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2014年6月12日

2014-06-19 08:39:18 | 医学

血液脳関門を越える真菌蛋白質



カリフォルニア大学デイビスの研究者は、クリプトコッカス髄膜炎(Cryptococcal meningitis)を引き起こす真菌の一連の実験で、血流から脳内へ越える原因となると思われるタンパク質を分離した。

「本研究は、クリプトコッカス・ネオフォルマンスがどのように血液脳関門を越えて髄膜炎を引き起こすかという我々の理解の隙間を埋める」、UCデイビス薬理学の准教授で本研究の主任であるアンジー・ジェッリは言う。



数としては比較的少ないが、しかしある種の生物は脳血液関門という保護バリアを突破する可能性がある。

クリプトコッカス・ネオフォルマンスがどのように血液脳関門を突破するかを調べていた研究者は、Mpr1というタンパク質をクリプトコッカス細胞表面から分離した。

Mpr1が属するメタロプロテアーゼのM36クラスは真菌に特有で、哺乳動物の細胞では生じない。



研究者は、細胞表面にMpr1がないクリプトコッカス・ネオフォルマンスの株を人工的に生成した。

正常な野生型クリプトコッカス・ネオフォルマンスとは異なり、Mpr1のない株はヒトの血液脳関門の人工のモデルを越えることはできなかった。



彼らはさらに、血液脳関門を越えず、通常はMpr1を発現しない一般のベーキング・イースト(サッカロミセス・セレビシエ)の株で、細胞表面にMpr1を発現するように修正した。

その結果、この株には血液脳関門モデルを越える能力がついた。

学術誌参照:
1.クリプトコッカス・ネオフォルマンスによる中枢神経系の浸潤は、真菌の分泌メタロプロテアーゼを必要とする。

mBio、2014;

http://www.sciencedaily.com/releases/2014/06/140612104954.htm

<コメント>
鳩の糞などから分離されるクリプトコッカスは、Mpr1というメタロプロテアーゼによって血液脳関門を越えるというものです。

いかにも怖そうな内容ですが、普通に免疫が機能している人なら感染の心配はないようです。


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