日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

年収1億円のオバチャンと、アーバンの話

2008-08-26 06:47:37 | Weblog
先日のテレビで、年収1億円のオバチャンの話をやっていましたが、これがとても面白かったです。

麦わら帽子をかぶり、普通に農家のオバチャンにしか見えない女性が、ハウスクリーニングでパートの仕事をしているうちに、入居率の高いアパートの特徴を見い出して、自らアパート経営を始めたというのがきっかけだそうです。

最初は、裁判所の競売物件から、300万円のボロボロのアパートを買い取り、旦那にリフォームさせて(この旦那が事務職出身の割にもの凄く器用なのですが)、安くても若者でも抵抗なく入居できるまで綺麗にさせたために、入居者が付いたのだそうです。

もちろん購買前には、問題がある物件かどうか、近所の情報などを歩いて拾い上げ、なるべく安くて立地がよくて、ボロボロのアパートを格安で買い取り、エアコンなども中古品を安く仕入れ、旦那にピカピカにリフォームさせて、入居させるというやり方で、未入居率を数パーセントになるまで埋めてしまったのだそうです。

現在は200室のアパートオーナーとしての彼女の仕事は、毎日の草取りをかかさず、入居者の要求を歩いて拾っていくこと。アパートのメンテナンスを自分と旦那でほとんどこなしていくこと。平均5万円で、200室×12ヶ月だと、確かに1億円行きますわな。

ハウスクリーニングのパートでも、真面目にやっていれば、成功の鍵が拾えるというのが、ほのぼのしていてとても良い話だと思いました。

世間にたくさんいますが、入居者をほったらかしにして、アパートの周りは草ボーボー、クリーニングや、メンテナンスを業者まかせにしているアパート経営者に、利益が出せるはずもないと思いました。

一方、先日の株式日記には、広島のアーバンコーポレーションについて書かれていますが、
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20080824

負債は確かに多いのですが、資産も十分にあって、600億円の過去最高益を出している会社が、金融庁の引き締めによって潰されてしまうのですから、こちらは殺伐とした話になります。

このような売国は、竹中大臣の時に何度も行われた手法ですが、金融庁の引き締めが元となって、銀行の貸し渋りで企業を潰して安値にさせたところで、外資にくれてやるのでしょう。

サンデープロジェクトでは、誰が悪いのか? 銀行が悪い? といっていましたが、そんなもの金融庁と、それをやらせた政治家が悪いに決まっているでしょう(笑)

米国の要求で、大蔵省の管轄であった金融を、内閣府の外局にもってきたのですから、今や郵貯銀行も監視されていますし、政治家が好きなようにコントロールできます。

広島といえば中川(女)のお膝元、何となく清和会がからんでそーなエピソードであります。