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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

居場所を広げるケン

2024年08月14日 | ケン(ちびたん)
最近リビングでケンの姿を見ることが多くなった。
家庭内ノラのケンは、殆どの時間をオバン部屋で隠れるように過ごしていた。
その理由はまず人間が怖いこと、そしてちび太に狙われていること。
特にちび太は何と言っても猫なので、どんなに隠れても見つかってしまう。
オバン部屋にある棚上の隅の箱の中でじっとしているしかなかった。

ちび太に追われて逃げた食器棚上(箱中はクウ)

ちび太は夏になる前、2階のオジン部屋からリビングキッチンに居住を移しました。
それでケンは"鬼の居ぬ間"に1階でみんなと一緒に過ごす機会を失った。
ところが、最近になって少し様相が変わって来た。
飽きたのか興味が薄れたのか、ちび太があまりケンを追わなくなったのです。


リビングの丸テーブルでくつろぐケン

目の前にくると追い回すけど、それ以外は気づいてはいるのだろうけど興味なし?
ケンはそんなちび太の真意を試すように、1階にいる時間が増えてきたのです。
ちび太がリビングにいるときはキッチンに、キッチンにいるときはリビングに。
棚の上やカーテンの陰に隠れるなど、いろいろ工夫しながらちび太との共存を図る。
ちび太は2階に行かなくなったので、2階にいればのびのび過ごせる。
飲み水もトイレもあるしご飯は運んでくれる。
それでもケンは、みんなと一緒に過ごしたいらしい。

冷蔵庫の上で兄貴分のチキン(奥)と

最近では平気でちび太の視界の中にいれるようになったケン。
ケンの努力が実って、ちび太との融和も近いかもしれません。
しかしケンにはもうひとつの問題が。
どうしても馴染めない保護者からは今も逃げ回る日々です。
ご飯を目の前に出そうとするとすかさず猫パンチで振り払う。
怒りたいのはこっちなのにシャーシャーの連発。
ケンのQOLを上げると思わば、我慢我慢の連続です。
一方ケンには山ほどの懸案事項が。
シャンプーにノミ駆除に首輪付けに爪切りに、何より手術がまだなのです。
さてさて、どのように進めていくか思案中。


リビング窓で外を眺めるケン

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頼みの綱

2024年02月29日 | ケン(ちびたん)
最近はちび太だけでなく、レオにまで追われるようになったケン。
2階からケンの悲鳴がよく聞こえてくるようになりました。
ケンは殆ど2階で過ごしているので、リビングにいる保護者が見守ることができない。
ケンの叫び声が聞こえると、保護者より先に駆けつけるのがチキンです。

チキン兄貴と一緒ならリラックスできるケンです

ちび太とレオは、ケンが動き出すまでケンのいる箱の下でジーッと待っている。
ケンが動き出すと一気に追う。獲物を追う時のネコ科の動物特有の動きだ。
ケンが他の部屋に逃げられればいいのだけど、途中で襲われるとギャーッとなる。
最近はちび太が箱の中まで乱入することもある。
ちび太やレオ以外にも、出会い頭で他の猫に脅されることもある。
でも、チキンがいれば大丈夫。

ご飯も兄貴に見守られていれば心置きなく

チキンがいれば、リビングにいても誰も手出ししません。
ケンにとってはまさにチキン兄貴さまさま。
でも、この兄貴は気まぐれなので急にどこかへ消えたりする。
そんな時たまたまリビングにちび太かレオがいれば、最悪の結末となる。

兄貴のいる奥ならどこだって安心

保護者としては早くどれかのケージを空けて、ケンに気の休まる場所を提供したい。
でもケンは、そんな生活ではあるけど今の状況にまんざらでもない様子なのです。
それはそれでいいことだけど、問題は保護者の方。
ウェット、カリカリと1日4回、その度びに2階に上がってケンの居場所を探す。
いつまで続けられるか、それがケンの家猫再生プログラムを急ぐ理由なんです。

なんだかんだで、もうすぐ推定3才です

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リビングに入れないのはオジンのせい

2024年01月29日 | ケン(ちびたん)
何と昨年の7月以来となったケンの近況です。
あれから半年以上経っているのに状況は何も変わっていません。
相変わらずちび太に追われ、オジンを怖がって避け回り、陰に隠れた生活を送っています。
保護団体のアドバイスもあって、ケージに入れて人馴らしからやり直すと決めたのに、サクラがようやくケージを卒業した頃に状況ががらりと変わり、店の連中がどっと押し寄せて増やしたケージも全部独占してしまった。
しかも隠遁生活のケンは、家の中の行き場を次々と失っていくはめになってしまうのです。

リビングに入れず廊下から様子を伺うケン

まずサクラがいた保護部屋に入れなくなった。
次々とケージが増え、怖そうな外猫が新たな住人(猫)として入ってきた。
その過程でサクラも2階の物干し部屋に自ら引っ越し、今は介護部屋と呼び名を変えた。
ケンも同居を試みたけど、ちび太やオジンが頻繁に出入りするので落ちつかなかった。

キッチンにも入れず廊下から様子を伺う

さらにその後、ケンの主な居住部屋であるオバン部屋を模様替え。
何故かココが粗相するので、オバンベッドの隣にあった不使用のベットを処分した。
今は塞いでいたが、かつてはみうに始まってクウ、ケン、サクラなどが安住の地を求めてベッド下に逃げ込んだあのベットです。
部屋はすっきりしたけど、猫たちは新しい仕様に順応する必要を生じた。

模様替え後のオバン部屋。手前ドアの左にケンの根城がある

しかしケンは居住部屋を変えなかった。
相変わらずオバン部屋で、居場所は入口左のライディングデスクの上に限られた。
1日の大半の時間をそこで過ごすが、安全とは言えない。
この部屋は朝は日が当たるので、ちび太をはじめ他猫が日向ぼっこに集まって来る。
当初は時としてちび太がケンの居場所に乱入してきたりしたけど、最近はケン専用の根城として定着したようだ。

現在のケンの根城です。寝床として置いた段ボール箱を愛用してます

ケンにとってさらに悩ましいのは、今年に入ってオジン(自分)が毎日家にいることだ。
ケンがリビングに入れないというのはオジンがいるときだけ。
オジン不在なら殆どリビングで過ごし、ちび太もいなけりゃ目一杯くつろいでいるらしい。
オジンが現れると、背を低くして忍び足の速足でスススッと消えていく。
そういえば夜遅くなると、早く寝ないかと廊下から覗いているケンを見ることがある。
申し訳ないことに、自分は毎晩目一杯夜更かしをする。

リビングの本棚の上でくつろぐケン

ちび太はケンを追うけど、深刻な喧嘩をしたことはない。
追い詰めても手前で止まって見てるか、勢い余って少し絡む程度。
ツインズ(キーとクウ)やポニーチキンのじゃれ合いと較べればどうってことない全然平和。
ケンの過剰反応も問題と言えば問題のように見えるのです。

いずれにしても、ケンにとって今のわが家は住み心地がいいと言えそうもない。
もともとケンは子猫のうちに里子に出す予定だった子でした。
今考えているのは、なるべく早く保護部屋の誰かをケージフリーにすること。
ココレオはもう既に完全フリーで、ケージを根城として使っている。
2匹がケージを完全卒業すれば、次は外にいるキジロを家中に迎える予定です。
しかし・・・キジロにもう少し待ってもらう余裕はあるだろうか。
今のケンなら、むしろケージの中の方が安心できるのではないかとさへ思うのです。


たまにチキン兄貴が同居してます

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ケンの居場所

2023年07月10日 | ケン(ちびたん)
ちび太のケン追いが熾烈を極めてきた。
追って襲うわけではない。
ケンがどこかに逃げ込むと、その部屋でくつろいでいる。
ケンにすれば見張られてるようなもの。まさにストーカーそのものだ。
ケンがじっとしていると、ちび太はそのうちリビングに下りてきてみんなと一緒に過ごす。
しかしケンが動こうものなら、すかさず2階にするすると上ってケンを追い詰める。
ちび太は1階にいても、2階でケンが動く気配がわかるのです。
ちび太の察知能力は、ニャーと並んで猫たちの中でも群を抜いている。

ここは2階のオバン部屋。ケンが隠れています

おかげでケンは動けない。水を飲むのもトイレに行くのも大変です。
トイレの位置を変えたり水飲み場を増やしたり、いろいろサポートはしているのだけど。
最近サクラが2階に行かなくなったので、今日は閉鎖していたベット下を開放しました。
少しでもケンの生活の質を向上しようと・・、
でもかつてのように、リビングでくつろぐケンを見ることはなくなりました。

ここにいました。なんとも窮屈そう

さらに困った問題。
ケンは自分(オジン)がちび太にもまして怖いようなんです。
実際、オバンが非番で家にいるときはリビングにいることもあるらしい。
ちび太がケンを追って自分が止めに行くと、ちび太が喜んでケンは血相変えてさらに逃げたり。
そしてご飯時、腰痛心不全の自分にはケンを探すのが大変なんです。
ケンにすれば、オジンが探し回るのはちび太に追われるより怖いような・・。
いやはや、何とも困り果ててしまいました。

かつての逃げ込み場所、オバン部屋のベット下を開放

そこであるノラ保護団体(NPO法人)に相談してみました。
返事は「ケージがあるのなら、ケージの中からやり直して下さい」と。
ああ、そう言えばケンは昔ケージの中で懐いて抱っこまでOKになったんだ。
そうだ、夢をもう一度。
でもどうやってケージに入れる?
ケージは今サクラが愛用しているけど、どうする?
はてさて、どのように段取りするか、現在まだ思案中です。

保護後しばらくケージにいました。こんなかわいいケンに戻ってくれるといいのだけど。

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家庭内ノラ・ケンの隠遁生活

2023年05月22日 | ケン(ちびたん)
前回の記事でおわかりと思いますが、サクラは保護部屋から出ると家庭内ノラになる。
まったく、あれだけお世話してるのにいい気なもんだ。
しかし今が本人(猫)や保護者の未来を決める大切な時期。
一方完全な家庭内ノラとなってしまったケンの場合、少し事情が違います。

ケンの方から見れば、人(保護者)は怖いけど食べ物をくれる存在でもある。
少しづつではあるけどそれがわかって来た。
もう少し進んでるのがクウで、どうやらこの人間は悪いことはしないみたいだと。
ちなみにクウはこのレベルになるまで5年もかかってます。

みんながいるリビングに入れず寂しそうなケン (左はニャー)

ケンにとって厄介なのは保護者だけでなく、自分を狙ってくるちび太の存在。
クウの場合も、ニャーに追われ続けてすっかり家猫修行が滞ってしまった。
ニャーは本気でクウを追い出そうとしたけど、ちび太の場合はちょと違う。
お遊びというか、ケンを狩りの練習台にしてるようなのです。
かつて育ての親であるテンちゃんに果敢に向かっていったように。

でも、まだ若くてテンちゃんのように余裕のないケンにとっては大変なことだ。
当初は何かと助け舟になってくれた保護者もチキンも今は頼りにならない。
ちび太がひとたびケン追いモードになると、どこにいても見つかってしまう。
ただ、ここに逃げ込めばちび太が諦める(というか"待機"モードになる)場所があるのです。

ひとつは2階のベッド下。ここに逃げ込めばちび太はそのうち諦める。
でもこの場所、サクラのおかげで先日封鎖されてしまった。
ケンにとってはとんだとばっちりでした。
ベッド下は封鎖されちゃいました

次は2階オジン部屋の押し入れ中段か上段。
ここも逃げ込むと何故かちび太は段の上までは上ってこない。
押し入れの上段にいれば安心

もうひとつ、最近開発したのがコタツの中。
ちび太が気付かないことが多いが、たまにちび太がコタツに入ることがあるので要注意。
実はケンのこの行動のとばっちりを受けたのが、それまでコタツを根城にしていたリン一家。
キーは一緒に入るけど、リンとクウは相容れずで特にクウはコタツ自体に入らなくなった。
まさかそれが最近のクウの粗相と関係あるとは思えないが。
コタツの中のケン (コタツはもうすぐ終わりです)

他にも棚の上まではちび太が追わないことが多いが、たまに来るので怖くて止めたらしい。
てなことで、ちび太に追いつかれて触られたケンの叫び声が人気のない静寂に響き渡る。
グワッ、グワッ。ギョエ~ッ。たまに人間さながらのギャ~~~ッ!
(ちび太がほんのちょっと触ったか、触ろうとしただけです。)
ケンがリビングでみんなと過ごす時間は本当に少なくなってしまった。
でも、何故か元気そうなケンなのであります。
人間から見れば大変苦にしちゃいそうな状況だけど、やっぱり猫ってすごいんだなあ。

チキン兄貴は頼りになるけど、最近ちょっとつれなくなった

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