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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

新天地へ

2022年09月20日 | コミケ
コミケが里親さん宅へ旅立ちました。
里親さんはコミケが店にいると思ったらしく、朝一で店から連絡が。
「見えてますけど、どうします?」
(朝連絡して午後にお届けするはずだったのに・・まあいいか。)
それで大慌てで準備するはめに。

前夜からキャリーケースに慣らしておいた

里親さんは、届けてもらっては申し訳ないと思ったらしい。
おかげで別れを惜しむ時間もなく、無邪気に遊ぶコミケをキャリーに入れて店に向かった。
その途中、コミケが不安げなか細い声でキュウキュウと数回鳴いた。
その声を聞いて、何ともしんみりした気持ちになりました。


キャリーケースには自分で入りました

先日も書いたように、保護ボラ活動というのは実に切ない活動だ。
ノラを人馴れ訓練し、ようやく心が通じ合ったと思えば里子に出す。
体力も財力も必要だけど、一番必要なのは精神力かもしれないな。
でも、コミケにとって別れの不安や切なさは一時のもの。
コミケ、幸せになるんだぞ。

あくまでも無邪気なコミケでした

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もうすぐお別れ

2022年09月17日 | コミケ
コミケが里親さん宅に旅立つことになりました。
里親さんはコミケを保護したとき、最も精力的に動いてくれたあのお客さんです。
(7月26日付過去記事参照)

現在のコミケ、少し大人っぽくなったかな?

里親さんは当店のお客さんでもあるし、店の近くにお住まいなので安心です。
30代半ばくらいのまだお若いご夫婦で奥様は専業主婦。
一軒家で既に4匹の保護猫たちと暮らしている。
コミケにとって、これ以上はないと思える里親さんです。

今は保護部屋暮らしのコミケ、ご飯はケージの中で食べる

保護した時はガリガリだった身体もだいぶふっくらしてきた。
それにしてもあの時、まだ1ヶ月そこそこくらいの子猫がよくもまあ逃げ回ったもんだ。
母猫とはぐれたのだろうか、あるいは捨てられたのか、独りで来たとは思えなかった。
一応その後もくまなく探したのですが、兄弟猫はいなかった。

トイレ掃除の邪魔するのが大好き

子猫なので好奇心旺盛、怖いもの知らず、後戻りを知りません。
何事も経験とばかり新しいこと新しい環境にどんどん慣れていく。
猫も人間もどんな動物でも、子供のパワーというのは素晴らしい。

オジンの膝の上で一丁前の表情

幼猫を扱ったのはチキンとキリン以来3年ぶり。
いい経験をさせてもらいました。


保護してしばらくの頃、わが家ではパンダのコミケと呼んでいた

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コミケとちびたん

2022年08月03日 | コミケ
わが家のヤングパワー、コミケとちびたんをひとつのカテゴリーにまとめました。
わが家に来て2週間のコミケ、もう少ししたら採血等の検査を受けます。
しかし最早元気いっぱい。狭いケージの中ではかわいそう。
ということで1日に数回、ケージから出て保護部屋で飛び跳ねています。

コミケは疲れを知らない遊び盛り

人馴れも順調に進んで今では抱けばゴロゴロ。
こっちが保護部屋に入ると「(ケージから)出して~」と甘えてくる。
でも、ちょっと気になることがあるのです。

家猫修行中

ケージの中にいるときは、もうすっかり甘えん坊。
ケージから出すと、初めは人の存在を忘れて探検に余念がなかった。
今では遊ぶ道具探し、猫じゃらしみたいので付き合ってあげれば大喜び。
が、ちょっと長めにひとり遊ばせた後に保護部屋に入ってみると・・。

もうすぐ検査です

逃げるは逃げるは。
それまではよちよちした走り方だったのが、まるで別モードの素早さ。
あのショッピングセンターで逃げ回ったときの逃げ足そのものでした。

で、わかったのです。
やっぱり猫は状況に応じて変わるのだと。
ケージにいるときはもう諦めて保護者に甘えるしかない。
保護者がいる保護部屋では、気にしたり気を遣ったりしながら遊ぶ。
でもそれ以上自由になった状況だと、本来の自分に戻るのです。
この変化は可逆的だ。
そして保護者との信頼関係が深まると、本来の自分が甘えん坊に変化する。

環境の変化を嫌いながら素早く順応する、猫ならではの処世術なんですね。
先日の「猫愛」で紹介したマーチも、本来の自分を隠してケージに7年。
保護者さんがやさしい方でも、騙されちゃったのかもしれません。
いや、そうか。自分も騙された?
ちびたんはノラ返りしたんじゃなくて、保護者が騙されただけだったのかも。

保護して2週間くらいのちびたん(昨年10月)
今ではすっかり"家庭内ノラ"です

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ちびニャン捕物控 「コミケちゃん」

2022年07月26日 | コミケ
先週木曜日の昼下り。
店長さんが困った顔をして、事務所にいた自分のところにやって来た。
SCの用務員さんに子猫保護の助太刀を頼まれたと。
が、うまくいかないらしい。
(・・いやいや、困ったぞ。保護猫は家も店もパンク状態なのに・・)
とはいえ見放すこともできず、一緒にSC内の現場に向かった。

当店のすぐ近く、通路の広まった部分に買物カートが幾重にも並んでいる。
その周辺に大勢の人が集まっていた。
必死になって子猫を追う用務員さんと有志のお客さん。
虫採り網をもったデベロッパーの次長さんと社員さん。
その周りを十数人のお客さん(見物人)が囲んでいる。
そのとき、カートの下を逃げ回るちびニャンの姿がちらっと見えた。
まだ生後2ヶ月くらいの幼猫だ。
覚悟は決まった。店長とともに、捕獲隊の先頭に紛れ込んだ。

恐怖でパニックになってるのだろう、ちびニャンはなかなか捕まらなかった。
まず、大声で叫びながら追い続ける用務員さんを黙らせた。
ニャーニャーとかミウミウとか鳴き真似をするお客さんにも黙ってもらった。
その声を聞いた別のお客さんの、こっちだあっちだとミスリードが多すぎだった。
社員さんにカートを1列づつそっと離してもらう。
最後の2列になったとき、ちびニャンが建物のガラス壁にそってダッシュ。
柱の角に差し掛かったところで、用務員さんとお客さんがキャッチした。
ビービーギャーギャー鳴き喚くちびニャン。
逃げようと用務員さんのゴム手袋の上から咬みついた。

「いった~い!」と用務員さん。しかし放すわけにはいかない。
もうひとりのお客さんが離そうとしても離れない。
何だかその光景を見て、貯水池の底から黄チビ(現在のキー)を救い出したときのことを思い出した。
(過去記事「子ニャンを救え・・・」参照)
そのうち次長さんが虫採り網でちびニャンを受け取り、一件落着したのです。

網の中で不安そうなチビちゃん

さて、それからどうする。
よくある話で、全員が顔を見合わせた。
デベロッパーとしては保健所云々ということになるのだろう。
でもそれだけはあり得ないと、お客さんの誰もが思っているようだった。
そのうちあるお客さんが、「うちで引き取ってもいいかな」と呟いた。
その言葉に、よかったとばかりデベロッパーと他のお客さんたちは散会した。

そのいきさつを見て、用務員さんとそのお客さんに声をかけたのです。
うちはすぐ隣だから、まず手当とその後の話をと。
店長が手当てをする間、自分はお客さんと話しました。
お客さんはまず電話でご主人を呼び、二人で改めて幼猫を見た。
奥様は前向き、ご主人は少しためらいも。
そのお宅には既に4匹の保護猫がいるらしい。
4匹も5匹も同じよ、と奥さん。ただ問題がひとつあった。

奥さんが夏休みの間いないというのです。
その間ご主人が猫4匹の世話をするのだが、さすがに幼猫までとなると・・。
(ご主人の心配もそれだったのかな?)
で、ひとつ提案をした。
夏休みが終わるまでわが家で預かると。
それじゃあ悪いとか言いながら、必ず引き取るとは約束できないと奥さん。
とにかく全員の連絡先を交換して散会しました。
引きがねとなった用務員さんは既に仕事に戻っていた。

結局当初の予感通り、ちびニャンは自分の手元に残りました。
で、家にいる古女房殿に電話すると、案の定ややおかんむり。
それでもケージの整備はしておくと。
てなことで、少なくとも当面はわが家の一員となったちびニャンくんでした。

その後のちびニャンは食欲旺盛、外観は問題なさそうで元気いっぱい。
既にケージにも人にも慣れて、しっかりくつろいでいます。
とりあえず女の子だとわかった。
もう少ししたら検査と健康診断です。
名前はこれまで「ちび」がやたら多いので、「コミケ」(仮称)としました。
さて、コミケくん。この後どうなるのか。
少なくとも飢えや過酷な生活に苦しむことはもうありません。

すべてのノラがコミケのように。
ただただ願うばかりです。

保護当日のコミケはまだ不安そう

今日のコミケ、だいぶくつろいでます


何だかパンダみたいな・・

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