雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の才能なし俳句「雨と烏と王子さま」

2016-11-14 | 日記
   ◇氷雨降る 屋根で羽抜く 老い烏◇

 多分、折れた羽が邪魔になって抜いているのだろう。喧嘩でもしたのか、随分羽が乱れている。公園の盛り土芝生に立ってデジ袋を下げた爺が眺めているのだが、気にするでもなく無心に羽繕いをしている。

   ◇小雨やみ 落葉踏む音 医者通い◇

 わざと落葉の積もったところを歩いて、ギュッギュッという音を楽しんでいる爺。わざと水溜りに入って面白がっている三歳児のごとく。

   ◇柳落葉 花の緞通 往く王子◇

 柳の下を歩くと、やや白い落葉が花弁のように見えた。花の緞通の上を歩く王子さまになったつもりで威張って歩いた。随分汚い、ヨボヨボの王子さまである。


 (/・ω・)/おいといて

 あさりのおみおつけを飲んだ訳でもないのに、白い砂粒のようなものを噛んだ。あ、「また歯が欠けた」予約をとって歯医者に行くと、やはり歯が少し欠けた。「あ~あ、また歯に被せをされる。被せと言っても、昔のような金属の被せではなく、横の歯と同じ色の義歯被せである。
 時代劇の悪役が大口を開けて笑うと、金や銀色の被せがズラリと見えたりすることがある。なんだかしらけるのだが、役者さんも監督さんも、一向気にしていないようだ。そんな小さなことが気になってしまう杉下右京‥‥、あ、違った「猫爺」である。

 関係ないけど、くら寿司の「あさりの赤だし味噌汁」、美味いぞ。ときどき石を噛んで泣くけれど。

 

  


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