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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ケンとちび太とレオ

2025年07月15日 | ケン(ちびたん)
ケンの変わり果てた姿(ケンの前回記事)に衝撃を受けたのは3週間前の事。
ケンは一見元気そうだけど、猫は体調不良や怪我を隠すのでわからない。
毛が抜けてしまった原因、そして食べてるのにゴツゴツ痩せてしまった原因は何なのか。
まずはそこを見極めない限り対策の打ちようがない。


相変わらず全身にハゲがあるケン

現在のケンは、オバン部屋に隔離状態となっています。
当初は朝の2時間ほど部屋を開放していました。
オバン部屋は他の猫たちの朝の憩いの場でもあったからです。
ケンも時折オバン部屋を出て自由を満喫したり。

オジン部屋の押し入れに移ったケン

ちび太とレオもオバン部屋の愛好者で、朝の日光浴が日課だった。
家猫訓練を挫折したケンがオバン部屋に戻って来て喜んだのは言うまでもない。
手は出さないまでもやはりケンには興味津々。ある日・・。
折り畳みベッドと壁の間に両端からちび太とレオが顔を突っ込んで寝ていたのです。

オバン部屋に置かれた折り畳みベッド

そのベッドと壁の間を上から覗くと・・、



身動き取れないケンがいたのでした。
以来オバン部屋は煽り止めで猫たち通行止めとし、ケンは完全隔離の身となった。
オバンが頻繁に出入りするしチキンも時々お邪魔するので、ケンに孤独感はなさそう。
ケンが自分(オジン)ほどオバンを怖がらないのも好都合。
そのうち伸び伸びと部屋の真ん中、ベッドの上でくつろぐようになった。
一方ちび太とレオは、


2階廊下の一コマ

これは・・、ふて寝?
最近こんな光景をよく見るようになった。


顔の先にはオバン部屋が

オバン部屋に入りたいのです。中のケンが羨ましそう。


煽り止めで固定された隙間から中を覗くレオ

ケン追いが治まらないちび太とレオ。
2匹に悪意があって、ケンを排除したいわけでないことはわかっています。
幼少の頃からテンちゃんやダイフクに積極的に挑んだちび太。
今でもココとのプロレスごっこ(激しい取っ組み合い)が大好きなレオ。
2匹にとってケンは格好の遊び相手(狩りごっこの獲物役)なのでしょう。

ちび太とレオには申し訳ないけど、先ずはケンをストレスフリーにして様子を見よう。
先生と相談しつつ、定期的にキャプスターとステロイドを少々投与。
なにしろ通院は大捕り物を伴うので、ケンの精神状態を考えるとなるべく避けたい。
隔離生活でケンが保護者に馴れてくれれば、一石二鳥なのですが。

ケンよ、まずハゲを治そうな

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激ヤバ!ケンの身体、まるで死相?

2025年06月23日 | ケン(ちびたん)
ケージに閉じ込めての人馴れ再訓練に失敗し、開放してからひと月になるケン。
結局オバン部屋でそれまでの生活に戻りました。

オバン部屋棚上の箱から覗くケン

同時にちび太がべったりとケンをマーク。
保護者の隙を盗んで棚の上まで上り、箱の中にいるケンに手を出していびる。
最近はケンの抵抗する声に諦めが滲んでヒヨヒヨと何とも哀れな叫び声。
そこで、保護者がいないときは煽り止めでドアを固定することに。(6/7ちび太の記事)
7.5cmの隙間は絶妙な間隔で、通り抜けできそうな猫は多分サクラくらい。
完全密室と違って風は通るし中外の気配はわかる。
1日1回はチキンに入ってもらい、ケンの閉じ込められ感や孤独の緩和を図った。

しかしちび太も然る者。
ある未明にはオバンがトイレに行った隙に部屋に乱入してケンを襲ったり。
以来保護者も心してケンの完全隔離に努めた。
オバンによると、やがてケンは安心して部屋の中を動き回るようになったと。
さらに伸び伸びとベッドの上でくつろぐのが日課になった。
もう一つの変化。保護者が近づいてもケンが血相変えて逃げなくなった。
それは自分も時々、ご飯を運び入れる時に感じていた。
あのケージに入れての人馴れ訓練、少しは効果があったのかな。

近寄っても逃げないケン・・ん? 何だか随分胴回りが細くない?

これでケンが少しづつ保護者に馴れてくれたら、改めて里親さん探しをしよう。
子猫のケンを急遽保護したときはそのつもりでした。
ケンは"もらわれ適期"を逃したけど、超多頭飼育のわが家には向かない子。
保護者とマンツーマンで暮らせばきっと保護当初の可愛さが戻ってくる。
もともと甘えん坊だったケンを知っているだけに、今のケンが不憫で仕方なかった。

ようやく少しづつだけど、前に進めるようになった。
ケージに入れて馴らすなんて、保護団体でもない自分には無理な話だった。
とにかくケンに負担をかけない方法で。なんて思っていた一昨日の朝のこと。
ウェットを持って部屋に入るとケンがベッドの上に横たわっていた。
逃げようともしないケン。いやはや随分馴れてきたもんだ。
と、しみじみケンを見てドキッとした。
心臓が縮みあがる思い、とはまさにこのこと。(ただでさへ心不全なのに。)
ケンが死んでると思ったのです。
やがてケンは頭をムクッとあげてこっちを見た。
や、生きている。目も輝いている。それにしてもこの姿は・・。


「死相」の如く見るも無残なケンの姿

あばら骨と腰骨が浮き出てしまい、胸から下の体毛が殆どない。
特にお腹と四肢の内側は完全に皮膚が露出していたのです。
一緒に暮らしている猫をここまでにしてしまうとは。
先ず自分自身を責めたが、そんなことに明け暮れている暇はない。
よく見るとブツブツやかさぶたがいくつか。でもノミは確認できなかった。
いずれにしても、この1ヶ月足らずでの衝撃的な変化だ。
いやケージにいたときも、ここまでひどくはなかったがハゲがあった。
ノミか真菌か、はたまたアレルギーかストレスか。
オバンによると身体を舐めたりガブガブするところはまず見てないそうだ。
取り敢えずはキャプスターとステロイドを与え、しばし観察中。
通院は、こういった案件では的確な診断が難しいことはわかる。
どの先生がいいかよくよく考えて決めようと思います。

特に苦しそうとか、そういった感じではないのだが・・

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ついに根負け、ケージから出たケン

2025年05月24日 | ケン(ちびたん)
先日、ケンをケージから解放しました
保護当初は抱かれてゴロゴロだったケンだから
すんなり行くと思った人馴れ再訓練、ところがどうにもらちが明かず
保護者に対する凶暴さは依然としてむき出しのまま
一方閉じ込められ感が強くなったか、切なそうにヒーヒー鳴くようになった

ケージの中のケン

左太腿あたりの毛が抜けてきてハゲが広がったのも気になるし
とりあえず保護部屋の中限定でケージから開放しました
今までの経験から、ひと月もケージで暮らせば
ケージを自分の居城と認識して何かあれば勝手に逃げ込んでいく
今なら部屋の中で開放しても大丈夫だろうと

解放すると、ケンはとにかく嬉しそう
そんなケンを見て、保護者の一方的な要求で無理強いした自分を責めた
そもそも、ケンが家庭内ノラになったのは自分(オジン)のせいだ
難病のサクラをはじめ他の要注意猫に気を取られてケンをほったらかしにした
ケンに手を出すちび太やレオを声を出して叱るたびに
ケンは自分が脅されたと思ったに違いない
ケンに謝りこそすれ、無理強いなんてできる立場じゃなかった

ケージから出ると早速日光浴
(この季節は日の差し込みが浅く、ケージの中までは日が当たらない)

ハプニングが起こったのはその時でした
ケンをケージから解放したとき、取り敢えずちび太とレオがいないことを確認
部屋を閉めた時サクラはたまたま部屋の外だった
しかし向かいのケージの上にはモドキとヒョウ、中にはココが
そしてケンがケージから出ると、モドキがすかさずケージを移り
それまでケンのいた上段に籠城してしまったのです

思えばケンの再訓練に使ったケージはもともとはモドキのケージ
ケンを閉じ込める直前、モドキも思い出したように使っていた
モドキはそのケージに入りたかったのかもしれない
ケンのケージにはトイレもあるし水も飲める
モドキは、まったく出ようとしなくなった

ケンは何度かケージに戻って上段に行こうとした が、そこにはモドキが
仕方なくケージの上や箱の中で待機するケン
やがて、保護部屋に戻れなくなったサクラが困り果てた様子
(今のサクラは保護部屋の出窓を居場所にしている)
それで保護部屋も解放 当初はちび太とレオを別部屋に隔離したが、それも止めた

結局、ケンをケージに入れる前の状態に戻ってしまった
4日前のことです
やがてちび太とレオがケージの外にいるケンに気づく
まだ追い回したりはしないが、またぞろ"見張り"が始まった
ケンはケージ上の箱に隠れたり洗面所の棚上に隠れたり
居場所を転々としながら、結局以前同様のオバン部屋棚上の箱に落ち着いた
ちび太とレオは今のところ以前ほど興味を示してないが
果たしてこの先どうなることやら


かつてと同じオバン部屋棚上の箱中にて (覗き穴からこっちを見てます)

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ケンの人馴れ、遅々として進まず

2025年05月18日 | ケン(ちびたん)
ケージ暮らしとなって1ヶ月になるケン。
今でも時折ちび太やレオが覗いてくるけど、中までは来ない(来れない)と分かったようだ。
それはそれで安心だけど、やはり閉じ込められ感は拭えないのだろう。
最近はヒーヒーと切なそうに夜鳴きするようになりました。


本日のケン、ケージの上段にて

ケージへの閉じ込めは当初ひと月くらいの予定だった。
3年前保護した頃は膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしていたケンだから、
人馴れ再訓練もさほど時間はかからないかと。
ところがどっこい、いまだに本気で攻撃してくる。
ケージに入って以来、人馴れにはまったく進展がないと言っていいほどです。

太腿までハゲてブツブツが、やっぱりストレス?

飯器は出し入れできるようになったけど、チュールなどすかさず吹っ飛ばされる始末。
バン、と電光石火の攻撃をしてくるのでとにかく油断は禁物。
このままではケンの精神衛生上よくないので、訓練の一時中断も考えた。
あるいはほかの方法に変えるべきか。かと言って部屋隔離というのはしたくないし。
ケージの外に出せば、ちび太とレオが手ぐすね引いて待っている。
この2匹も結構しつこい。
しかも2匹とも保護者に近い立場だから、注意してもますます勢いづくだけ。
いやはや、まったく手に負えないのです。


まだ追われ始める前、リビングでくつろぐケン(3年前)

当面の策としてチキンの助けを借りることにしました。
特にケンが寂しそうにしているとき、チキンに合流してもらうのです。
ケンが唯一慕うチキンだから、これは効果絶大。
今では3日に1回ほど、1時間~3時間くらいチキンが合流しています。
チキンはちょっと迷惑そうだけど。
そうこうしているうちに何とかケンの人馴れを進展させたいのですが・・。


ケンのケージに合流したチキン (昼時だとくっついて寝ています)

↓ (参考)保護当初、オジンの膝の上でくつろぐケン
(2021.11月)

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家庭内ノラ・ケンの保護

2025年04月20日 | ケン(ちびたん)
ケンをケージの中からやり直して再訓練する
そんなアドバイスを受け、方針を立てたのは2年近く前の事
しかし猫たちがケージを休息所として再利用し始めたり
何より捕獲の大変さを思うと気が重かった
下手すりゃ流血覚悟だし、ケンの精神ダメージだって無視できない

最近のケン (右はチキン兄貴) ※チキンは現在入院中です

一方ちび太とレオのケン追いはますます熾烈を極め
喧嘩にはならなくとも、いじられるケンのうめき声が続いたり
一気に逃げ回り追い回して家中が散乱したり壊れたり
何度注意してもキリがない

1週間ほど前のある時、ケンがケージの中に逃げ込んだ
その時はちび太もレオも諦めた
で、ほとぼり冷めてケンが恐る恐るケージから出ると
すかさず追いかけっこが始まった
再びケージに入るケン
今度はちび太も中に入ってケンいじりを始めた
ちび太を引っ張り出して、ケージの扉を閉めた
結果的に、ケンの隔離に成功しました

ケンの入ったケージは2方向窓の一番いい場所

それまでたまにケンを保護部屋に隔離すると
中から扉を引っ搔いて外に出たがった
やっぱり閉じ込められるのは嫌なのかな
と、案じていたのですが
ケージの中のケンはむしろ落ち着いた感じ
ちび太やレオが周りをうろついても
中には入って来ない(入れない)ことが分かったようだ

ケージ上段のケン

最近はケンもぐっすり眠るようになりました
いろいろ慣れたら
人馴れ訓練を1から始めようと思います


ケンの脇腹は毛が完全に抜けていました

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