雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の日記「猫爺の昼餌」'15.12.4

2015-12-04 | コラム
   ♪ 上野駅から 九段まで かって知らない じれったさ
     杖を頼りに 一日がかり せがれ来たぞや 会いに来た

 これは、昭和九年に世に出た歌謡曲「軍歌」である。「皇国の母」と呼ばれ、戦争で息子を亡くした母が、独りで東北地方から東京の靖国神社に墓参りに来て「倅、よくぞ国の為に死んだ」と、うれし泣きをする歌である。
 戦争で息子の命を奪われ、誇りに思って喜ぶ母親が居るだろうかと思うのは「戦争を知らない人」以降の感覚であって、諸々の戦争最中では、本心はどうあれ「皇国の母」に成らざるを得なかったのだ。

   ♪ 空をつくよな 大鳥居 こんな立派な お社に
     神と祀られ もったいなさよ 母は泣けます 嬉しさに

 え? 「猫爺の昼餌」が、何でこんな話になってしまったのか。そうだ、そうだ、「杖を頼りに一日がかり」ならぬ、猫爺は杖を頼りに半日がかりで、今年最後の「外来診察」に行ってきた。(何のこっちゃ)

 昼餌が遅くなってしまった。独りで外食はテレ臭いので、ダイエーで鶏胸肉の焼き鳥弁当を買って来た。「不味っ!」失敗しても「ささみホイル焼き」の方が余程美味かったぞ!


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