靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

マウンテン・マラソン・レース

2011-07-07 08:02:50 | 出来事や雑感や (行事)
毎年7月4日建国記念日に行われるマウンテン・マラソン・レース、今年で84回目。標高4,124 フィート(1,257 m)の「マラソン山」、頂上まで登り下りてくる3・1マイル(約5キロ)のコース。斜面の平均勾配38度、ところによっては60度!

レース参加人数には制限があり、年初めにくじ引きがある。一度参加権を得ると、翌年から参加し続けることが可能。レース前日には大人部門でオークション、子供部門で2度目のくじ引きがある。今年は約15万円払って参加権を得た人もいると!

長男の「参加してみたい!」という熱意に、「じゃあ一度登ってみようか、もしレースに出られたとしても怪我しちゃいけないし」と2週間前に試しに登ってみ、長男見事崖から落ち怪我・・・。

今年初めて観に行ってみることに。アンカレッジから車で3時間ほどのところにあるスワードという町へ。海沿いの小さな町、道には食べ物やみやげ物を売る店が並び、生演奏が響き渡る。町をあげての祭ムード。

朝7歳から16歳まで部門(半コース)、昼女性部門、夕方男性部門。

登山口にはこの人だかり。坂を下りてくる(というより飛んでいるようにみえる)一人一人に大歓声。


この坂、以前のブログにのせたけれど、こんな感じ。

この坂を全速力で走り下りてくる人々。


そして男の子、男性、ほとんど皆肌露出。

ああ、この本人たちそして周りの昂揚感、日本の「裸祭り」を思い出した。ふんどしの男衆と重なって見える・・・。(笑)

山近所のおじさんおばさんから、オリンピック走者まで。知り合いも何人か走る。長男の友人やクラスメートも見事完走。

ガンピー君の着ぐるみで完走した人(しかもかなり速く!)にも驚いたけれど、一番驚いたのは高齢の走者。60代、70代、最高齢83歳の女性男性が岩をよじ登りかけ下りてくる。

ゴール間近の白髪女性。背景に聳えるのが「マラソン山」。


ダウンタウンから登山口まで「走る」だけでもすごいのに、そこから一山登って下りてくる、しかもあんな急な斜面・・・。

ただただ拍手。

手首の骨折ってる場合じゃないと背筋を伸ばす長男。(笑)

インスパイアリングなマウンテンレースだった。


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1 コメント

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訂正 (マチカ)
2011-07-08 11:37:18
28000フィート(約8500メートル)は「elevation gain」でした。標高がこれだと「マラソン山」が世界一高い山になってしまう!

標高4,124 ft (1,257 m)に訂正。
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