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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

年の瀬に想うこと ~保護活動を振り返って~

2024年12月30日 | ご挨拶・解説・お知らせ
今年も余すところあと1日となりました
春にシロキを看取った以外、夫婦2人と猫15匹
揃って年の瀬を迎えたことにまず感謝



閉店に伴って昨秋保護した5匹と先住との融和は進み
今年の秋はさらにハチ(キジロ)を迎え
当家は9年続けたノラ猫保護活動を終えました

その間、外部からの援助は一切受けず
数回の法事以外は旅行にも行かず、外食もしないで
ひたすら時間と労力と経費を猫たちのために費やしてきた



今振り返っても、一切の悔いはありません
猫たちの清く澄んだ心根に触れることができたから
「生きがい」という、掛け替えのない宝物をもらったから

「ブログ3周年の決意」という過去記事を再読しました
ノラたちを薄幸で過酷な状況から救うことは
人間との闘いなのだと強く意識した記事です



保護活動は終えましたが、この闘いは続きます
さらに自分にはもうひとつ、年齢との闘いがある
今いる15匹を、無事に過ごさせる責任があります

難治性口内炎に心不全のサクラ
耳が扁平上皮癌のダイフク
他の子だって、この先何が起こるかわからない



妻から猫たちの経費が人間の生活費を越えたと聞いた昨年末
今年は猫の医療費が前年の20倍近くに達しています
年金生活の今、夫婦も猫たちもさらなる切詰生活に入らねば

それでも生きていることの楽しさを忘れずに
1日1日を大切に生きて行こう
保護できずに生き別れた子たちの無事を祈って
外にいるすべての猫たちの平穏を祈りながら

末筆ながら皆様、よいお正月をお迎えください


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エサをやるなは殺せと同じ・第12弾 ~論点再確認・著名サイトへの質問状~

2024年12月28日 | シリーズ終了:エサをやるなは殺せと同じ
ノラ猫保護団体や個人ボランティアさんのブログのみならず、「ねこちゃんホンポ」「ねこのきもち」等の著名サイトにも見られる『ノラ猫には餌をやるな』の表現、本シリーズ第4弾「言葉の真相を暴く」でその記述の矛盾と危うさを指摘しました。以下に第4弾の内容を再掲します。

「ノラ猫に餌をやるな」の主張について
1.まず第一に、餌やり禁止は法律違反
餌やりを禁止することは動物愛護法違反です。実際、愛護法の対象動物であるノラ猫への餌やりそのものを禁止している自治体はありません。餌をバラ撒くなど"不適切な"餌やり方法を禁止しているのです。下に紹介した記事(ねこちゃんホンポ)の中で、「ノラ猫への餌やりを禁止している地域(自治体)がある」という記述は明らかに誤りです。和歌山県では、「適切な餌やり」の表現がわかりにくいとして条例が改正された。その要点を下に抜粋したので参考にしてください。
(引用記事は割愛します。)

2.ノラ猫は人間の施し物を頼りに生活している
「ノラ猫の食べ物」をネット検索すると、前出のサイトも含め判で押したように同じことが書いてあります。YahooやGooなどの質問サイトでこのようなスレが立つと、それらの記事をコピーしたような回答が続きます。要は小動物を食べ虫を食べ鳥を食べ・・。しかし考えてみて下さい。春夏秋冬毎日、自分の身の回りでそのような生き物と出会いますか? つまりこの説明は、イリオモテヤマネコのような野生の猫についての説明なのです。田舎ならまだしも、人間のために開発された住環境ではこのような猫が捕食する生物はそう簡単には見つからない。特に冬は、動くものしか捕食しない猫にとって、自然の食べ物は皆無と言っていいでしょう。人間の落とし子であり人間社会で暮らすノラ猫は、人間の施し物を頼りに、人間と密接な関係を持って生きています。つまり、誰も餌をあげなければノラ猫は生きていけないのです。

3.餌をあげてはいけない理由、その①「近所迷惑」
近所迷惑とは主に糞害のこと。他に植木鉢を壊したり鳴き声がうるさかったり。猫好きはさほど気にしなくても、猫が嫌いな人にとっては迷惑そのものだろう。継続的な餌やりはノラ猫を集めてしまい、これらの迷惑が顕在化してクレームに繋がるという理由です。
確かに生きるということは、どこかで糞はするし悪戯もするでしょう。仮に、たまたまノラ猫が通りかかって庭に糞をしたらどうするのでしょう。誰にクレームを言うのかな? 要は許容限度の問題なのであって、顕在化しなければよいのでは? 目の前の空腹で瀕死の猫に餌をあげたからって、ノラ猫が集まってはきません。 継続的に餌をあげるならマナーを守るべきは当然。だからと言って、マナー違反を餌やり禁止に結び付けることはノラたちにとって致命的な混同なのです。

4.餌をあげてはいけない理由、その②「繁殖して数が増える」
過酷な環境下に生きるかわいそうなノラ猫を増やしたい、と思う人は誰もいない。猫嫌いさんに限らず、保護団体もボランティアさんもみな同じだ。犬猫を食い物にするペットショップ業界の経営者たちや悪徳ブリーダーですら、同じ思いに違いない。でも、ノラ猫を増やさない、だからノラ猫に餌をやるな? つまり餌をあげればその子が生きながらえて子供を作ってノラ猫が増えるから、餌をげないで餓死させろということだ。それ以外に意味があるだろうか。
「かわいそうなノラ猫を増やさないためにも、ノラ猫に餌をあげるのはやめましょう。」
もうおわかりでしょう。この表現には、明らかに今いるノラ猫を殺せという意味が含まれているのです。それがこの表現の最大の矛盾であり欺瞞です。ノラ猫を守るどころか、人間性のかけらもない残忍で身勝手な表現なのです。ノラ猫はいつも飢えている。衰弱している。目の前のその子に手を差し伸べることこそ、人間性に満ちた行為と言うべきです。参考までに、自分が推奨する言い方を下に添付しておきます(どうぶつ基金)
(引用記事は割愛します。)

5.猫嫌いさんたちとの協調
ノラ猫の繁殖については、「1頭のノラ猫♀が3年後には2000頭になる」 という環境省のパンフに基づいた記述が多く見られるが、これが誇大表現だということは本シリーズ第3弾の前編に記した。実際には過酷な環境下、交配頻度や一才生存率が理論最大値には程遠い低さなのです。それでも自然増があるという事実に変わりはないが、TNRで活躍しているボラさんたちがいる。そもそも自然増を問題にするのなら、その前にすべきことがあるはずだ。
「動物愛誤と書く諸兄へ」という過去記事で、ノラ猫の自然増に匹敵するくらいの人為的な増加(猫捨て等)を防止するための協調を呼びかけた。不幸なノラ猫たちを減らすために先ずすべきことは「餌やり禁止」でノラたちをさらに苦しめることではなく、「猫捨て防止」に力を入れることではないでしょうか。

ノラ時代のダイフク(5年ぶりに再会した当時)

上記再掲記事の最後のくだり、当ブログではその後「どんなノラでもそのルーツを辿れば捨て猫に当たる」の一文で表現しています。つまりノラ猫が増える本当の原因は「猫捨て」で、自然増は二次的な問題なのです。どんなにTNRしても、猫捨てが今のままではノラ猫は減りません。

第4弾で引用した「ノラ猫に餌をやるな」という記述があるねこちゃんホンポの4つの記事に関しては、同サイトにその真意を問い合わせたことがあります。答えは予想通り「(殺せなんてつもりは)まったくない。今後表現には注意する」でした。しかしその後も同サイトには同様表現の記事が見受けられるので(下にリンク)、改めて真意を問い正すと同時に上記(緑色)の内容を数行にまとめて見解を求めています。また、同様記述のある記事を掲載したPRESIDENT Online 社にも同じく真意と見解を求めました。(記事は本シリーズ第5弾で紹介)

回答が得られたら本シリーズで紹介します。今後もこのような記述に出会ったときは真意と見解を求めていくつもりです。

※「ノラ猫に餌を与えてはいけない」の記述がある記事


ノラ時代のモドキ

◆エサをやるなは殺せと同じ:シリーズ過去記事一覧
第1弾     雑感:エサをやるなは殺せと同じ  2017.6.30
第2弾     理屈で勝負の巻  2018.8.23
第3弾前編 →ノラたちとの共存を目指して・番外編3  2020.6.30
第3弾後編 →ノラたちとの共存を目指して・番外編4  2020.8.31
第4弾      言葉の真相を暴く 2021.3.31
第5弾      コメント欄に見る世相  2022.2.25
第6弾      殺処分か餓死か  2022.7.13
第7弾      だから言ったじゃないの  2022.11.19
第8弾      偽善はもう許されない   2023.3.14
番外編    意に反したコメントをどうする  2023.4.20
第9弾    動物愛護って・・   2023.6.4
第10弾     やわらかい言い方を模索してみました  2023.6.28
第11弾     善意の言動に潜む魔物  2024.3.13

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サクラとハチのカテゴリについて

2024年12月25日 | ご挨拶・解説・お知らせ
サクラ(新顔ちゃん)とハチ(キジロ)のカテゴリを分けました。
サクラは2018年夏、ハチは同年暮れに家裏に現れ、以来世話していましたが2022年の秋にサクラ、そして本年秋にハチを保護し、今は共にわが家で暮らしています。2匹が外に出ることはもうありません。

2匹のカテゴリにあった過去記事をそれぞれのカテゴリに分けましたが、2022年サクラを保護するまでは2匹の状況を一緒の記事に書いていたので、キジロに特記のある記事だけをキジロカテゴリに、他はサクラのカテゴリに収めてあります。尚、サクラが家裏に現れた頃の記事は下記のカテゴリに収録されています。

サクラ(当時新顔ちゃん)の初記事
◆「目が❤❤❤になったシロキくん」 (2018.8.21シロキカテゴリ)※サクラ初登場
◆「子ニャンたちの秋2018」  (2018.11.8一見さんカテゴリ)

子猫時代、家裏に現れた頃のサクラ

ハチ(当時キジロ)の初記事
◆「新しい時代、サクラとキジロ(黄白)」 (2019.11.6キジロカテゴリ)
※当時キジロ(ハチ)に非常によく似た猫(大人のキジロ)がいたために写真と記述が混同していたのを、上記記事で訂正しました。上記記事以前のハチ(キジロ)の記述には誤り(混同)があります。ハチは臆病でいつも隠れていた子猫でした。

子猫時代、家裏に現れた頃のハチ

サクラが難治性口内炎に加えて心不全を発症し、より注意深い観察と手厚い看護が必要になりました。過去記事との比較を行う機会も増えると思います。若い頃を同じ家裏で過ごしてきた2匹。その2匹を綴った一連の記事が別々のカテゴリーに分かれてしまうことは悩んだのですが、あくまでも将来を見据えての処置です。

現在のサクラ              現在のハチ 

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コタ中の異変 (特記:クウの粗相が・・)

2024年12月24日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
久々にリン一家の登場です。
一時は登場頻度が最も高かったリン一家も、最近はすっかり記事数が減りました。
わが家でコタツと言えばリン一家。もう殆ど入り浸り。
他に常連はポニーとチキン。コタツの中でリン一家と和気藹々と過ごします。
昨冬はサクラが加わり、今年は(リンと打ち解けた)ちび太がたまに。
ニャーや他猫たちは、コタ周りでは過ごすが中には入らない。
コタツ出してひと月ほど経った頃、ダイフクが入るという騒動が起きた。
途端に中の猫たちが血相変えて飛び出してくる。
結局ダイフクは強制的に出てもらい、3度ほど繰り返してそれ以後は入らなくなった。
で、またコタ中の平穏が戻ったのでした・・最近までは。


かつてのコタツはリン一家の憩いの場だった
(左からレオ、ポニー、チキン、キー、リン、クウはコタ中・窓の外にニャー)

今月に入ってサクラのお腹が膨れて動きが悪くなった。
2階と1階が半々だったサクラの生活が1階中心になり、コタツの住猫に仲間入りした。
コタ中は混み合うようになったけど、それでも皆和気藹々と過ごしていた。
やがてチキンが、続いてポニーがコタツに入らなくなり、1階2階で過ごすようになった。
原因はサクラの粗相。と言っても小だけで、大はトイレ近くまで移動する。
小はコタツから少し出て周りでするようになり、ついには中でもするようになったのです。

保護者のとった策は対症療法、コタ中に吸水シートを敷き詰めただけ。
そしてコタツの中心を避けて足を置く。
コタツの中を根城にしていたリン一家はどうしたか。
保護者同様コタツの中心を避けて過ごすようになった。保護者の足と競合しながら。
そのうち、コタ中にいる時間が徐々に減ってきました。
コタ周りにいたり(食器棚上の)天空寝床にいたり、かつての根城を点々としています。
冬に恒例だった一家水入らずの時間もなくなった。

コタツから出て天空寝床に集合するリン一家

という状況になっても、実はそんなに悲観しなかった。
なにせ猫は楽しい生き方を見つけることの名人。どんな状況でも諦めません。
実際、リン一家もコタツを諦めたわけではなく、日向ぼっこも続けています。
保護者にできることはコタ中のシートを頻繁に変えて、中の環境を良くすること。
中の環境が良ければ以前のようにサクラと一家が一緒にいます。
ただ、ポニーとチキンは他にいい場所を見つけたので(旧サクラ部屋)、リビングにいない時間が多くなりました。
猫たちのこと、今後も状況は刻々と変わっていくのだと思います。

コタツの片隅で過ごすリン一家 (写真右手前の顔はサクラ)

ところで、最近いいことがありました。
この10月以降、クウの粗相を見ていません。
クウはキッチンと洗面所にある2つの天空トイレ(棚の上)で用を足しているようです。
果たしてこれでクウの粗相問題は解消するのでしょうか。
粗相の主な場所がテーブル下だったことから、粗相の担当は小柄な妻になった。
以来クウと妻のトイレにまつわる攻防は5年以上の長きに亘ります。
テーブル下の4連チャントイレや2ヶ所の天空トイレ。
妻はついに闘いに勝利したのでしょうか。
これが戦の終わりになることを、自分も願って止みません。


家族水入らずで日向ぼっこ (左からリン、キー、クウ)

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病名確定

2024年12月21日 | (故)サクラ(新顔)
昨日サクラを連れて病院に行ってきました。
外部検査機関の測定結果が出揃って病名が確定。
前2記事「容体急変」では検査途上の結果を小出しにして時々の推測を加えたため、少し混乱気味になってしまった。
自分の動揺の現れなのでご容赦下さい。
サクラの病気は「心不全・ステージC」
何と、自分(オジン)と同じ病気でした。

点眼のためオバンに抱かれたサクラ

猫の心不全に関しては、Googleで「猫 心不全」か、さらにはそれに「胸水」や「腹水」とキーワードを加えて検索すると、初めにAIの要約が出てくるので参照してください。
要は胸水や腹水は心不全と密接な関係があるのです。
猫の心不全(ステージC)の予後は数か月から長くて2年ほどとある。
自分のようにペースメーカーを入れることもできないので、最適の処方を模索しながら投薬を続けて延命することになります。

素早く逃げられなくなって諦め顔

昨日はまた腹水を抜いてもらったので、今日のサクラは幾分楽そうです。
胸水もあったけど心臓や肺と密接しているため、ある程度量が多くないと抜けないと。
呼吸困難に直結する胸水は増えるとより深刻。
病院が休みに入ってしまうので年明けまで増えないことを願うばかりです。
それまでのものに新たな強心剤を追加してもらいました。
ステロイドは元の量に戻すことに。抗生物質は猫風邪(鼻詰まり)が治るまで続けます。

昨日病院でまた腹水抜いてもらって少しスマートに

サクラは通院を始める直前から、この10日ほどコタツの中で突っ伏したまま。
腹水を抜いてもらってからは少し元気になって、トイレ(粗相)と食事時は出てきます。
今後こんな生活が続くのだろうか。
家の中を闊歩したり2階に行ったり出窓に上ったり、もうできないのだろうか。
今はとにかく、この年末年始を乗り切ることだけを考えます。


コタツの中の腹這いサクラ。普段は頭も突っ伏したまま

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