種談義
2011-11-14 | 日記
子供が生まれた頃から、悪戯半分に種とあれば何でも土に植えるのが私の「癖?」になった。 食べたあとに残ったみかんの種や、柿、葡萄、銀杏、グレープフルーツ、アボカド、パプリカなど、何でも芽を吹くので、「子供に見せる」とか理由をつけて植えていた。 子供たちは全く興味を示さないうえ、グレープフルーツは成長が早くて、鋭い棘があるので、子供たちが危険だと判断して抜いてしまった。 山で拾ってきたどんぐりも、翌年の春に芽を出した。 パプリカなどは、まだ未成熟の白い種なのに一斉に芽を吹き、ニョキニョキと成長して実を付けた。 妻もまた、全く興味を示さなかった。
今年の春、かぼちゃの種を撒いてみた。 つるが伸びて、夏に花が次々と咲いたが、肥料が足りなかったのか、水をやり過ぎたのか、咲いたのは雄花ばかりだった。 雌花らしき蕾が出来ても、小さいうちに枯れて落ちた。 咲いた雄花は早朝に摘み取り、妻の仏壇に供えた。 妻の遺影が苦笑しているように見えた。 (見出しの写真は、菊花展にて先週撮影)