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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

サクラは今日も元気です

2025年04月24日 | サクラ(新顔)
難治性口内炎に心不全
重篤な病をふたつも抱えるサクラ
食事介助を受けながらも人が怖くて逃げ回る
一風変わった家庭内ノラでありながら
今日もマイペースで過ごしています

甘えることも覚えました
あっ、人にではなくて猫にです
そのお相手はモドキおじさん


寝ていたモドキの下に潜り込んだサクラ

最近は"モドキ一派"なるものができて
寝る時は何かとモドキといるのがヒョウとココ
サクラも、その一員に加わりました

モドキとヒョウに寄り添って寝るサクラ(左はココ)

さてサクラの体調はと言うと
口内炎の痛みは周期的な強弱があるようです
腫れが進行しているようには見えないのですが
一時痛みがかなり強くなったようで
ひと口ひと飲みするたびにグアーッとのけ反って痛がった
その時はステロイド(ブレ5mg)を毎日1錠与えた
すると落ち着いて食べれるようになり
4日ほど続けて、また2日に1錠に戻しました

ステロイドはよく効くけど効果持続は1日程度
2日目になって、次のステロイドを与える時が大変
口がうずいてくるのだろう、とにかく何も食べない飲まない
それをあの手この手でだましだまし食べさせる
本人(猫)が空腹に負けるまで時間がかかることもしばしば
何とか薬を飲んでしまえば、4時間くらい経つと薬が効き始めて
別猫のように一気に食べ始める


ヒョウの下に潜り込んだサクラ
(いつもサクラが後から来てくっついてます)

年初の血液検査で内臓関係正常だった
ステロイドの副作用は、こんな与え方なら大丈夫そう
心不全の方も今の投薬で安定しています
次回は投与量を少し減らす提案をしてみようかと
気になるのは貧血の具合
年初には赤血球数が随分改善したけど
標準値よりはまだかなり低かった

抜歯に関しては、しないで済むならそうしたい
貧血が治ったにしても
背骨が浮き出るほどの脱水状態が一向に改善しない
水は自分で飲むようになったけど
ウェット中心の食性とは言えとにかく殆ど水を飲まない
とても麻酔をかけて手術という気にはなりません

サクラは痛みとの共存を覚悟したようだ
暴れるほど痛がったそのすぐ後に
気を取り直してまた食べ始める
その気力には敬服の至り
その反面食べたいだけ食べる時も結構あるし
大方の時間は安眠を貪ったり平穏に暮らしている
サクラが痛みに耐えて頑張る限り
自分(オジン)が諦めるわけにはいきません


最近は保護部屋の出窓で過ごす時間も多くなった


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岐路に立つサクラの口内炎

2025年03月05日 | サクラ(新顔)
先月来の自分(オジン)の腹痛のせいで、サクラの精密検査は延期したまま。
でもサクラは元気いっぱいです。
お腹の膨らみも治まって体型が元に戻り、動きも再び俊敏になりました。
給餌も投薬も先月から妻が担当。自分のときよりずっとスムーズになった。


尻尾が上にピン (今年の正月、まだお腹が膨らんでいるのに元気復活したサクラ)

先月中旬くらいから、サクラがコタツに入らなくなった。
意識がはっきりしてきたのと並行して警戒心も復活し、中の様子が気になるらしい。
中を覗いたまま固まってしまい、30分くらいそのままのことも。
それでも結局入るのを止めることが増え、やがて入ろうとすらしなくなった。

コタツに入る時やたらと中を警戒するようになった

定位置が定まらないと困るのは給餌。サクラは落ち着かないと食べないからだ。
でも当時のサクラは他猫と同じように、キッチンにやって来て待機する。
薬もウェットに混ぜればそのまま食べる。チュールで誘導する必要もなくなった。
何より、トイレをきちんと使うようになった。保護者にとっては夢のような変化でした。

上からココ、ちび太、サクラ (奥にレオ)

やがてサクラは、ピアノ上のボックスを新しい根城に決めた。
1階2階と居場所はいろいろ変えても、寝るときはそのボックスに入る。
そんなサクラの食欲が、先月下旬頃から落ちてきた。
口の痛みが原因だと気づいたのはつい先日のことです。


新しい根城で休むサクラ

食べる時の痛がり方が尋常じゃない。
ひと口ごとにグアッとのけぞって、長いこと首を振って手で口を掻きむしる。
それでも、少しでも食べようと頑張るサクラ。見ていると涙が出た。
それまでは見なかった、休息中に突然グアッとなることも。

給餌投薬も再び苦労するようになった。
何とかステロイドを多めに与えると、その後1日くらいはよく食べる。
痛みがひどくなってもステロイドの効き目はあるようだ。
今は様子を見ながらステロイドの量を調整しています。

サクラは今、2ヵ所の病院に通院しています。
新しい病院(心不全の先生)で、何故抜歯をしないのかと訊かれた。
そうだったのです。サクラは体調が悪そうだったので手術を見送った経緯がある。
後になって自分が勝手に勘違いして、歯周病じゃないから抜歯の必要はないと。
それでも歯の周りに患部が触れるから、雑菌を防ぐために抜歯するのだと教わった。

一方のサクラ。
脱水症状で相変わらずのガリガリだけど、今回の血液検査の結果内臓関係は良好だった。
このまま投薬でいくのか思い切って手術に踏み切るのか、思案が続きます。

サクラと(上に)ニャー

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サクラ、回復までの軌跡

2025年01月26日 | サクラ(新顔)
年末はサクラの記事が集中したので、まずは他の子たちにも出番を回しました。
ひと回りするのにひと月以上も要してしまい、ようやくサクラの番が回ってきた。
サクラは元気です。いつもながらの"便りのないのは良い便り"。
実は17日のハチの記事に、尻尾がピンと上に伸びて元気そうなサクラが出てました。
今回はサクラの見事な復活劇を報告します。

昨年の夏、お腹が膨らみ始める前のサクラ

年末(先月)に3回通院したが、山場は17日の緊急通院だった。
サクラはじっとしたままで何も口にせず、正直言ってこれはもうダメかと覚悟した。
先生の指示でステロイドを大幅に増量、カロリーエースを舐めたのでやりまくった。
同時に強心剤、抗生物質、風邪薬(点眼薬)を投与し続けた。
それが功を奏したのかサクラは自分で食べ、動けるようになったのです。
しかし年末最後に通院した時は腹水も胸水も再び溜まってきていた。
(ここまでが前回記事「病名確定」の内容でした。)

サクラは少し元気になったものの、困ったこともあった。
ひとつには逃げ回るようになって点眼がなかなかできない。
食べなくなった要因の一つに鼻詰まりも考えられたので風邪は早く治したい。
もう一つは、大変な下痢になってしまったこと。コタツの中外、歩きながらも垂れ流し。
点眼のために追い回すと、下痢やら刹那糞やら刹那ションでこっちまで粗相まみれ。
しかもサクラの心臓がバグバグになるので、点眼を諦めざるを得なかった。
だがその頃には鼻詰まりも解消し、カロリーの高いカリカリを食べるようになったので、カロリーエースは徐々に減らして年内には打ち切り、ようやく下痢が収まった。

年末はコタツの中で臥せったままだった

次の通院日は1月4日、新年いの一番で予約してある。
とにかくそれまで呼吸困難など緊急事態を起こさないことを祈るしかなかった。
お腹は相変わらず膨らんで、ついにはそれまでになく膨らんできていた。
果たして問題の胸水はどうか。
もうひとつの気掛かりが貧血です。
先生が輸血しないとまずいと言うほど赤血球数が少なかったけど、輸血は断念した。
と言うことはサクラが食べて自分で血を造るしかない。
とにかく総合栄養食を食べさせる。何も起こらないことを祈りながら。

一方のサクラはさらに元気が回復。お腹は膨れたままだが年明け頃にはコタツから出てトイレ近くまで行って用を足すようになり、保護者の労苦はぐっと軽減した。
コタツに敷き詰めていた吸水シートも外し、同居するリン一家も一安心。

動きは活発になってもお腹の膨らみは・・

サクラは無事に年を越して受診日を迎えました。
暮れは動けなかったのでそのままだったけど、今度はネットに入れての通院。
検査の結果、腹水はまた増えていたので抜いてもらった。胸水はなくなっていた。
問題の赤血球数はだいぶ回復し、まだ標準よりは低いものの危機は脱したと。
風邪が治って、鼻はきれいになっていた。
元気回復を裏付けるように、腹水を除いていろいろな数値が改善したのでした。

何が良かったのか。3つのことが考えられた。
・ステロイドを一時増量し、カロリーエースでつないで食欲を回復させた。
 (これが造血につながったと先生。)
・点眼をこまめに実施して風邪を治した。
 (嗅覚が復活したことでこれも食欲改善につながった。)
・年末に新しく加えた強心剤が効果あった。
先生はいずれも大事なことだったと言ったけど自分には、効果のある強心剤が見つかったとすればそれが何より嬉しく安心できることだった。

活発になって警戒心や慎重さも復活したサクラ
(コタツになかなか入れない)

先生と相談し、新しく追加した強心剤(ビモベハート)に絞って1.5倍に増やすこととした。
脱水状態のサクラに利尿剤を投与するという最悪事態は避けることができた。
その後のサクラはお腹の張りが徐々にしぼんで、見かけも生活ぶりも普通の猫と変わらないほどにまで回復。中旬の通院では体重も元に戻っていた。
現在サクラは相変わらずリン一家とコタツに同居、しかし行動範囲は随分広がりました。
2階にも自由自在、出窓や押入れにも上がり放題。
コタツの中にいるときは積極的に食べに来るので給餌や投薬は楽。
素早く逃げ回るようになって、保護者としてはコタツに追い込むのに苦労するけど。

先生は、ここまでサクラが回復したのは保護者の努力の賜物だと言ってくれた。
でも自分はまず先生に感謝したいし、何よりサクラ自身の努力が大きい。
年の瀬に食欲が回復したけど、サクラにとっては簡単なことではなかった。
ステロイドを当初の量に戻した時は口の中が痛い痛い、ひと口食べる毎にのけぞって口を手で掻きむしりながら痛がったけど、それでも気を取り直して食べ続けたのです。
普通の猫ならとてもじゃないけどあんな状態では食べれないだろう。
薬を増減しながら、2年間も口内の痛みと付き合ってきたサクラならではの業でした。

ちなみに、今回の一連の検査でステロイドの副作用は認められなかった。
今の状態は、サクラが自分自身で(病気から)勝ち取ったと言っても過言ではないのです。
近々サクラの精密検査を予定してます。(またの大出費はトホホだけど。)
念のための検査で、好結果を期待してます。


今のサクラの悩みは・・他猫が邪魔で日光浴ができない?
(コタツの奥にて、写真手前左がサクラ)


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病名確定

2024年12月21日 | サクラ(新顔)
昨日サクラを連れて病院に行ってきました。
外部検査機関の測定結果が出揃って病名が確定。
前2記事「容体急変」では検査途上の結果を小出しにして時々の推測を加えたため、少し混乱気味になってしまった。
自分の動揺の現れなのでご容赦下さい。
サクラの病気は「心不全・ステージC」
何と、自分(オジン)と同じ病気でした。

点眼のためオバンに抱かれたサクラ

猫の心不全に関しては、Googleで「猫 心不全」か、さらにはそれに「胸水」や「腹水」とキーワードを加えて検索すると、初めにAIの要約が出てくるので参照してください。
要は胸水や腹水は心不全と密接な関係があるのです。
猫の心不全(ステージC)の予後は数か月から長くて2年ほどとある。
自分のようにペースメーカーを入れることもできないので、最適の処方を模索しながら投薬を続けて延命することになります。

素早く逃げられなくなって諦め顔

昨日はまた腹水を抜いてもらったので、今日のサクラは幾分楽そうです。
胸水もあったけど心臓や肺と密接しているため、ある程度量が多くないと抜けないと。
呼吸困難に直結する胸水は増えるとより深刻。
病院が休みに入ってしまうので年明けまで増えないことを願うばかりです。
それまでのものに新たな強心剤を追加してもらいました。
ステロイドは元の量に戻すことに。抗生物質は猫風邪(鼻詰まり)が治るまで続けます。

昨日病院でまた腹水抜いてもらって少しスマートに

サクラは通院を始める直前から、この10日ほどコタツの中で突っ伏したまま。
腹水を抜いてもらってからは少し元気になって、トイレ(粗相)と食事時は出てきます。
今後こんな生活が続くのだろうか。
家の中を闊歩したり2階に行ったり出窓に上ったり、もうできないのだろうか。
今はとにかく、この年末年始を乗り切ることだけを考えます。


コタツの中の腹這いサクラ。普段は頭も突っ伏したまま

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容体急変「サクラの長~い1日(後編)」

2024年12月19日 | サクラ(新顔)
先生の話は続いた。「このままだと危ない、輸血ができるといいのだが。」
貧血の度合いがひどいらしい。先生は輸血の段取りについて説明してくれた。
わが家にたくさんの猫がいることは既に話してあった。
1匹1匹病院に連れて行って血液適合性の検査をする。適合する確率はそう高くない。
数が多いと言っても、エイズの子や家庭内ノラの子を除外すればさほど多くないのです。
それにそんなことをしている間、サクラの身体が持つとは思えなかった。
それより検査を続行し、先生に頑張って原因を見つけてもらう方に懸けた。

それからというもの、心中穏やかでない状態で連絡を待ちました。
さらに2時間ほど経って、検査終了の連絡が来た。
(よかった、サクラは生きている。) 急いで病院に向かった。

先生はX線、エコー、心電図の画像を何十枚も撮っていた。
さらに血液検査、尿検査、腹水検査の膨大な分析値。
診療時間外の午後、そのひとつひとつを時間をかけて説明してくれた。
右心房肥大、左心室拘束心筋症、血液の逆流・・。心不全の自分には聞き慣れた話。
血液検査ではとにかく赤血球が異常に少ないが(正常の1/4)、それ以外はまあまあだった。
懸念していたステロイドの副作用も出てなかった。
心不全と腹水胸水による圧迫で心臓のポンプ機能が落ちている。
さらに赤血球が少ないので(貧血)、結果的に肺から酸素を取り込めない呼吸不全。
また腹水による臓器圧迫で食欲不振。
重度の猫風邪による鼻詰まり。
エコーの解析から炎症が起こっている可能性があり、貧血の原因かもしれない。
「リンパ腫のような陰があるのも気になる」と写真を見ながら言った。
先生の話は長かったが、まずやってみたい対策は2点。
強心剤を投与して心臓の機能を維持する。
ステロイドと抗生剤を投与して、もし炎症を起こしていれば沈静化する。
とりあえず臓器圧迫を緩和するために腹水の半分と胸水を除去した。

だいぶお腹がしぼみました

当面水を抜いてもらったのがよかったようだ。
サクラは朝の状態より随分元気が回復して生気があるように見えた。
10万越えの費用はトホホだけど、先生はやるべきことをやってくれた。
帰ってからコタツの中で落ち着くと、サクラは食欲も回復してきたらしい。
口を痛がりながら、かるかんスープ半袋とカロリーエース1缶飲んで眠りについた。
ようやく自分も落ち着いてきた頃、いろいろ先々のことが頭を過った。
心不全は治らない? 強心剤は未来永劫? 果たして炎症なのか。
もし腹水の増加が止まらなかったり赤血球異常が続くようであれば、リンパ腫の可能性?
いやいや、とにかく今はサクラの介護に集中しよう。

その日の夜から薬の投与開始。ステロイドと抗生剤は既に家にある。
驚いたのは指示されたステロイドの量で、1日1錠はそれまでの6倍だ。
口内炎の痛み解消にも期待が持てそう。
サクラは元気回復とともにトイレもすっかり元に戻った。
大は玄関で、小はコタツから少し出て粗相。
懸案のおしめも再検討しなければならなくなった。
その日夜はサクラがコタツから出てきて、久々にキッチンでくれくれ鳴きした。

サクラの食欲は翌日(昨日)にはさらに復活。
コタツから出てきてはくれくれ鳴きするけど口が痛くて食べれない。
取り敢えず体力をつけさせようとカロリーエスを与え続けた。(1日2缶)
すると今日になって下痢気味になったので、徐々に固形分を増やしてます。
飯時トイレ以外は腹這いでじっとしてるだけだけど、目線はしっかりしている。
相変わらずよろけながらも歩くスピードは速くなった。
階段や段差はまだ上れません。
とにかく体力をつけさせることが先決だと思っています。
ただ、今日の夕方になって気になることが。
サクラのお腹,一昨日病院から帰宅した時と比べるとまた出てきたような・・・

炎症止めなので即効性のないことはわかっています。
それにしても気になる。心臓の鼓動はどうなのか。
明日また病院に行く予定です。

※次記事「病名確定」に続きます

コタツの真ん中にサクラ(リン一家が奥)

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