雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

本当に有った怖い話?

2012-10-04 | 日記
 ネット検索をしていて、質問サイトやスレッドに迷い込んでいることがよくある。 最近は、新横綱「日馬富士」がインタビューで盛んに云っていた「全身全霊」について、仏教用語なのかなーと思い検索していたら、「科学者は霊の存在を信じるか?」みたいなスレッドに嵌入していた。 

 まず、全身全霊の霊とは精神の事。 肉体と精神は別個のものであり、肉体は死滅するが、精神は存在し続けるというのが宗教的観念である。 肉体が死に、精神が肉体から離れることが「幽体離脱」であり、お笑い芸人のタッチがその様子を見せてくれる。 あまりにもデブすぎて、幽体という感じがしないのだけれど…。 そうだなァ、彼らのは幽体離脱というよりも、豚の解体かな? (あっ、失礼)

 話がそれたようなので、元に戻そう。 「科学者は霊の存在を信じるか?」 愚問だと思う。 科学者も人間、霊の存在や神仏を信心しする人も居るだろうし、鼻でせせら笑う人もいるだろう。 科学といえども、数式で現せないことも、分からないことも多い。 例えば、霊の実態は解っていない。 しかし、精神は臓器の一つ、脳の働きであることは証明されていて、全身と全霊が一体であることは誰もが理解できる筈なのだが、そう簡単に割り切れないのが人間である。 

 私は、霊をこんなふうに考えてみた。 霊とは質量のない、実体の掴めないものである。 しかし、素粒子と同じく、「存在するかも知れない」と考えたらどうだろう。 霊の実態は、「或いは18番目の素粒子ではないだろうか」 その素粒子(仮に素霊子と名付けよう)がヒッグス粒子の影響でまとめられたものが霊だと考えたらどうか。 科学の発見は、まず「仮定」から始まって、「証明」に達し「発見」になる。 近い未来、偉い博士によって、素霊子が発見されるかも知れない。 そんな訳で、霊をの存在を信じる科学者も、たくさん居て欲しいと思うのだ。 (と、書きながら思わずクスッと笑ってしまったが…) 

 「ところで、お前は霊の存在をどう思うか?」 自分は、精神は脳の働きだと思っている。 そう考えると、霊など存在価値が全く無いので、有っても無くてもいいものである。 その有っても無くてもいい霊で金儲けをしている人達が多いので、霊の存在を信じている人達は、くれぐれも騙されないように。 「本当にあった怖い話」という作り話に、他愛無く「キャー、怖いっ!」と悲鳴をあげる程度に楽しんでおこう。

 

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