雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

お米を洗う

2012-02-05 | 日記
 無洗米という商品がある。 洗っていない米のことかと思ったが、「それじゃ普通の米じゃないか」 娘が言うには「洗らわないで炊ける米」だとか、紛らわしい商品名だ。それなら「既洗米」の方がしっくりくると思うが・・・。

 このあいだ、「お米評論家」みたいなお米屋さんが、テレビで美味しい米の選び方を話していた。 その中で、お米の洗い方を紹介していたが、私の洗い方と同じだった。 米と水を入れ、両方の掌を垂直にして米をすくい上げ、軽く擦り合わせながらパラパラッと落として洗う。 最初は出来る限り素早く洗い、水を換えてから丁寧に洗う。 濁り水に長く浸けると、米が糠の臭いを吸ってしまうからだ。 これは確か中国式のやり方だと聞いたことがある。 力がいらないので、年寄りには最適で、水を換えながら2~3回繰り返せば奇麗になる。

 そのお米評論家、ブレンド米を勧めていた。 単一米より美味いのだそうである。 しかし、ちょっと待ってほしい。 ブレンド米といっても、お米の味を研究した人が、良いものを選りすぐったブレンド米もあれば、適当に美味い米に安い人気の無い米や古米を混ぜた「ブレンド米」も出回っているのではないだろうか。「ブレンド米が美味い」と勧められても、「そうですか」と単純に受け入れ難いものがある。 

 と、書いたが、新潟産の「こしひかり」と、一番安価なそれを食べ比べても、全く差が判らない者に「偉そうな事が言えるかい」と専門家に叱られそう。