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2014年9月16日

2014-09-18 07:20:36 | 

話すことを学習する方法は、遺伝子の中にある
How learning to talk is in the genes



ブリストル大学の医学研究審議会(Medical Research Council; MRC)統合疫学ユニットの科学者たちは世界中の科学者と協力して、ROBO2という遺伝子の近くにある変化と、言語発達の早い段階のステージにある小児によって話される単語数の間に、重要な関連を発見した。

小児は生後およそ10~15ヵ月で言葉を生じ、成長するにつれて語彙の範囲は拡大する。15~18ヵ月では約50の単語だが、18~30ヵ月では200、6歳で14,000、中学校を出る時までに50,000以上になる。

ブリストル大学の研究者たちは、15~18ヵ月、つまり一般的に幼児が1つの単語で周囲とやりとりする時に限って、特定の遺伝子と言語能力が関連することを発見した。その時期は2つの単語を組み合せてより多くの複雑な文法の構造へ進む前である。

今回の研究結果は、失読症と発語関連の障害に関係していることが以前示された3番染色体の特定の領域に存在する遺伝子、ROBO2に光を当てる。



ROBO2遺伝子からはROBO2タンパク質が作られる。ROBO2は脳細胞に化学物質の産生を指示するとともに、乳児の言語の発達と言葉を発するのを助けるニューロンの形成を指示する。

また、ROBO2タンパク質は他のROBOタンパク質と密接に相互作用する。ROBOタンパク質は、読むことと言語音の蓄積に関する問題に関連づけられている。



Beate St Pourcain博士は、以下のように述べた:

「この研究は、健康な子どもの早い段階の言語発達、特に小児が1つの単語だけで話す際に関与する遺伝子のファクターを、より適切に理解するのを助ける。

そして、今回の研究はROBOタンパク質とヒトの種々の言語技術の間の関連を強化する。」


ワーウィック大学のクレア・ホーワース博士は、次のようにコメントした:

「今回のDNAを用いた研究結果は、言語発達に与える遺伝子の影響の重要性に関して、我々が双児の研究から得た結果を確認するものである。

これは良い知らせである。なぜなら、現在のDNAに基づく研究は、早い段階の言語技術に寄与する遺伝子ファクターの大部分を検出するのに用いることが可能であることを意味するからである。」

学術誌参照:
1.ROBO2遺伝子の近くの一般的な変異は、乳児期において表現力豊かな語彙(expressive vocabulary)と関連している。

Nature Communications、2014;

http://www.sciencedaily.com/releases/2014/09/140916112242.htm

<コメント>
ROBO2(Roundabout, Axon Guidance Receptor, Homolog 2)という遺伝子付近の変異は、子どもの語彙の獲得と関連するという記事です。