず。
・朝目が覚め一番に息をしているという不思議(wonder)を思う。何十兆もの細胞が働き心臓が規則正しいリズムで血液をパンプし見ることが聞くことが匂うことができ、部屋には空気が溢れ月が星が太陽が光を注ぎ。「ない」可能性もある中でこうして「ある」不思議。朝目が覚めたらまず感謝することを習慣づける。一日を生きていることへの感謝で始める。この習慣は大人になっても必ず大きな力になる。
・感謝のリストを書き出すまたは口にする時間をとる。毎晩寝る前、一日を思い出しながら感謝することを言い合う。毎日10や100書き出すと決めて実行する。楽しい夢をみた、玄関先の花がきれいだった、真っ青な空に樹氷が輝いていた、カフェのウェイトレスの笑顔が素敵だった、何でも書き出してみる。最初は見つけにくくても慣れてくると100なんかじゃ足りなくなってくる。そして辛いこときついこと何を見ても感謝の視点が湧いてくるように。感謝すること10リストメールを友人間で毎日交換することで全く生きる姿勢が変わったという話も聞いたことがある。
・感謝の気持ちを形にする。何かしてもらったら「ありがとう」と伝えるようにさせる。ホリデイシーズン、プレゼントをもらうことが多くなるけれど、サンキューカードを書いたりお返ししたり。もらうばかりでなく周りの人にあげるようにもする。プレゼント一緒に買いに行って選択し、きれいに包んだり、その人がしてくれたことをカードに書き出したり。先生だから教えてくれて当然、事務員だから事務して当然、掃除する人だから掃除して当然、「当然ではない」という視点を形で表す。
・過程を体験させる想像させる。食物が食卓にあがるまでにどれほど多くの人の働き自然の恵みが必要か。実際に農場へ出向いたり流通を追ってみたり。ひじをついているテーブル、座っている椅子、包まっているブランケット、温かいセーター、心地よい家、目に入るもの何一つとっても多くの人のそしてそれらの人々を生かす条件が揃っているおかげでそこにあるのだということを想い出させる。
・物を大切にする。またすぐに買い換えればいい、というような姿勢を見せない。むやみに壊させない。壊すより作る大変さ楽しさを教える。次から次へより一つ一つのものへの感謝の気持ちを育てるよう。
・時間を大切にする。だらだらと一日中テレビを見させたり、時間を無駄にしない。「時間潰し」というような言葉を使わない。限られた一時一時を大切に感謝するという感覚を養う。
不思議(wonder)を想う気持ち、それが感謝に繋がるのだと思う。「当然」なんてものはない、そこにはいつも不思議が隠れている。世界はワンダーに溢れている。
今日も子ども達と生きているという不思議に感謝していきたい。
感謝の気持ちを失うとき、人は傲慢になりやがて行き詰まる。感謝は、何かを与えられたという事実を受け入れること、自分が相手に世話になり何かを負っていると認めること、自分が一人では生きていないということの自覚。感謝することで、傲慢さは謙虚さに変わる、小さな自分がむき出しになる。
感謝は「当然ではない」と認めることでもある。感謝の気持ちをもつことで「あって当然」「してもらって当たり前」「もっとしてくれて当然」そんな態度にストッパーがかかる。
失って初めて有難さを思い知ることがある。病気になって健康の、事件事故災害にあって普段の生活の、戦争になって平和の。想像力をフルに使って「ない」ということを想像してみる。「ない」という可能性をありありと想像できるとき、「ある」という不思議(wonder)を思うことができる。「ない」という可能性もある中で選択されて「ある」のだという視点をもてるとき、心の奥底から感謝の気持ちが湧いて来る。
ではどうやって子どもに感謝の気持ちを身につけさせることができるのだろう。以下今までの気づきや見聞きして試してみたことで「いい!」と思ったこと:
・大人が子どものモデル。まずは周りの大人が感謝の気持ちをもつ。礼儀や言葉だけの「ありがとうございます」でなく、本当に気持ちのこもった姿勢言葉行為。ありありと「ない」状態を想像できるのなら、そんな姿勢も自ずと生まれてくるはず。
・朝目が覚め一番に息をしているという不思議(wonder)を思う。何十兆もの細胞が働き心臓が規則正しいリズムで血液をパンプし見ることが聞くことが匂うことができ、部屋には空気が溢れ月が星が太陽が光を注ぎ。「ない」可能性もある中でこうして「ある」不思議。朝目が覚めたらまず感謝することを習慣づける。一日を生きていることへの感謝で始める。この習慣は大人になっても必ず大きな力になる。
・感謝のリストを書き出すまたは口にする時間をとる。毎晩寝る前、一日を思い出しながら感謝することを言い合う。毎日10や100書き出すと決めて実行する。楽しい夢をみた、玄関先の花がきれいだった、真っ青な空に樹氷が輝いていた、カフェのウェイトレスの笑顔が素敵だった、何でも書き出してみる。最初は見つけにくくても慣れてくると100なんかじゃ足りなくなってくる。そして辛いこときついこと何を見ても感謝の視点が湧いてくるように。感謝すること10リストメールを友人間で毎日交換することで全く生きる姿勢が変わったという話も聞いたことがある。
・感謝の気持ちを形にする。何かしてもらったら「ありがとう」と伝えるようにさせる。ホリデイシーズン、プレゼントをもらうことが多くなるけれど、サンキューカードを書いたりお返ししたり。もらうばかりでなく周りの人にあげるようにもする。プレゼント一緒に買いに行って選択し、きれいに包んだり、その人がしてくれたことをカードに書き出したり。先生だから教えてくれて当然、事務員だから事務して当然、掃除する人だから掃除して当然、「当然ではない」という視点を形で表す。
・過程を体験させる想像させる。食物が食卓にあがるまでにどれほど多くの人の働き自然の恵みが必要か。実際に農場へ出向いたり流通を追ってみたり。ひじをついているテーブル、座っている椅子、包まっているブランケット、温かいセーター、心地よい家、目に入るもの何一つとっても多くの人のそしてそれらの人々を生かす条件が揃っているおかげでそこにあるのだということを想い出させる。
・物を大切にする。またすぐに買い換えればいい、というような姿勢を見せない。むやみに壊させない。壊すより作る大変さ楽しさを教える。次から次へより一つ一つのものへの感謝の気持ちを育てるよう。
・時間を大切にする。だらだらと一日中テレビを見させたり、時間を無駄にしない。「時間潰し」というような言葉を使わない。限られた一時一時を大切に感謝するという感覚を養う。
不思議(wonder)を想う気持ち、それが感謝に繋がるのだと思う。「当然」なんてものはない、そこにはいつも不思議が隠れている。世界はワンダーに溢れている。
今日も子ども達と生きているという不思議に感謝していきたい。
そうですね、これは私も子供たちに伝えていることです。こうしてマチカさんが具体的に書いてくださったことで、今後の伝える方法や表現の幅が広がります。ありがとうございます。
子どもの頃から大切なこととして土台に据えておくと、例えふわふわと飛んでいってしまう時期があったとしても、戻ってこられるのかもしれませんね。
「長い長い人生を過ごす為に一番大切な事だと思います。」、私もそう心に留めL暮らしていきたいです。こたろうさん、ありがとう。
シェアして下さってありがとうございます!
mirumiruさんも子供さんたちに教えていこうとされているんですね。
そう言っていただいてよかったです。私自身もこうして書き出し今の時点での整理をしておくと、この上に何をつけ足していこうなどと考えもまとまりやすくなります。
こちらこそこうしてmirumiruさんの考えなど聞かせていただいてありがとうございます。今日はこちら大雪で急遽学校休みに。5人雪の中を転げまわってます。今週は今年の学校生活最後の一週間、冬休み到来です。
Have a wonderful week!