次女のスペリングビーの最中、隣の夫の携帯に長女からテキストメッセージが入る。「ママ何で迎えに来てくれないの!?」と。あれっ、今日はクロスカントリー部の練習が四時半まであるはずじゃないと思い、次の瞬間、あああああ~!と思い出す。
木曜日はピアノがあるから、部活を休むことになっていて、そしてそのピアノ、午前に先生から電話があり、体調が悪くて病院に行くことになったので急遽違う日に移しましょうということに。長女の携帯にピアノレッスンキャンセルの連絡を入れるの、すっかり忘れていた。
夫はすぐに仕事へ戻る必要があり、私も長女を中学に迎えに行っていたら三女と次女の学校終了時間の迎えに間に合わない。長女に学校の図書館で待っていてと伝えるも、もう閉まっているとのこと。
ということで校舎の入口で一時間ほど待つことになった長女、次女と三女と次男を連れて駆けつけ、ごめんねすっかり忘れてしまってと謝るも、無言で車に乗り込み静か。運転しながら、全くもってママの手違い勘違い、本当にごめんねと言うも、助手席で窓の外を向いたまま。頬をこすり、時々鼻をすすり、気づかれないように振舞っているものの、な、泣いてる・・・。あの気の強い長女が・・・。(長女が泣く姿というのは、本当に小さな頃の記憶にしかないほど)
ここ何日かスペリングビーで盛り上がり、ピアノももっぱらずっと三女にかかりっきり(多忙な長女は「気晴らし程度」でいいねというスタンスになっていて)。
その上元々長女は手のかからない方で、こちらがあれこれ言わずとも生活面から勉強面から自分でさっさと進めていく。長男の成績などはネットでちょこちょこ見て、ハラハラドキドキちょっとこれ大丈夫なわけ~! と声をかけることはあるけれど、長女については、波も穴もほとんどなくこなしていくので、見て!と促されて見るといった程度だったり。
手がかからないと、あれやこれや起こり続け手のかかる子に張り付いている内に、ますます後回しの後回しに。長女も毎日必死で頑張っているだよなあ、そうはっとする。
その夜は、長女により心を配ってみる。閉じた心、押して引いて押して引いて、少しずつ寄り添い。迎えに行って以来沈んでいた表情に、少しずつ笑顔が見えるようになり、学校であったことなどぽつりぽつりと話し始め。そして文句も出始める。何で連絡してくれなかったの!部活も休んじゃって待ちぼうけで。何度も何度も。こうして言葉にしてくれると、前に進み始める。謝り、これからの改善策を話し合って。そして、こちら側の状況も少し話してみる。四歳から十四歳までのそれぞれ違うニーズを抱える子のケアをするということ。
「ごめんね。ママもパパもね、他にももっとしてやれたならなあと思うことたくさんあってね。それでも身体は一つしかなくて。でもね、ママもパパもあなた達のこと本当に大切に思っているということだけは、覚えていてほしい」
最後にそう伝えると、じっと考える様子。
就寝時間、自分の部屋に向かう前に、長女がいつものようにハグしに来る。ハグが終わり、それでも座ったまま、私の顔を見つめている。そして言った。
「あのねママ、私はママをforgiveするね」
少し照れた笑顔。またハグして、おやすみなさいと言い合い。
「許す」ことで自由になるのは、他の誰でもない自分自身。
長女はそんな感覚を、少し掴んだのかなと思う。感謝を込めて。
木曜日はピアノがあるから、部活を休むことになっていて、そしてそのピアノ、午前に先生から電話があり、体調が悪くて病院に行くことになったので急遽違う日に移しましょうということに。長女の携帯にピアノレッスンキャンセルの連絡を入れるの、すっかり忘れていた。
夫はすぐに仕事へ戻る必要があり、私も長女を中学に迎えに行っていたら三女と次女の学校終了時間の迎えに間に合わない。長女に学校の図書館で待っていてと伝えるも、もう閉まっているとのこと。
ということで校舎の入口で一時間ほど待つことになった長女、次女と三女と次男を連れて駆けつけ、ごめんねすっかり忘れてしまってと謝るも、無言で車に乗り込み静か。運転しながら、全くもってママの手違い勘違い、本当にごめんねと言うも、助手席で窓の外を向いたまま。頬をこすり、時々鼻をすすり、気づかれないように振舞っているものの、な、泣いてる・・・。あの気の強い長女が・・・。(長女が泣く姿というのは、本当に小さな頃の記憶にしかないほど)
ここ何日かスペリングビーで盛り上がり、ピアノももっぱらずっと三女にかかりっきり(多忙な長女は「気晴らし程度」でいいねというスタンスになっていて)。
その上元々長女は手のかからない方で、こちらがあれこれ言わずとも生活面から勉強面から自分でさっさと進めていく。長男の成績などはネットでちょこちょこ見て、ハラハラドキドキちょっとこれ大丈夫なわけ~! と声をかけることはあるけれど、長女については、波も穴もほとんどなくこなしていくので、見て!と促されて見るといった程度だったり。
手がかからないと、あれやこれや起こり続け手のかかる子に張り付いている内に、ますます後回しの後回しに。長女も毎日必死で頑張っているだよなあ、そうはっとする。
その夜は、長女により心を配ってみる。閉じた心、押して引いて押して引いて、少しずつ寄り添い。迎えに行って以来沈んでいた表情に、少しずつ笑顔が見えるようになり、学校であったことなどぽつりぽつりと話し始め。そして文句も出始める。何で連絡してくれなかったの!部活も休んじゃって待ちぼうけで。何度も何度も。こうして言葉にしてくれると、前に進み始める。謝り、これからの改善策を話し合って。そして、こちら側の状況も少し話してみる。四歳から十四歳までのそれぞれ違うニーズを抱える子のケアをするということ。
「ごめんね。ママもパパもね、他にももっとしてやれたならなあと思うことたくさんあってね。それでも身体は一つしかなくて。でもね、ママもパパもあなた達のこと本当に大切に思っているということだけは、覚えていてほしい」
最後にそう伝えると、じっと考える様子。
就寝時間、自分の部屋に向かう前に、長女がいつものようにハグしに来る。ハグが終わり、それでも座ったまま、私の顔を見つめている。そして言った。
「あのねママ、私はママをforgiveするね」
少し照れた笑顔。またハグして、おやすみなさいと言い合い。
「許す」ことで自由になるのは、他の誰でもない自分自身。
長女はそんな感覚を、少し掴んだのかなと思う。感謝を込めて。
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