猫爺のエッセイ「読点と句点」

　長い文章を書いていると、「読点」と「句点」を打つ場所がわからなくなることがある。句点はともかく、読点は猫爺文章では不適当なところに矢鱈と打っていることが多い。猫爺文書ばかりではない。Webを渡り歩いて読ませて貰ったエッセイや小説でも、読みやすくする読点が寧ろ読み辛くしていることがある。この場合、時間があれば自分の文章を、声を出して読んでみるのも良いことである。

　例えば「時間があれば自分の文章を、声を出して読んでみる」この「文章を」と「声」の間に入っている「、」は、無くてもいいような気がする。ところが、文章を見ると「文章を声を」と、助詞の「を」が続いている。
　これを、声を出して読むと違和感を覚える。「文章を、声を」と、区切って読むと、違和感がなくなるだろう。どうやら、読点は適当に放り込めば良いものではなさそうであると今更ながらに気付く。

　長い文章を書いていると、前の句点から、次の句点までが長くなっていることが往々にして起こり得る。猫爺は、特に気を付けているつもりだが、「、」で繋いで長々と続いているのに気が付く。声を出して読んでみると、実に読み辛いうえに、分かり難い。

　句読点が的確に打たれている文章は、気持ちよく読める文章である。


　　　今日のランチは、「甲子園焼きそば」