先日、ケンをケージから解放しました
保護当初は抱かれてゴロゴロだったケンだから
すんなり行くと思った人馴れ再訓練、ところがどうにもらちが明かず
保護者に対する凶暴さは依然としてむき出しのまま
一方閉じ込められ感が強くなったか、切なそうにヒーヒー鳴くようになった

ケージの中のケン
左太腿あたりの毛が抜けてきてハゲが広がったのも気になるし
とりあえず保護部屋の中限定でケージから開放しました
今までの経験から、ひと月もケージで暮らせば
ケージを自分の居城と認識して何かあれば勝手に逃げ込んでいく
今なら部屋の中で開放しても大丈夫だろうと
解放すると、ケンはとにかく嬉しそう
そんなケンを見て、保護者の一方的な要求で無理強いした自分を責めた
そもそも、ケンが家庭内ノラになったのは自分(オジン)のせいだ
難病のサクラをはじめ他の要注意猫に気を取られてケンをほったらかしにした
ケンに手を出すちび太やレオを声を出して叱るたびに
ケンは自分が脅されたと思ったに違いない
ケンに謝りこそすれ、無理強いなんてできる立場じゃなかった

ケージから出ると早速日光浴
(この季節は日の差し込みが浅く、ケージの中までは日が当たらない)
ハプニングが起こったのはその時でした
ケンをケージから解放したとき、取り敢えずちび太とレオがいないことを確認
部屋を閉めた時サクラはたまたま部屋の外だった
しかし向かいのケージの上にはモドキとヒョウ、中にはココが
そしてケンがケージから出ると、モドキがすかさずケージを移り
それまでケンのいた上段に籠城してしまったのです
思えばケンの再訓練に使ったケージはもともとはモドキのケージ
ケンを閉じ込める直前、モドキも思い出したように使っていた
モドキはそのケージに入りたかったのかもしれない
ケンのケージにはトイレもあるし水も飲める
モドキは、まったく出ようとしなくなった
ケンは何度かケージに戻って上段に行こうとした が、そこにはモドキが
仕方なくケージの上や箱の中で待機するケン
やがて、保護部屋に戻れなくなったサクラが困り果てた様子
(今のサクラは保護部屋の出窓を居場所にしている)
それで保護部屋も解放 当初はちび太とレオを別部屋に隔離したが、それも止めた
結局、ケンをケージに入れる前の状態に戻ってしまった
4日前のことです
やがてちび太とレオがケージの外にいるケンに気づく
まだ追い回したりはしないが、またぞろ"見張り"が始まった
ケンはケージ上の箱に隠れたり洗面所の棚上に隠れたり
居場所を転々としながら、結局以前同様のオバン部屋棚上の箱に落ち着いた
ちび太とレオは今のところ以前ほど興味を示してないが
果たしてこの先どうなることやら

かつてと同じオバン部屋棚上の箱中にて (覗き穴からこっちを見てます)