アインシュタインの相対性理論、実生活にあまり縁のない話かというと、そうでもなくカーナビでおなじみのGPSは相対性理論を考慮しないと、数十メートルの誤差が発生するそうです。
このブルーバックスの超入門相対性理論(福江純著)ですが、相対性理論をわかりやすく解説してあり、なんとなくですが理解できました。相対性理論は一般相対性理論と特殊相対性理論の2つに分かれていて、特殊相対性理論が光速不変の法則、一般相対性理論は重力についての理論になります。
光速不変の法則だと、一定速で走る列車や宇宙船の中から先頭と最後尾に向かって光を出すと、内で測定したときと、外から見たときでは、異なる結果になります。これをアインシュタインは時間の方が一定に流れていないということで、正しいことを証明しました。速く動くほど、時間がゆっくり流れるということで、ウラシマ効果とも呼ばれています。一般相対性理論は、さらに光は重力によっては曲がるということで、重力レンズ効果やブラックホールの事までアインシュタインは予言していました。
この本は、相対性理論はブラックホールや重力波など、壮大な宇宙の話になりがちですが、もう少し本質的な物理学のところから説明している著書となっています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます