雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

憂い

2012-07-13 | 日記
 夕方になってから、雨が降ってきた。 各地で豪雨の被害がでているが、なによりも尊い人命が失われていることを憂う。 

 京都の虐めが原因と思われる少年の自殺に対する教師たちの無神経さが悔しくてならない。 昨日のテレビ番組で「夜回り先生」が熱く語っておられたのを聞いた。 学校の先生や、教育委員会のお歴々は、虐めなど受けたことがない人達ばかりなのだろうか。 むしろ、虐めていた人たちの集団なのかも知れない。 虐めを受けている少年が、どれほど苦しんでいるかを察することも出来ない人達ばかりなのか。 「自殺の練習」と言って首を絞められ、どんなに恐かったことだろうか。 それを「子供の遊び」と一笑に付して済ませる大人たちの無神経さを憂いて止まない。 

 世の悩める青少年たち、自殺する前にせめて「命の電話」や、「夜回り先生」と話してみようよ。 親には言えない、先生も取り合ってくれない。 四面楚歌のジレンマの中でも、「どうやっ死ぬか」ではなく、「どうやって生きるか」を考えてみようよ。 将来ある若い命が、かくも脆く消え去ることを憂う。 消えさせている大人たちを憂う。

最新の画像もっと見る