雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

輪廻・転生

2012-07-19 | 日記
 晴天続きの今日このごろ、今朝の室温は28度と年寄りには快適な過し易さである。 しかし、陽射しが強く、ベランダの草花の葉が日焼けしてきた。 外に出していた観葉植物が直射日光に弱いらしく、部分枯れが目立っている。 倉庫からすだれを出してきて覆うやら、観葉植物を部屋に移すやら、一汗かいてようやく一息ついたところ。 忘れずに水分の補給をしておこう。

 今朝のテレビ・ニュースでチラッと耳にしたのだが、13才の少年が家の窓から転落死している。 事故か自殺かはまだ不明だとか、靴は履いていなかったそうだ。 部屋の窓から落ちているのだから当たり前だろう。 家族の方たちは、「自殺に思い当たるふしはない」そうだ。 事故なのだろうか。 折りが折りだけに、疑問に思えて仕方がない。 亡くなられた少年のためにも、真相を正しく解明してあげて欲しい。

 今世に生きている大勢の人たちは、「死」をどのように考えているのだろう。 現在放映しているテレビドラマに、「ゴーストママ」というのがある。 漫画が原作で仲間由紀恵さん主役のドラマだが、まさかとは思うが、死んだら幽霊になると思っている人も居るのだろうか。 現世に思いを残すと幽霊になって現世を彷徨い、思いが晴れると天国へ召される。 そんな漫画めいたことは信じていないとしても、「死んだら楽になれる」ぐらいな錯覚はしているかも知れない。 それは違う、楽になんかなれない。 苦しみは消えるが、楽しみもまた消えてしまうのだ。 神も仏も霊魂も、生きている人の心に存在するものである。 死ねばその人の心に存在したものは総て消えてしまう。 そして、生きた肉体も心も無に帰する。 

 もし、霊魂が存在するなら、地球に生物が誕生して何億年かのいとなみのなか、累々と生まれ死んでいった生物の魂で、やがて地球は埋め尽くされてしまいそうだが、霊魂の存在を信ずる「宗教家」などは「輪廻・転生」という詭弁思想を編み出した。 ある限られた数の魂が「生まれ変わり・死に変わり」し、人が死に次の世にはミジンコに、その次の世には、ゲジゲジにと転生し、やがては再び人間に生まれ変わるとか。 よく考えて見れば、随分都合よく、随分気味の悪い思想ではないか。 

 神や仏の教えを説く人達も、本当はことはよく解っているに違いない。 ただ職業的に、利益追求のために、或いは立場擁護のために取り繕っているに相違ない。 「嘘も方便」という慣用語があるが、私の造語「嘘も銭なり」を仲間に入れてほしい。

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