雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のいちびり俳句「鬼百合の花の写真を見て一句」

2016-07-25 | 日記
   ◇茶碗蒸し 作り逸れて 百合の花◇


 余所様のブログで鬼百合の花を拝見して、俳句擬きが浮かんだ。「猫爺の思い出」なので風景がなく、他人様には何のことやら状況がつかめないだろう。これを俳句と言うと痴がまし過ぎるので、「いちびり俳句」と名付けているのだ。

 家内にまだ多少の元気が有った頃、「正月に私が茶碗蒸しを作る」と言い出した。年末に材料を買って来たのだが、その中に「ユリ根」があった。一個買えば足りるものを、小さな木箱に「おがくず」をまぶした百合根が五・六個入ったのを買ってきた。

 年が明けると、すぐに妻の容体が悪くなり入院してしまった。百合根のことなど、すっかり忘れていたのだが、春になると気が付いた。箱の中の百合根は綺麗なままだったが、猫爺は何でも挑戦するわりには不器用で、茶碗蒸しを作ると「す」が立って、上手く作れないのだ。百合根は、少し芽吹いているように思えたので土に飢えてやった。

 百合というから、「カサブランカ」のように白くて大輪の花が咲くのかと思いきや、夏になると伊予柑色の、やや小ぶりの花をいっぱいつけた。

   (/・ω・)/ おいといて…

 今年、種を蒔かないのに、種が零れていたらしく幾本か朝顔が芽吹いた。去年は、土が痩せていた所為か、葉も花も小さくて、野生の浜昼顔のようだったが、今年は肥料入りの土を入れてやった所為か、大きな葉をつけている。「これなら大きな花が咲くぞ」と、期待させておいて、「白粉花」程度の小さな花だったら「怒るでー」 怒っても仕方ないけど…。

 


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