Taking control of key protein stifles cancer spread in mice
May 20, 2016
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/05/160520101003.htm
![](https://images.sciencedaily.com/2016/05/160520101003_1_540x360.jpg)
(4匹のマウスの肺は全て癌に曝露したが、右の2つはタンパク質経路の特定の1つを刺激する一方でもう1つの経路は止めるように介入した
左の2つには何の介入もしなかった
Credit: Ma, et. al./Brown University)
癌が転移するためには、血流へと出発した癌細胞が生き残ることを許してくれる組織を見つけなければならない
しかし癌細胞は単に『見に行く』だけではなく、積極的に転移の準備をさせる場合があり、
例えば人体の防御を抑制するタンパク質を勝手に使うco-opt
ブラウン大学の科学者による新たな研究では、そのタンパク質の制御を取り返すwrest backことによりマウスの肺で防御の多くを回復し、癌の転移を寄せつけなかったstave offことを報告する
「癌は宿主の抗腫瘍応答を取り込むco-optか回避する能力を持つことが知られている」
Jack A. Elias博士は言う
彼はブラウン大学の内科学・生物科学/medicine and biological sciencesの学部長deanであり、Scientific Reports誌に発表された研究の責任著者でもある
見たところ、癌によって取り込まれるようになる重要なタンパク質は『キチナーゼ3様1/Chitinase 3-like-1 (CHI3L1) 』である
CHI3L1は多くの生物で感染と戦うのを助け、組織の治癒を刺激する役割を持つタンパク質だが、このタンパク質は間違った方向に行きやすく、様々な疾患の発症の一因となる
例えば特発性肺線維症/idiopathic pulmonary fibrosis(IPF)のようなヒトの疾患でCHI3L1は強すぎる反応を開始させて肺の損傷scarringにつながり、喘息のような疾患では有害な免疫応答を持続させる
ヒトはYKL-40と呼ばれるCHI3L1の直接的な類似バージョンを持ち、癌患者ではその高い発現が進行した癌の転移ならびに予後の悪さと強く相関する
※YKL-40: N末端チロシンリジンロイシン-40kDaの略。CHI3L1とYKL-40は同じ(またはCHI3L1は遺伝子名)と思われる(Wikipedia・Genecards)
Eliasを中心とするブラウン大学とエール大学のチームは2014年の研究で、組織が癌の転移を受け入れreceptiveるようにする際にCHI3L1が中心的な役割を果たすことを明らかにした
「それは非常に根本的な経路であるように思われる」
肺の内科学と免疫学の専門家のEliasは言う
「この病気で、あの病気で、という特定の疾患だけに関係する経路ではない
人体が応答する根本的な経路であり、結果として多くの異なる結果が生じる」
今回の研究で科学者たちはCHI3L1がどのようにして癌の転移を促進するのかを説明するだけでなく、特に広範な影響を持つ新たな介入をテストした
科学者はマウスにメラノーマ細胞と乳癌細胞を曝露させ、それから8日間にわたって、異なるマウスに異なる回数、CHI3L1の発現を抑制させた
そのように処置したマウスでは腫瘍と戦うために持っている複数のメカニズムが回復し、肺が癌を受け入れるhospitableようになるのが阻止された
実験的な対照群として処置されなかったままのマウスは、癌細胞への曝露後に急速に肺に癌を生じた
防御を回復する
Restoring defenses
複数の実験によりこのマウスの肺で何が起きているのかについての詳細が明らかにされた
研究者は癌がCHI3L1を刺激することによって転移に寄与する経路と、
CHI3L1と癌の転移を抑制する新規の経路を同定し、
そして腫瘍がこの抗腫瘍応答を回避するやり方も明らかにした
例えば癌が存在するとセマフォリン7Aというタンパク質がCHI3L1の発現を誘発し、NK細胞やPTENなど多くの抗腫瘍応答を鈍らせるという
研究ではRIG様ヘリカーゼ/RIG-like helicase (RLH) という抗ウイルス免疫応答経路の活性化も新たに実証された
RLH経路は癌細胞のCHI3L1を刺激する能力を無効化counteractし、CHI3L1が仲介する腫瘍誘発効果も低下させる
さらに、研究者は癌細胞がNLRX1という別のタンパク質を刺激することも実証した
NLRX1はRLH応答を抑制し、腫瘍細胞がCHI3L1を誘導できるようにする
「したがって、」
Eliasは言う
「癌細胞はCHI3L1を刺激する一方で、同時にNLRX1を使ってRLH経路によるCHI3L1阻害効果をも抑制するのである」
Eliasのチームがテストした新たな介入ではPoly(I:C) と呼ばれるRNAのような分子を使い、RLH経路を刺激することによりRLH免疫を増進bolsterさせた
マウスはこの介入でCHI3L1の産生が減少し、癌を増大する応答は抑制された
処置しなかったマウスは2週間以内に肺に癌を生じたが、Poly(I:C) を与えられたマウスは癌を寄せ付けなかったfend off
特に目立つ影響として、NK細胞とNK細胞を呼び寄せるタンパク質の増加、LIMK2とPTENというタンパク質の産生の刺激、BrafとNlrx1というタンパク質の抑制が観察された
※LIMK2はcofilinをリン酸化して不活性化するキナーゼ。論文Discussionには「cofilinは細胞分裂・走化性chemotaxis・腫瘍転移で中心的な役割を演じるアクチン解重合因子depolymerizing factor(ADF)である(48」とある
最近科学者たちはこれらの個々のタンパク質のいくつかに焦点を当てることにより癌と戦う薬剤の開発を試みてきているが、多数を同時に標的とすることはなかった
「我々がこの論文で示したのはRLHというまったく新しい経路が存在し、RLH経路は実際にCHI3L1の産生を制御しうるということである」
Eliasは言う
「そしてCHI3L1が作られるのを制御できれば、これらの経路のそれぞれと癌の転移モデルが制御可能である」
研究チームは複数の実験で、処置したマウスとしなかったマウスを単純に比較しただけではなく、しばしばCHI3L1のような特定のタンパク質を産生する遺伝子を欠損させるように設計した対照群となるマウスも使った
これらのステップは、調査する特定のタンパク質が 疑わしいと考えられる重要な役割を本当に演じているかどうかをテストするのを助けたのである
癌のマウスの肺への転移の抑制に関して、CHI3L1に対してRLHを優勢にすることが重要であるmeaningfulことが証明されたことは明らかである
「RLH経路の刺激が、一つではなく多数の抗腫瘍応答を増大させるというのはエキサイティングだ」
Eliasは言う
「もしRLH経路を作動agonizeさせることができれば、癌において本当に優れた効果を発揮するだろう」
http://dx.doi.org/10.1038/srep26299
RIG-like Helicase Regulation of Chitinase 3-like 1 Axis and Pulmonary Metastasis.
Abstract
Chi3l1は様々な癌によって誘導され、転移の発生において重要な役割を演じ、予後の悪さの前兆となるportend
しかしながら、これらの応答を仲介するためにChi3l1が使うメカニズム、そしてChi3l1によって誘導される腫瘍応答を制御する経路はほとんど理解されていない
我々はChi3l1が腫瘍進行を助長fosterするために使うメカニズム、ならびにRIG-like helicase (RLH) という自然免疫応答がChi3l1上昇と肺への転移を制御する能力を特徴付けた
今回我々は、RLH活性化はMAVS依存的な方法で
腫瘍によるChi3l1の誘導とその受容体であるIL-13Rα2の発現、そして肺への転移を抑制する一方で、
NK細胞の集積accumulationと活性化を回復し、
IFN-α/IFN-β、chemerinとその受容体ChemR23、リン酸化cofilinとそのキナーゼLIMK2、PTENの発現を増大させ、
BRAFとNLRX1を阻害することを実証する
Chi3l1が多方面に関与multifacetedして腫瘍の進行と転移を免疫的に刺激し、その生成elaborationと組織への影響はRLH自然免疫応答によって阻害されることをこの研究は実証する
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2014/12/141222111651.htm
![](https://images.sciencedaily.com/2014/12/141222111651_1_540x360.jpg)
CHI3L1はメラノーマを肺に転移しやすくする
セマフォリン7aはインテグリンβ1またはプレキシンC1と相互作用することによってCHI3L1を調節する
インテグリンβ1はCHI3L1を促進し、プレキシンC1はCHI3L1を抑制する
CHI3L1の受容体であるIL-13Rα2が欠損してもメラノーマの肺転移は減少した
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https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160414081524.htm
細胞質中のウイルスDNAはSTINGを刺激し、STINGはTBK1と相互作用することにより自然免疫応答を引き起こす
NLRX1はその相互作用を阻害することでHIVの感染を促進する
癌のPD-L1やCTLA-4と同様に、NLRX1を阻害することでHIV免疫を強化できるかもしれない
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/e8310b5188771c5641bb7f9210909050
膠芽腫の幹細胞にウサギウイルス/ミクソーマウイルスが有効
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2013/06/130620100739.htm
ミクソーマウイルスとラパマイシンの組み合わせは多形膠芽腫の癌幹細胞に有効
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https://www.sciencedaily.com/releases/2014/11/141112102511.htm
ミクソーマウイルスは神経膠腫周辺の免疫細胞を呼び寄せてウイルスを貪食させる
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2015/12/151222113154.htm
ササゲモザイクウイルスが免疫応答を引き起こして腫瘍を排除し転移から保護する
関連記事
http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/b7a5da24739d4d27c1a5144d12147bf7
制御性T細胞とT細胞の総数を比較して、免疫系が抑制されていると癌リスクが上昇する
関連記事
http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/532f5008161c8bf2e3aad801fa7d002d
癌細胞のウイルス防御経路のスイッチを入れることでインターフェロンを分泌させ、免疫細胞を目覚めさせる
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/3266b03a7ede0094a15e8310a435d9d6
癌細胞にウイルス感染を擬似的に誘導することにより、癌幹細胞を標的にする
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2014/10/141020104930.htm
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)への感染はアルツハイマーのリスクが2倍
関連記事
http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/9188166d5393c1811979cb5c5591d41f
膵臓癌は初期の段階からエクソソームexosomeを分泌し、それが肝臓のクッパー細胞に取り込まれて遺伝子発現を変化させる
マウスでの膵臓癌モデルではマクロファージ遊走阻害因子(MIF)がエクソソームによって血流に乗り、肝臓に線維形成を誘導する
進行した膵臓癌の患者の血流でもMIFはエクソソームで発現していた
エクソソームのMIFは、肝臓への転移が生じた患者の方が多かった
May 20, 2016
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/05/160520101003.htm
![](https://images.sciencedaily.com/2016/05/160520101003_1_540x360.jpg)
(4匹のマウスの肺は全て癌に曝露したが、右の2つはタンパク質経路の特定の1つを刺激する一方でもう1つの経路は止めるように介入した
左の2つには何の介入もしなかった
Credit: Ma, et. al./Brown University)
癌が転移するためには、血流へと出発した癌細胞が生き残ることを許してくれる組織を見つけなければならない
しかし癌細胞は単に『見に行く』だけではなく、積極的に転移の準備をさせる場合があり、
例えば人体の防御を抑制するタンパク質を勝手に使うco-opt
ブラウン大学の科学者による新たな研究では、そのタンパク質の制御を取り返すwrest backことによりマウスの肺で防御の多くを回復し、癌の転移を寄せつけなかったstave offことを報告する
「癌は宿主の抗腫瘍応答を取り込むco-optか回避する能力を持つことが知られている」
Jack A. Elias博士は言う
彼はブラウン大学の内科学・生物科学/medicine and biological sciencesの学部長deanであり、Scientific Reports誌に発表された研究の責任著者でもある
見たところ、癌によって取り込まれるようになる重要なタンパク質は『キチナーゼ3様1/Chitinase 3-like-1 (CHI3L1) 』である
CHI3L1は多くの生物で感染と戦うのを助け、組織の治癒を刺激する役割を持つタンパク質だが、このタンパク質は間違った方向に行きやすく、様々な疾患の発症の一因となる
例えば特発性肺線維症/idiopathic pulmonary fibrosis(IPF)のようなヒトの疾患でCHI3L1は強すぎる反応を開始させて肺の損傷scarringにつながり、喘息のような疾患では有害な免疫応答を持続させる
ヒトはYKL-40と呼ばれるCHI3L1の直接的な類似バージョンを持ち、癌患者ではその高い発現が進行した癌の転移ならびに予後の悪さと強く相関する
※YKL-40: N末端チロシンリジンロイシン-40kDaの略。CHI3L1とYKL-40は同じ(またはCHI3L1は遺伝子名)と思われる(Wikipedia・Genecards)
Eliasを中心とするブラウン大学とエール大学のチームは2014年の研究で、組織が癌の転移を受け入れreceptiveるようにする際にCHI3L1が中心的な役割を果たすことを明らかにした
「それは非常に根本的な経路であるように思われる」
肺の内科学と免疫学の専門家のEliasは言う
「この病気で、あの病気で、という特定の疾患だけに関係する経路ではない
人体が応答する根本的な経路であり、結果として多くの異なる結果が生じる」
今回の研究で科学者たちはCHI3L1がどのようにして癌の転移を促進するのかを説明するだけでなく、特に広範な影響を持つ新たな介入をテストした
科学者はマウスにメラノーマ細胞と乳癌細胞を曝露させ、それから8日間にわたって、異なるマウスに異なる回数、CHI3L1の発現を抑制させた
そのように処置したマウスでは腫瘍と戦うために持っている複数のメカニズムが回復し、肺が癌を受け入れるhospitableようになるのが阻止された
実験的な対照群として処置されなかったままのマウスは、癌細胞への曝露後に急速に肺に癌を生じた
防御を回復する
Restoring defenses
複数の実験によりこのマウスの肺で何が起きているのかについての詳細が明らかにされた
研究者は癌がCHI3L1を刺激することによって転移に寄与する経路と、
CHI3L1と癌の転移を抑制する新規の経路を同定し、
そして腫瘍がこの抗腫瘍応答を回避するやり方も明らかにした
例えば癌が存在するとセマフォリン7Aというタンパク質がCHI3L1の発現を誘発し、NK細胞やPTENなど多くの抗腫瘍応答を鈍らせるという
研究ではRIG様ヘリカーゼ/RIG-like helicase (RLH) という抗ウイルス免疫応答経路の活性化も新たに実証された
RLH経路は癌細胞のCHI3L1を刺激する能力を無効化counteractし、CHI3L1が仲介する腫瘍誘発効果も低下させる
さらに、研究者は癌細胞がNLRX1という別のタンパク質を刺激することも実証した
NLRX1はRLH応答を抑制し、腫瘍細胞がCHI3L1を誘導できるようにする
「したがって、」
Eliasは言う
「癌細胞はCHI3L1を刺激する一方で、同時にNLRX1を使ってRLH経路によるCHI3L1阻害効果をも抑制するのである」
Eliasのチームがテストした新たな介入ではPoly(I:C) と呼ばれるRNAのような分子を使い、RLH経路を刺激することによりRLH免疫を増進bolsterさせた
マウスはこの介入でCHI3L1の産生が減少し、癌を増大する応答は抑制された
処置しなかったマウスは2週間以内に肺に癌を生じたが、Poly(I:C) を与えられたマウスは癌を寄せ付けなかったfend off
特に目立つ影響として、NK細胞とNK細胞を呼び寄せるタンパク質の増加、LIMK2とPTENというタンパク質の産生の刺激、BrafとNlrx1というタンパク質の抑制が観察された
※LIMK2はcofilinをリン酸化して不活性化するキナーゼ。論文Discussionには「cofilinは細胞分裂・走化性chemotaxis・腫瘍転移で中心的な役割を演じるアクチン解重合因子depolymerizing factor(ADF)である(48」とある
最近科学者たちはこれらの個々のタンパク質のいくつかに焦点を当てることにより癌と戦う薬剤の開発を試みてきているが、多数を同時に標的とすることはなかった
「我々がこの論文で示したのはRLHというまったく新しい経路が存在し、RLH経路は実際にCHI3L1の産生を制御しうるということである」
Eliasは言う
「そしてCHI3L1が作られるのを制御できれば、これらの経路のそれぞれと癌の転移モデルが制御可能である」
研究チームは複数の実験で、処置したマウスとしなかったマウスを単純に比較しただけではなく、しばしばCHI3L1のような特定のタンパク質を産生する遺伝子を欠損させるように設計した対照群となるマウスも使った
これらのステップは、調査する特定のタンパク質が 疑わしいと考えられる重要な役割を本当に演じているかどうかをテストするのを助けたのである
癌のマウスの肺への転移の抑制に関して、CHI3L1に対してRLHを優勢にすることが重要であるmeaningfulことが証明されたことは明らかである
「RLH経路の刺激が、一つではなく多数の抗腫瘍応答を増大させるというのはエキサイティングだ」
Eliasは言う
「もしRLH経路を作動agonizeさせることができれば、癌において本当に優れた効果を発揮するだろう」
http://dx.doi.org/10.1038/srep26299
RIG-like Helicase Regulation of Chitinase 3-like 1 Axis and Pulmonary Metastasis.
Abstract
Chi3l1は様々な癌によって誘導され、転移の発生において重要な役割を演じ、予後の悪さの前兆となるportend
しかしながら、これらの応答を仲介するためにChi3l1が使うメカニズム、そしてChi3l1によって誘導される腫瘍応答を制御する経路はほとんど理解されていない
我々はChi3l1が腫瘍進行を助長fosterするために使うメカニズム、ならびにRIG-like helicase (RLH) という自然免疫応答がChi3l1上昇と肺への転移を制御する能力を特徴付けた
今回我々は、RLH活性化はMAVS依存的な方法で
腫瘍によるChi3l1の誘導とその受容体であるIL-13Rα2の発現、そして肺への転移を抑制する一方で、
NK細胞の集積accumulationと活性化を回復し、
IFN-α/IFN-β、chemerinとその受容体ChemR23、リン酸化cofilinとそのキナーゼLIMK2、PTENの発現を増大させ、
BRAFとNLRX1を阻害することを実証する
Chi3l1が多方面に関与multifacetedして腫瘍の進行と転移を免疫的に刺激し、その生成elaborationと組織への影響はRLH自然免疫応答によって阻害されることをこの研究は実証する
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https://www.sciencedaily.com/releases/2014/12/141222111651.htm
![](https://images.sciencedaily.com/2014/12/141222111651_1_540x360.jpg)
CHI3L1はメラノーマを肺に転移しやすくする
セマフォリン7aはインテグリンβ1またはプレキシンC1と相互作用することによってCHI3L1を調節する
インテグリンβ1はCHI3L1を促進し、プレキシンC1はCHI3L1を抑制する
CHI3L1の受容体であるIL-13Rα2が欠損してもメラノーマの肺転移は減少した
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160414081524.htm
細胞質中のウイルスDNAはSTINGを刺激し、STINGはTBK1と相互作用することにより自然免疫応答を引き起こす
NLRX1はその相互作用を阻害することでHIVの感染を促進する
癌のPD-L1やCTLA-4と同様に、NLRX1を阻害することでHIV免疫を強化できるかもしれない
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/e8310b5188771c5641bb7f9210909050
膠芽腫の幹細胞にウサギウイルス/ミクソーマウイルスが有効
関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2013/06/130620100739.htm
ミクソーマウイルスとラパマイシンの組み合わせは多形膠芽腫の癌幹細胞に有効
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https://www.sciencedaily.com/releases/2014/11/141112102511.htm
ミクソーマウイルスは神経膠腫周辺の免疫細胞を呼び寄せてウイルスを貪食させる
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https://www.sciencedaily.com/releases/2015/12/151222113154.htm
ササゲモザイクウイルスが免疫応答を引き起こして腫瘍を排除し転移から保護する
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/b7a5da24739d4d27c1a5144d12147bf7
制御性T細胞とT細胞の総数を比較して、免疫系が抑制されていると癌リスクが上昇する
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/532f5008161c8bf2e3aad801fa7d002d
癌細胞のウイルス防御経路のスイッチを入れることでインターフェロンを分泌させ、免疫細胞を目覚めさせる
関連記事
http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/3266b03a7ede0094a15e8310a435d9d6
癌細胞にウイルス感染を擬似的に誘導することにより、癌幹細胞を標的にする
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https://www.sciencedaily.com/releases/2014/10/141020104930.htm
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)への感染はアルツハイマーのリスクが2倍
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/9188166d5393c1811979cb5c5591d41f
膵臓癌は初期の段階からエクソソームexosomeを分泌し、それが肝臓のクッパー細胞に取り込まれて遺伝子発現を変化させる
マウスでの膵臓癌モデルではマクロファージ遊走阻害因子(MIF)がエクソソームによって血流に乗り、肝臓に線維形成を誘導する
進行した膵臓癌の患者の血流でもMIFはエクソソームで発現していた
エクソソームのMIFは、肝臓への転移が生じた患者の方が多かった