月命日は、月違いの命日で年に11回ある。妻の4回目の月命日が近づいてきた。せめて毎月供花でもと、スーパーの花売り場に出かけることにしている。とはいえ、仏花としてセットされたは、樒(しきみ)に花々が縛られたているみたいで気に入らない。菊、竜胆、カーネーション、カスミ草などバラ売りのものを買ってきて、およそ仏壇に供えるには相応しくないものを供えている。妻の遺影がそれを見て、「プッ」と笑っているようだ。
今日のテレビのニュースで取り上げられていたが、パソコンをやり始めた高齢の男性が詐欺に遭ったそうである。出会い系か何かで知り合った女性が、「私は一人暮らしです。遺産を分け与える家族がいないので、私のお金500万円をもらってください」そして、手続きだの何だのといって、ずるずると700万円も送らせて、結局その男性は何ももらわずにドロンされたらしい。テレビ音声の聞き流しだったので、詳しいところは聞き逃がしているが、だいたいはそんなところだったと思う。騙したヤツは許せないが、騙された男性もお気の毒だけれど同情しがたい。歳をとったら何事も自分一人で判断しないで、若い人に相談すべきだと思う。「老いては子に従え」という言葉がある。自分の判断は絶対正しいと思っても、強情張らずに若い者の意見を聞こう。