ハチの前回記事(4/27)の最後の写真を見て、実は自分でも驚いた。
頬袋がさらに発達して膨らみの際が顔の中央に進出、目にもかかりそうな勢いではないか。
ここまでとは思わなかった。最近左目が塞ぎがちなのはそのせいだったかも。
まさにライオン? いつも見てるのに、肉眼では気づき難いことでした。
調べてみると、顎の方も左右の膨らみがくっつきそうなほど広がっていた。

ますます勢いついてきたハチの頬袋
いやはや、「立派な頬袋は強者男子の象徴」などと言っていられなくなった。
1月に診てもらった先生のようにやはり感染症を疑うべきだったか。
それで5日ほど抗生物質を与えたのですが(1.5錠/日)、満を持して別の病院へ。
不妊手術の際いつもお世話になっている先生です。
こちらの先生はかなり丁寧に診てくれた。
まずしみじみと外観観察、そして計測、両下顎リンパ腺からリンパ液の採取(針生検)、血液検査、これらを手慣れた手つきで流れるように行った。
1月の先生がリンパ液採取は容易でないので・・と言っていたのとは大違いだ。
ああ、何となく安心できるなと思っていたら、結果は何も異常なし。
病気じゃないので抗生物質の投与は止めて下さい、と言われちゃいました。
で、頬袋の話をひとしきり。ついでにハチの去勢手術を頼んでみた。
この先生は猫ちゃんの徒なリスクを避けたいので手術は5才まで、がポリシー。
ハチは6才を越える。しかももう外には出ないのでますます手術は必要ないと。
わが家には(不妊)手術できない♀猫がいるので、と何とかお願いして受けてもらった。

手術前のハチ、いつものレンジ台下段で
手術は先週の金曜日、無事に終了しました。
昼の引渡しは3時間待って診察5分、夜の引き取りは2時間待って説明10分。
まったくこの病院は・・保護者にとっても忍耐の1日でした。
午前の診察終了が3時、4時からは午後の診療。手術いつしたの??
先生が1人の場合は予約制が普通なんだけどね。
引き取ったハチはまだ少し出血気味で麻酔も半分残った状態。
段差が危険なのでケージには入れず、そのまま開放して案の定、床の間の奥に隠れた。
養生にはこれが一番です。
転がらないように固定したキャリーの中も一法らしいけど、自分で出れないし。
夜10時頃になって出てきてウェット少し与え、深夜にも少し、昨日もまだ控え気味。
少し食べ終えると洗面所の棚に隠れてそこで過ごす。
今朝も隠れたままで食欲も完全復活にはほど遠い。本調子はまだまだ先のようだ。
毎度のことだが、♂猫の場合は調子が戻るまで最低でも手術日+2日必要です。
♀猫の場合はもっと長い。今回の先生は10日の養生が必要だと言っている。
TNRに反対の人と話したことがあるけど、今のTNRは術後すぐに放出して無謀すぎると。
術痕が開いたり感染で死亡したり、半数以上が行方不明になった事例もあるそうだ。
他の団体のブログにも、不妊手術後の放出(R)で2割以上のノラが不明になると。
TNRとは「手術を受けてもらう代わりに終生のお世話を保証する」はずなのに。
理想と現実との乖離なんて話じゃ済まされない、関係者には一考してもらいたいものです。

手術後は今のところ、洗面所の棚の住猫です