靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

雪中ハイキング、変わらないもの

2013-03-17 03:01:02 | 風景・散歩・旅
雪舞う中、ハイキング!


カリフォルニアからの客人を連れて。


晴れていたならば、アンカレッジを一望できただろうにというフラットトップ山。

一望・・・。


客人と話しながら歩く。

メキシコ出身の両親を持つというその客人。走り回る子供達をニコニコと見守りながら、

「さて、五人それぞれのパーソナリティーはどういった感じかね」と。

「パーソナリティーですか。成長につれ変わっていきますからねえ」

自分の中に、この子はこうだとあまり決め付けたくない気持ちがあるのを感じつつ、そう答える。すると、

「いや、パーソナリティーというのはね、一生変わることがないものなんだよ。変わるのは、行動や考え方であって。知識や知恵をつけるうちに、馬鹿になっていく者もいれば、賢くなっていく者もいる」

メキシコでは多くの人々が、伝統的にたくさんの名前を持っているのだそう。母方と父方の苗字、プラス、あれやこれや。その中に、誕生時にその子のパーソナリティによって付けられる名前があるという。子供時代様々な手続きでフォームを渡されると、いつも名前を書く欄にどこまで書けばいいのかとまどったと、笑いながら。

用意はいい?とウインクし、ご自身の名前を唱える客人(「唱える」と感じたほど長い!)。

変わらないものと変わるものと。

もし変わらないものがあるとするならば、

その変わらない中心から、

少しでも良きものを生み出せるよう助けていきたい、

そんなことを思いつつ。


それ~。


ベンチ!


トンネルくぐり。


森の住人に。


静かだね。


よしまた出発!


登って走って。

ほっと一息。


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