「昨日プレーデートした家ね、六歳の子なんだけれど、今まで一度もテレビを見たことないっていうの。その子ね、もう違う世界の住人というか、ピュアで全く摺れていないというか」
驚いた顔をして言う友人。私自身テレビのない家というのを何件か知っている。子供達は確かにそれと分かる雰囲気を持っている。
先週訪ねた小児科医の壁には、「テレビの見過ぎは学習障害に繋がります」という記事が貼ってあった。子供によって、影響を受けやすい子と受けにくい子というのがいるのだろう。毎日テレビつけっぱなし、小さな頃からスクリーンのキャラクターを操るゲームに浸っている子供でも、学習成績優秀という子を何人か知っている。
テレビの見過ぎが子供達に影響を与えるのは、学習成績といったことよりも、物事に対する「繊細さ」のように感じる。相手の気持ちや、周りに対する丁寧さ繊細さ。切り取られのっぺりとした架空の世界が当たり前となり、五感で触れる現実の微妙な変化や色彩に疎くなる。
アメリカの子供達がテレビを見る平均時間は、1日5時間だそうだ。1年に4万のコマーシャル、18歳までに20万の暴力的映像を見ているそう(by the National Institute on Media and the Family)
これはいくら何でも多過ぎるのじゃないかと思うけれど、こういった現実の中で、あまりにも「繊細」であっても、生きにくいだけかもしれないな、そう感じることがある。守り続けてあげられるのならばいいが、家は経済的にも時間的にも、そんな環境を作り出す(冒頭のお子さんのように私立やホームスクールや)ことは難しい。ある程度の「荒さ雑さ鈍さ」は、この世を渡っていくために必要なのかもしれない、特にこのタフなアメリカ社会、そう思う。
全く見ない子や見過ぎの子よりも、適度に見る子の方が、学習面では優れた結果を出すという統計もあるらしい。適度に見ることが脳への刺激にもなると。
我が家では、ケーブルをひいておらず、テレビをつけるという習慣がないのだけれど、DVDはちょこちょこ見ている。外へ行けば、コマーシャルが珍しいようで子供達は釘付けになる。
大切なのは、どれくらいの長さ、そして何をどう見るかだろう。素晴らしい内容の番組やDVDもたくさんある。一緒に見て、一緒に笑い転げ、内容について話し合ったりするのもいいだろう。
うまく活用していきたい。
参考:
"Pros and Cons of Watching Television" By Jimmy Hermann
"The pros and cons of television viewing for children" by University of Missouri Extention
驚いた顔をして言う友人。私自身テレビのない家というのを何件か知っている。子供達は確かにそれと分かる雰囲気を持っている。
先週訪ねた小児科医の壁には、「テレビの見過ぎは学習障害に繋がります」という記事が貼ってあった。子供によって、影響を受けやすい子と受けにくい子というのがいるのだろう。毎日テレビつけっぱなし、小さな頃からスクリーンのキャラクターを操るゲームに浸っている子供でも、学習成績優秀という子を何人か知っている。
テレビの見過ぎが子供達に影響を与えるのは、学習成績といったことよりも、物事に対する「繊細さ」のように感じる。相手の気持ちや、周りに対する丁寧さ繊細さ。切り取られのっぺりとした架空の世界が当たり前となり、五感で触れる現実の微妙な変化や色彩に疎くなる。
アメリカの子供達がテレビを見る平均時間は、1日5時間だそうだ。1年に4万のコマーシャル、18歳までに20万の暴力的映像を見ているそう(by the National Institute on Media and the Family)
これはいくら何でも多過ぎるのじゃないかと思うけれど、こういった現実の中で、あまりにも「繊細」であっても、生きにくいだけかもしれないな、そう感じることがある。守り続けてあげられるのならばいいが、家は経済的にも時間的にも、そんな環境を作り出す(冒頭のお子さんのように私立やホームスクールや)ことは難しい。ある程度の「荒さ雑さ鈍さ」は、この世を渡っていくために必要なのかもしれない、特にこのタフなアメリカ社会、そう思う。
全く見ない子や見過ぎの子よりも、適度に見る子の方が、学習面では優れた結果を出すという統計もあるらしい。適度に見ることが脳への刺激にもなると。
我が家では、ケーブルをひいておらず、テレビをつけるという習慣がないのだけれど、DVDはちょこちょこ見ている。外へ行けば、コマーシャルが珍しいようで子供達は釘付けになる。
大切なのは、どれくらいの長さ、そして何をどう見るかだろう。素晴らしい内容の番組やDVDもたくさんある。一緒に見て、一緒に笑い転げ、内容について話し合ったりするのもいいだろう。
うまく活用していきたい。
参考:
"Pros and Cons of Watching Television" By Jimmy Hermann
"The pros and cons of television viewing for children" by University of Missouri Extention
それでも、平日30分、週末1時間程度というのは、すごいですね。外遊びやスポーツへと連れ出し、mirumiruさんが様々な工夫をされているのが分かります。
子供達もより大きくなれば、それほど内容に気を使う必要もなくなってきますし、活発に外で活動する息子君達、家でのリラックスのひと時、おじいちゃんおばあちゃんいつもテレビの前でこくりこくりしてたなあと、きっとそれも子供時代の温かい思い出の一風景になりますね。
本当ですね、素晴らしい番組もたくさんありますね。中学生になると課題宿題の量も多く、テレビの前に座るという時間がなかなかとれないのですが、合間の息抜きなどに、テレビも活用できたならなと思っています。
シェアしてくださってありがとうございます!
息子たちには、外遊びやスポーツをさせるためなるだけ家に居る時間を減らし、テレビに搾取される時間をどうにか減らしています。番組にもよると思うのですが、アニマルプラネット、サイエンス番組は良しとしておりますが、親の思うとおりにいかないものです。
平日は30分程度、週末は1時間程度でテレビが4台もある環境で維持できています。