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精製炭水化物は前立腺癌のリスク上昇と関連

2016-04-20 06:09:33 | 
Cancer link offers another reason to avoid highly processed carbs

April 5, 2016

https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160405182105.htm

精製炭水化物は前立腺癌のリスク上昇と関連がある

そうでない炭水化物(豆類、非デンプン質の野菜、果物、全粒粉)は前立腺癌リスク低下と関連

FASEB、Experimental Biology 2016での発表



関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/01/160125114243.htm
細胞外の高い酸性度は通常の細胞には有害だが、腫瘍細胞には増殖の利点となる
果物と野菜の豊富な低塩分食はアルカリ性によって腫瘍による『pHの濃度勾配の逆転』を最小限に抑え、悪性度を低下させて治療抵抗性を抑える



関連記事
http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/f0899b6e86a9f2eba1897d5922a96e33
癌細胞は腫瘍内の酸性環境でも増殖することが可能だが、免疫細胞のような普通の細胞にとって酸性は有害
酸性の腫瘍環境を中和することにより、免疫を標的とする治療法の効能が増加する



関連記事
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160414114159.htm
膠芽腫にケトジェニックダイエット・改が有効
ケトン食は普通の人には難しいが、ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)でケトンを補うようにしたところ、腫瘍の成長が抑制され、mTORが低下した
マウスモデルで有効、これから臨床試験を予定



関連サイト
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24728273
再発膠芽腫におけるケトジェニック食のパイロット・スタディ
20人中3人(15%)が脱落
13人中12人(92%)に尿中ケトーシス
1人が弱い応答、2人が6週後に安定
マウスでは、ケトン食は単体ではmedian survivalに効果なし
ベバシズマブと一緒に使うと効果があり、52日から58日になった
結論として、再発神経膠腫でのケトジェニック食はもっともらしくfeasible、そして安全ではあるが、それ単独での明らかな臨床的作用はまったくない



関連サイト
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25806103
神経膠腫をケトジェニック食で治療
カロリー制限ケトン食療法(ERKD)にもかかわらず、2人の患者で腫瘍は進行した
免疫組織化学での反応を調べたところ、腫瘍では2つの重要なミトコンドリアのケトン体分解酵素ketolytic enzymeのうち少なくとも1つが発現していた (succinyl CoA: 3-oxoacid CoA transferase、beta-3-hydroxybutyrate dehydrogenase 1)
文献で調べたところ、他の30人の患者ではいくつかのケトン食プロトコルを実施して様々な応答があった
長期の寛解は5年以上から4ヶ月までのケースが報告されているが、そのうち1つだけがケトン食を単独療法monotherapyとして用いていた
より最近の報告で最も良かった反応は、約6週間の安定だった
 

飽和脂肪酸は前立腺癌の悪性度と関連

2016-04-20 06:06:53 | 
Increased saturated fat intake linked to aggressive prostate cancer

April 19, 2016

https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160419081941.htm

脂身の多い牛肉やチーズのように飽和脂肪酸の豊富な食事は前立腺癌の悪性度の高さと関連することが、ノースカロライナ大学(UNC)ラインバーガー総合がんセンターの研究によって明らかになった
この予備的な実験結果は、ニューオリンズで開かれるアメリカ癌学会(AACR)の年次総会で4月18日に発表された

「我々は食事に含まれる飽和脂肪酸の量の多さが前立腺癌の悪性度と関連することを示す」
UNC Gillings School of Global Public Healthで特任助教research assistant professorのEmma H. Allott, PhDは言う

「これは食事中の飽和脂肪酸の量を制限することが前立腺癌にも関係があることを示唆するのかもしれない
この種の制限は全体的な健康や心血管疾患の予防にとって重要であることが知られている」

この研究結果はノースカロライナ州とルイジアナ州で2004年から2009年までの間に前立腺癌と診断された1854人の調査から引き出されたものだ(前立腺癌プロジェクト/North Carolina-Louisiana Prostate Cancer Project)
この調査で男性は前立腺癌の診断時に食事や他の要因について様々な質問を受け、そこから研究者は飽和脂肪酸の摂取と診断時の腫瘍の悪性度との間の関連を分析した
飽和脂肪酸の摂取量を脂肪の総摂取量に合わせて統計モデルで調整し、さらにPSAとグリーソンスコアで悪性度を計測したところ、飽和脂肪酸の摂取量は悪性度と関連することが明らかになった

食事中の飽和脂肪酸の量の多さは血液中のコレステロールレベルの上昇の一因であり、それが関係するのかもしれないとAllottは言う
実際、コレステロールをコントロールするためにスタチンを服用していた男性では飽和脂肪酸と悪性度との関連が弱まっていた

これらの結果は、スタチンが飽和脂肪酸が前立腺癌の悪性度に与える影響と(完全には打ち消さないにしても)拮抗することを示唆するのかもしれない
加えて、魚やナッツに多く含まれる多価不飽和脂肪酸の多さは前立腺癌の悪性度の低さと関連することも研究者は明らかにした

Allottによるとこれからの研究目標はこの関連の背後にあるメカニズムを調べていくことだという



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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/d4243c7692de86f1764779457605d15b
スタチンが癌の転移と薬剤抵抗性に有効な理由



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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/3b5969ccb3b69e27b3f8ff4f1891a4f6
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http://blog.goo.ne.jp/news-t/e/6089be975c0cf32996447e33323a6ece
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関連サイト
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/022236.php
赤身肉に含まれる偶数鎖の飽和脂肪酸は糖尿病リスク上昇と関連