さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

きい探訪 No25 ~かつらぎ町~

2015-07-19 13:33:22 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式・特別競技のゴルフ、デモンストレーションスポーツのオリエンテーリングが行われる、かつらぎ町を紹介したい。

かつらぎ町は、人口約1万8千人の町。
果樹栽培が盛んで、実の中に種が無い「平核無柿(ヒラタネナシガキ)」の生産高が日本一で、四郷地区を中心に作られる「串柿」は、その名が広く知られている。
イチゴブルーベリーなど、豊富な種類の果物が収穫されるフルーツ王国だ。

市街地を流れる紀の川から紀伊山地へ入り、標高約450メートルの天野盆地に、世界遺産に登録されている「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」がある。


【写真】丹生都比売神社(かつらぎ町)

今から約1700年前に創建。
弘法大師空海高野山を開く際、仏法の守護を願い、神々の山で高野を借り受けたといわれている。
そのため、古来より高野山の鎮守社として知られ、高野山と密接な関係をもつ神社だ。
また、全国の丹生都比売神を祀る神社の総本社でもある。

おすすめしたいのは、麓の慈尊院から丹生都比売神社近くを通り、高野山金剛峰寺へと続く「高野山町石道」だ。
世界遺産登録された参詣道で、高野山への道標として、1町(約109メートル)ごとに「町石(ちょういし)」と呼ばれる高さ約3メートルの石柱が建てられているのが特徴。
町石道から丹生都比売神社へと逸れる道に並んで建つ2基の鳥居は丹生明神高野明神を祀り、弘法大師・空海が建立したものといわれる。

高野山の歴史に触れられる町石道歩きを体験してみては。

(次田尚弘/和歌山)

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