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漢方薬としても利用 健康維持にも効果「仏手柑」

2022-01-16 16:30:07 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号より、新春を彩る縁起物として生け花に添えられる、ユニークな柑橘「仏手柑(ぶっしゅかん)」を取り上げている。

観賞用としての用途が一般的であるが、実際に食することもできる。
仏様の手を思わせることがその名の由来である仏手柑。海外でも和名と似た意味合いである、「fingered citron」や「Buddha's hand」という名で呼ばれている。
その栄養分にも、有り難いご利益があるという。今週は仏手柑の効能を紹介したい。


【写真】食し方にも特徴のある「仏手柑」

仏手柑には「ヘスペリジン」という成分が含まれ、毛細血管を強くしたり、血流の流れを良くする効果があるとされ、かつてから漢方薬として用いられてきた。
ビタミンCとの相乗効果もあり、毛細血管から感染するウイルスから守る働きがあるとされる。

また、精油成分が多く含まれることから香りがよく、気持ちをリラックスさせるほか、胃腸の働きを整えたり、冷え性の改善や痰の切れをよくする効果もあるとされる。

漢方薬として使用される際は、仏手柑を乾燥させたものをお茶として飲み、生姜などとブレンドされることもあるという。
柑橘を乾燥させお茶としていただくという、これもまた仏手柑ならではの特徴である。

お茶としての活用のほか、マーマレードや砂糖漬けにしたコンフィチュールとして食することもできるが、柑橘として果実の味わいはどうか。
仏手柑を切って中身を見てみることに。そこには驚きの事実があった。

(次田尚弘/和歌山市)

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