何でも自分でしたい2歳児次男。時間がないからと周りから途中で手を貸されたり、したくてもまだまだ難しかったり、思うようにいかず手足をバタバタさせて泣き叫ぶこともしょっちゅう。
昨日も帰宅したガレージの車の中。自分ではずしたいシートベルト、なかなかうまくいかず。横から見かねた姉の一人がはずしたとたん、のけぞって泣き叫びカーシートから転げ落ち助けようとする手を振り払いまたよじ上ってシートの中でワンワンと。抱っこしようと手を差し伸べようが、お姉ちゃんは助けてあげようと思ったんだよと諭そうがワンワン。
荷物を降ろしたり整理したりとしばらくしたあと、相変わらず泣き叫んでいる次男に顔を近づけ目を大きくして少しささやくような声で言ってみる。
「ろい(名前)、お庭のパンプキン、ムースが食べちゃったかな」
ピタリと泣き止み、大きな目をして私の顔をじっと見る。ちょっと疲れた表情、何でこんなことになっちゃうんだろうって僕だってもうたまらなくって、という声が聞こえるよう。
コクリと頷きながらやっと腕の中におさまった次男を抱っこし前庭へ。雪の上にたくさんのひずめの跡。ほんの少しだけオレンジ色の皮が真っ白な雪の中に埋もれている。
「むしゃむしゃ食べちゃったんだね。今度ムースに美味しかったか聞いてみようか。今頃お腹いっぱいになって山の中で気持ちよく寝てるのかな」涙をためた目でうんうんと頷きながら、「むしゃむしゃ」「聞いてみるの」「ねんね」と相づちを入れる次男。
家に入るとすっかりご機嫌になって遊び始める。しばらくして膝の上にのってきた次男。
「ろい、えんえん泣いてたね」
「うん、えーんえーんて、自分でできるのおって」
照れ笑いしながら答えると、お気に入りの車の玩具を手にまた走っていく。
子どもが癇癪起こしたり取り乱しているとき、真正面から向き合いこちらもヒートアップして互いに火に油を注ぎ合い、ということを何度何度も繰り返してきた。そして徐々に少しずつまずは「ずらす」のがいいのだと学んでいった。今でもまだまだメラメラとしたやり取りにはまり込むこともあるけれど。
「ずらす」のは「ムースに食べられたパンプキン」だったり「ひんやりとした夕闇の空気」だったり「キラキラ光るつらら」だったり「遠くに聞こえる犬の遠吠え」だったり。五感への働きかけに、はっと「ずれる」瞬間。
まずは落ち着きゆったりとした気持ちになる、それから「はまっていた状態を客観的に見る」。もう少し大きな子とは「どうしたらそうならないようにできるか」「どうしたら改善していけるか」などと話し合ったり。
長い間かけて気づいたことのひとつ。
昨日も帰宅したガレージの車の中。自分ではずしたいシートベルト、なかなかうまくいかず。横から見かねた姉の一人がはずしたとたん、のけぞって泣き叫びカーシートから転げ落ち助けようとする手を振り払いまたよじ上ってシートの中でワンワンと。抱っこしようと手を差し伸べようが、お姉ちゃんは助けてあげようと思ったんだよと諭そうがワンワン。
荷物を降ろしたり整理したりとしばらくしたあと、相変わらず泣き叫んでいる次男に顔を近づけ目を大きくして少しささやくような声で言ってみる。
「ろい(名前)、お庭のパンプキン、ムースが食べちゃったかな」
ピタリと泣き止み、大きな目をして私の顔をじっと見る。ちょっと疲れた表情、何でこんなことになっちゃうんだろうって僕だってもうたまらなくって、という声が聞こえるよう。
コクリと頷きながらやっと腕の中におさまった次男を抱っこし前庭へ。雪の上にたくさんのひずめの跡。ほんの少しだけオレンジ色の皮が真っ白な雪の中に埋もれている。
「むしゃむしゃ食べちゃったんだね。今度ムースに美味しかったか聞いてみようか。今頃お腹いっぱいになって山の中で気持ちよく寝てるのかな」涙をためた目でうんうんと頷きながら、「むしゃむしゃ」「聞いてみるの」「ねんね」と相づちを入れる次男。
家に入るとすっかりご機嫌になって遊び始める。しばらくして膝の上にのってきた次男。
「ろい、えんえん泣いてたね」
「うん、えーんえーんて、自分でできるのおって」
照れ笑いしながら答えると、お気に入りの車の玩具を手にまた走っていく。
子どもが癇癪起こしたり取り乱しているとき、真正面から向き合いこちらもヒートアップして互いに火に油を注ぎ合い、ということを何度何度も繰り返してきた。そして徐々に少しずつまずは「ずらす」のがいいのだと学んでいった。今でもまだまだメラメラとしたやり取りにはまり込むこともあるけれど。
「ずらす」のは「ムースに食べられたパンプキン」だったり「ひんやりとした夕闇の空気」だったり「キラキラ光るつらら」だったり「遠くに聞こえる犬の遠吠え」だったり。五感への働きかけに、はっと「ずれる」瞬間。
まずは落ち着きゆったりとした気持ちになる、それから「はまっていた状態を客観的に見る」。もう少し大きな子とは「どうしたらそうならないようにできるか」「どうしたら改善していけるか」などと話し合ったり。
長い間かけて気づいたことのひとつ。
日々そう心がけたいです。はまりにはまってうんうんと苦しむ自身、「ずらす」ことでそんな自身を「観る」ことができます。すっと力が抜け、何か解決のための新しいアイデアも出てきたり。
子ども達との生活を通して様々気づかされます。こちらこそ、こうして分かりやすくまとめていただいてありがとうございます!
何でもやりたい、何でも思い通りに、あれも嫌これも嫌…って
最初の反抗期みたいなものですね
世界が自分中心に回り、我慢とか後でね♪、とか否定される事に耐える能力が備わってない時期
一番可愛いけど一番大変な時期だよね~
うちは長男は、癇癪とかイヤイヤ期がなくて2才の頃はそういう悩みが無かったのですが、大きくなっていくうちに、長男は全くこだわりが無い性格だと判明!!
友達や兄弟とはそれゆえ喧嘩もなくいいのですが、事に勉強にはこだわりが不可欠!!
ここまで頑張ろうとかこれを覚えてみたいとか全く無いですね…頭を抱えています
やっぱり、反抗期みたいなプロセスはちゃんと辿らないといけませんね~
うんうん、自分中心言われたとおりのことをしたくない、たどたどしいしゃべり方とか仕草とかむちゃくちゃ可愛い時期だけれど、大変な時期だよね。反抗しまくってたと思ったら「だっこ~」と赤ちゃんみたいになったり。こうやって自立と依存を行き来しながら育っていくんだろうね。
長男君、それはかなり育てやすかっただろうね!こだわりがあまりないんだね。周りにもいます。玩具もすぐに欲しがる子にあげて、相手がAがいいなら私はBでもいいわよ、と。無理言われてとかで無くハッピーで。周りにいてもスムーズな雰囲気になるよ。
長男君今のところ勉強とかにもこだわりが見えなかったりするんだね。親として気持ち分かるよ。でもそういう子って本当にここぞと思うときはものすごい力を発揮したりもするんじゃないかと思ったりもするよ。あれもこれもとこだわるより、ここぞというときに、というのも頼もしいよ。まだまだ長男君の目にはこだわるほどのものが現れてないのかもしれないね。長男君の成長楽しみ。
ありがとう、シェアしてくれて。今日も二歳児に付き合うよ。(笑) こちら今週は大きな行事感謝祭。お祝いホリデイムードに包まれてます。そちらももうすぐ師走だね。年末年始とお祝い続きだね。楽しもうね、無理せずはじけて。ありがと~。