靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

風邪の対処いろいろ

2011-01-28 00:15:38 | 出来事や雑感や (子育て)
三女、次女、ときて、昨夜から次男1才半、熱。まあ、元気に学校へ行ってる上2人は昼間家にいないけれど、寝転がってゴホゴホいう姉達と一日中密室で暮らしているのだから、うつらない方が奇跡かもしれないな、とは思っていた。治りつつあった三女とも絡み合って一日中キャーキャー遊んでいたし。

それにしても、この時間差・・・、一人治れば次、いいんだかわるいんだか。家にこもる日々が続く。

今までの風邪、だいたい一日で熱も下がり元気になっていたのだけれど、今回は結構強いウイルスのようだ。2日程高熱が続き、気管支がやられた。


病院に電話して、アドバイスをもらう。

「熱が出たら、とにかく冷やしなさい。水風呂でもいい。薄着させ、氷を体中にあてるのもいい。冷やして体温を下げる。」

こちらでは熱がでるとこう言われる。暖かくして汗をガンガンかいて体温を下げる、だった、少なくとも私が小さな時は。あれは私の家庭だけのこと?身体は冷やさないように、というのが日本では主流だったような。「汗」も冷やすことではあるけれど、自身の身体の働きによって冷やすのと、外から氷などで冷やすのとではかなり違うだろう。日本でも氷枕などで頭部を冷やすことは昔からしてきたのだろうけれど。

まあ熱は、基本的に白血球が戦って身体が自然に治癒しようとしているわけだから、高すぎず体力を消耗しすぎないのなら、しばらく様子を見る方がいいのだろう、と個人的に思う。


「3日下がらなかったら、or華氏105度(摂氏40度近く)になったら病院へ来なさい。」

それまでは家で何とかする。長男が1才半だった日本滞在時、鼻水たらして咳をしていたので旅行中にこじらせないように、と病院へ行ったことがある、インフルエンザA型だからと、即入院だった。熱もなかったのだけれど。長女妊娠中、病院の囲いのついた檻のような一人用ベットで、長男と2人1週間ほど暮らしたのを覚えている。

こちらだったら、家で治していたのかもしれないな、A型といえども上記の条件にひっかからなかったら。肺炎でも抗生物質を出され、自宅療養と聞くし。


「タイラノールを飲ませなさい。」

こちらでは調子が悪くなるとまずはタイラノール。鼻水、喉痛、腹痛、熱、とにかくまずは、タイラノール。風邪の症状、解熱、痛み全般に効くとされる。

このタイラノール、リコールが出、去年、半年ほど?市場に出てなかったけれど、最近復活したようだ。タイラノールが店の棚からなくなったときには、この国は一体これからどうなってしまうのだろう、と思ったりもした。



風邪にかかることで免疫力をつけていく、ということもあるだろう。回復して様々な面でひとまわり大きくなったような子供達に驚くこともある。

次男の年で体調を崩した、ということは多分今日は一日中おんぶに抱っこだろうなあ。覚悟する朝。


上二人の学校の様子を聞いても風邪、かなり流行っているようだ。こちらに住む方々、今年は寒い冬と聞く日本に住む方々、世界各地におられる方々も(南半球は夏真っ盛りだなあ)、お気をつけて!


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (旅人パンダ)
2011-01-28 00:31:59
少しでも早く皆様が元気になるようお祈りしますね!
返信する
Unknown (OYABAKA)
2011-01-28 03:34:27
私、全くマチカさんの考え方同意!

こちらの人間は(こちらだけに限らないのかも。。現代人?)は薬を使いすぎると思う。

特に、熱が出ている時に、熱を下げるというのには反対(もちろん、高熱が長く続く場合は別だけど)。マチカさんの言われる通り、白血球がウィルス、バクテリアなどの外敵と戦っている時に熱がでているのだから、それをあえて下げるのは、その免疫力を下げるのでは。。。。

私も、熱が出た時は、布団たくさんかぶせられ、部屋をどんどん温かくして(冬だったら、うちでは火鉢とか使ってました)、汗いっぱいかかされた治療法でそだちました。(頭は冷やしたし、着替えは何回もしました)

もちろん、状況によっては体温を下げなければいけない状態もあるかもしれないけど、風邪とかフルの場合はねえ。。。
自然に下がるまで待った方がいいとおもう。人間の自然治癒力って、薬よりもすごいよね。

私なんて、幼稚園で働き始めた時、1,2年は次から次に子供達から色んな菌もらって(おたふく風邪も含む)、ずっと病気してました。でもそのおかげか(あらゆる風邪に対して免疫ができたのか)、その後ほとんど病気にかからなくなりました。

自分の経験から、子供の頃に色々病気した子は、結構大きくなってからあまり病気しないよね。そうして体が自然に免疫力をつけていくのでしょうね。

以前、"生後、6ヶ月を家畜のいる農場で育った子供は、一般の子供に比べてアレルギーにかかりにくい”という研究結果を聞いた事があります。
小さい頃に、ある程度色んな"Germ"に接していく事は、全く無菌の中で育てられるより、体にとっては良い事なのでしょうね。

といいながらも、"Purell"が発売された時には、手を上げて喜んだ私、子供に対してはどうしても過保護になりがちです。


その上、今は治療の関係で膨大な数の薬に頼っている私。最初、拒否したら、とんでもない事になってしまったので、短期間だけだから。。。と心に言い聞かせ、夫の言う通り(彼は、ちょっとした事でも、薬で楽になるなら、使った方がいいという性分)、迷惑かからないようにおとなしく使ってます。

でも治療終了後は、もっと自然に体質改善できるものを求めていこうと思ってます。

長くなってしまいました。。ごめんね。

お子ちゃま達の早い回復お祈りしてます!
返信する
旅人パンダさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2011-01-29 03:54:07
ありがとうございます!パンダさんもご自愛くださいね。
返信する
OYABAKAさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2011-01-29 04:37:40
薬、どう使っていくか、その時の様子をみながらみていきたいね。

こちらと日本と、色々違いはあるけれど、薬をすぐに使うという面では、現代のメジャーな医療ではどちらも同じなのかもしれないね。

不快、そして目の前に不快さを取り除いてくれるカプセルがある、じゃあなんでわざわざ我慢する必要があるんだ、みたいな。

その場その時はよくなるかもしれないけれど、長い目、身体全体からみた視点は?と疑問に思うこともあるよ。でも確かにひとまず不快さにエネルギーが吸い取られることを防いで、回復する体力を促していく、という面もあるかもしれないなあとも思う。その時の様子をみながらだね。

こちらでの出産の時にも感じたよ。なんでわざわざ痛い思いをする必要がある?無痛分娩という選択があるのに。歯を麻酔なしでぬいたりする?という雰囲気があったなあ。むちゃくちゃ合理的だよね。(笑)

OYABAKAさん、汗いっぱいかく方法で熱下げてたんだね。やっぱり自身の身体から分泌されるものによって体温を下げる、という方が自然のサイクルで身体の力を上げていくことになるように感じるなあ。

「人間の自然治癒力、薬よりもすごい」、本当だね。自然治癒力を高めていくような方法がどんどん開発されるといいのにね。身体に自然に備わった力を強めていけるような方法。カプセル一つでどうのこうの、というよりやっぱり生活習慣から食べ物から環境からメンタルな面から、普段の暮らし方が大きいのだろうね。

幼稚園で働いていたとき、そんなにたくさん病気したんだね。でもその後体調を崩さなくなったんだね。その場その時だけみていたのでは、わからなかったことだよね。

「小さな頃に病気しておくと大人になってから丈夫」、確かに私もその典型かも。本当にたくさんの病気をしてきたけれど、ここ数年は風邪もひかなくなってるんだよね。嘘のように丈夫になりました。

農場、私も聞いたことあります。ある程度汚いほうがいいんだよね。インフルエンザにかからない方法ー手をなるべく洗わない、なんてことを聞いたこともあるよ。(笑) ギョウチュウを腹に飼っておくとアレルギーにならない、という研究もあったよね。

「Purell"が発売された時には、手を上げて喜んだ私」、うん、よくわかります。私も汚いことに対して過剰に反応する自分がいたのですが、5人プラス犬、のおかげか、かなりダラダラになりました。今度はダラダラすぎにならないようにしないと。(笑)


治療、もうすぐ一段落ですね。やはり強い薬を使うと、身体の力だけでは対応できないよね、まずは強い薬で副作用の症状を和らげて行かないと。短期間だしね。無理しないでね。薬のせめぎあいの下で、OYABAKAさんの身体本来の力もみなぎり、あふれでてくると信じてます!応援してるからね。

夫さんのスタンス、よく分かる。家もそういうところある。

治療終了後の体質改善、また色々聞かせてくださいね。

いろいろ考えさせられました。こうしてコメント下さって感謝してます。

おかげさまで下3人回復、と思いきや今日から長男です・・・。レッスンは続きますね。(笑)OYABAKA家の子供達もお気をつけて!
返信する

コメントを投稿