靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

一旦研ぐ

2012-01-18 00:50:36 | イメージ・ヴィジョン
ストレスフルでプレッシャーの大きいときほど、今こんな時にゆったりとした時間なんて取れるはずがない、と思いがちなのだけれど、そんな時だかこそ、少しでもゆったりとリラックスする時間を創り出すといい、30分でも、10分でも。あれやこれやの課題を前にはりつめることの多い最近本当にそう思う。

1時間の子ども達とのお出かけや、30分の子ども達との散歩や、15分のホットレモンを飲みながらの会話や。今そんなことなんてしてられない、と思うときこそ、思い切って時間をとる。

すると結局はよりうまくまわっていく。フレッシュなアイデアも生まれる。

「切り続けて鈍くなったのこぎりを研ぐ」

切ることにしがみつづける自分をひきはがし、一旦研ぐ。

より自分を消した主体

2012-01-18 00:48:13 | イメージ・ヴィジョン
感覚的な話でまだまだ言葉に表しにくいのですが。


「主体的」とは、矛盾するようだけれど、自分という枠組みを超え自分を消したときに可能。

自分を消すということは、暗闇が蔓延することに対し消極的受身に何もしないということではない。

自身の内の無限と繋がりつつ、自身を消しながら立ち上がり行動を起こす。


「主体的」とは、個々の管に立つということ。内の無限に繋がる個々の管。

闇を照らすのは、より自分を消した主体。


この世で行動を起こせるのはこの肉体をもった個々の主体のみ。

この個々の存在をより純粋に使うために無限に繋がる。

個々の主体を立たせる力は、内の無限へのつながりからくる。

どんな言葉を

2011-12-22 00:00:47 | イメージ・ヴィジョン
どんな言葉が彼女の心をほぐし

どんな言葉が彼女の消えかけた炎に再び勢いを与え

どんな言葉が彼女の中枢に通る管の詰まりを流し

どんな言葉がまた彼女に笑顔をもたらすのか


悲しみの淵に固定させてしまう言葉もあれば

動きをもたらす言葉というのもある


言葉は何をもたらすのかということのみに意味がある


凝り固まったその身体に躍動を流し込む言葉を


注ぎ溢れさす、人付き合い

2011-11-23 00:54:53 | イメージ・ヴィジョン
人付き合いで、相手と自身の感情面を表すガラスのコップのようなものを思い浮かべることがある。なみなみと水分をたたえている場合もあれば、空っぽ近くなっていることもある。

空っぽ近くなっていると、張り詰めた糸のように少しの力が加わっただけでぷつんと切れる。良かれと思ってしたことも思いもよらない方向にとられたりする。

相手のコップの水分を飲み干すのでなく、注ぎ溢れさすことをイメージして付き合っていけたら。相手からいただく水分に感謝しつつ、相手のコップへも注いでいけるよう。

自身のコップにはなるべく自身で注ぐよう心がけていくと、相手にされたことに対して自身が過剰に反応することもないのかもしれない。

大切に美味しくいただきながら、相手にも自身にも溢れんばかりに注ぎ続けることをイメージしていけたら。

水分の溢れる源泉は、多分、無限なのだから。

この底に残った粒と

2011-10-28 00:05:53 | イメージ・ヴィジョン
器をゆすり 最後に残る金の砂
後は全て流し
この金の粒を見つめて

好きだとか嫌いだとか
心地よいとか心地悪いとか
合うとか合わないだとか

器に放り込み 何度も振ってみる
余分なものは流れていき 自身が築いた境界も流れていき
底に残った小さな光
この金の粒を見つめて

この光の粒と 繋がっていく

それでも、一時たりとも

2011-09-27 00:01:56 | イメージ・ヴィジョン
自分に向き合い、自分に幻滅するところから 始まる

それでも こんな自分でも

果てしない数の奇跡の集積によって 生かされている

いかに与えられてきたか いかに与えられているか 

こんな自分でさえも 一時たりとも見放されたことなどなかった

小さく 弱く 無力な自分 そこから内の無限に繋がる

蓄積の上に

2011-09-27 00:00:05 | イメージ・ヴィジョン
歴史の蓄積と

他者の蓄積と


「自分」がするのは その上に少し何かを添えること

そして それはもうこうして生きているというだけで 十分添えられている


あとは こうして生きていることへの 溢れる感謝と喜びとを胸に 

どう恩返しができるのかと 進み続けるだけ

この一人一人の「恩返し」が 結果的に何かを積み上げることになるのかもしれない


歴史の蓄積と 

他者の蓄積と

その上に 少しずつ何かを 

「律」のようなもの

2011-09-07 21:50:39 | イメージ・ヴィジョン
自身が何に依拠しているのか 観てみる

自分自身 家族 パートナー 友人 仕事 お金 悦楽 所有物 正しさ 評価  


自身の内の温もりを 感じてみる

その温もりから生まれる「律」のようなものがある

思いやりであり 共感であり 平安であり 愛であり 

自身をその「律」に拠るよう戻していく


「律」に拠りつつ

自分自身 家族 パートナー 友人 仕事 お金 悦楽 所有物 正しさ 評価  

に向き合っていく