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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ついに根負け、ケージから出たケン

2025年05月24日 | ケン(ちびたん)とコミケ
先日、ケンをケージから解放しました
保護当初は抱かれてゴロゴロだったケンだから
すんなり行くと思った人馴れ再訓練、ところがどうにもらちが明かず
保護者に対する凶暴さは依然としてむき出しのまま
一方閉じ込められ感が強くなったか、切なそうにヒーヒー鳴くようになった

ケージの中のケン

左太腿あたりの毛が抜けてきてハゲが広がったのも気になるし
とりあえず保護部屋の中限定でケージから開放しました
今までの経験から、ひと月もケージで暮らせば
ケージを自分の居城と認識して何かあれば勝手に逃げ込んでいく
今なら部屋の中で開放しても大丈夫だろうと

解放すると、ケンはとにかく嬉しそう
そんなケンを見て、保護者の一方的な要求で無理強いした自分を責めた
そもそも、ケンが家庭内ノラになったのは自分(オジン)のせいだ
難病のサクラをはじめ他の要注意猫に気を取られてケンをほったらかしにした
ケンに手を出すちび太やレオを声を出して叱るたびに
ケンは自分が脅されたと思ったに違いない
ケンに謝りこそすれ、無理強いなんてできる立場じゃなかった

ケージから出ると早速日光浴
(この季節は日の差し込みが浅く、ケージの中までは日が当たらない)

ハプニングが起こったのはその時でした
ケンをケージから解放したとき、取り敢えずちび太とレオがいないことを確認
部屋を閉めた時サクラはたまたま部屋の外だった
しかし向かいのケージの上にはモドキとヒョウ、中にはココが
そしてケンがケージから出ると、モドキがすかさずケージを移り
それまでケンのいた上段に籠城してしまったのです

思えばケンの再訓練に使ったケージはもともとはモドキのケージ
ケンを閉じ込める直前、モドキも思い出したように使っていた
モドキはそのケージに入りたかったのかもしれない
ケンのケージにはトイレもあるし水も飲める
モドキは、まったく出ようとしなくなった

ケンは何度かケージに戻って上段に行こうとした が、そこにはモドキが
仕方なくケージの上や箱の中で待機するケン
やがて、保護部屋に戻れなくなったサクラが困り果てた様子
(今のサクラは保護部屋の出窓を居場所にしている)
それで保護部屋も解放 当初はちび太とレオを別部屋に隔離したが、それも止めた

結局、ケンをケージに入れる前の状態に戻ってしまった
4日前のことです
やがてちび太とレオがケージの外にいるケンに気づく
まだ追い回したりはしないが、またぞろ"見張り"が始まった
ケンはケージ上の箱に隠れたり洗面所の棚上に隠れたり
居場所を転々としながら、結局以前同様のオバン部屋棚上の箱に落ち着いた
ちび太とレオは今のところ以前ほど興味を示してないが
果たしてこの先どうなることやら


かつてと同じオバン部屋棚上の箱中にて (覗き穴からこっちを見てます)

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ケンの人馴れ、遅々として進まず

2025年05月18日 | ケン(ちびたん)とコミケ
ケージ暮らしとなって1ヶ月になるケン。
今でも時折ちび太やレオが覗いてくるけど、中までは来ない(来れない)と分かったようだ。
それはそれで安心だけど、やはり閉じ込められ感は拭えないのだろう。
最近はヒーヒーと切なそうに夜鳴きするようになりました。


本日のケン、ケージの上段にて

ケージへの閉じ込めは当初ひと月くらいの予定だった。
3年前保護した頃は膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしていたケンだから、
人馴れ再訓練もさほど時間はかからないかと。
ところがどっこい、いまだに本気で攻撃してくる。
ケージに入って以来、人馴れにはまったく進展がないと言っていいほどです。

太腿までハゲてブツブツが、やっぱりストレス?

飯器は出し入れできるようになったけど、チュールなどすかさず吹っ飛ばされる始末。
バン、と電光石火の攻撃をしてくるのでとにかく油断は禁物。
このままではケンの精神衛生上よくないので、訓練の一時中断も考えた。
あるいはほかの方法に変えるべきか。かと言って部屋隔離というのはしたくないし。
ケージの外に出せば、ちび太とレオが手ぐすね引いて待っている。
この2匹も結構しつこい。
しかも2匹とも保護者に近い立場だから、注意してもますます勢いづくだけ。
いやはや、まったく手に負えないのです。


まだ追われ始める前、リビングでくつろぐケン(3年前)

当面の策としてチキンの助けを借りることにしました。
特にケンが寂しそうにしているとき、チキンに合流してもらうのです。
ケンが唯一慕うチキンだから、これは効果絶大。
今では3日に1回ほど、1時間~3時間くらいチキンが合流しています。
チキンはちょっと迷惑そうだけど。
そうこうしているうちに何とかケンの人馴れを進展させたいのですが・・。


ケンのケージに合流したチキン (昼時だとくっついて寝ています)

↓ (参考)保護当初、オジンの膝の上でくつろぐケン
(2021.11月)

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家庭内ノラ・ケンの保護

2025年04月20日 | ケン(ちびたん)とコミケ
ケンをケージの中からやり直して再訓練する
そんなアドバイスを受け、方針を立てたのは2年近く前の事
しかし猫たちがケージを休息所として再利用し始めたり
何より捕獲の大変さを思うと気が重かった
下手すりゃ流血覚悟だし、ケンの精神ダメージだって無視できない

最近のケン (右はチキン兄貴) ※チキンは現在入院中です

一方ちび太とレオのケン追いはますます熾烈を極め
喧嘩にはならなくとも、いじられるケンのうめき声が続いたり
一気に逃げ回り追い回して家中が散乱したり壊れたり
何度注意してもキリがない

1週間ほど前のある時、ケンがケージの中に逃げ込んだ
その時はちび太もレオも諦めた
で、ほとぼり冷めてケンが恐る恐るケージから出ると
すかさず追いかけっこが始まった
再びケージに入るケン
今度はちび太も中に入ってケンいじりを始めた
ちび太を引っ張り出して、ケージの扉を閉めた
結果的に、ケンの隔離に成功しました

ケンの入ったケージは2方向窓の一番いい場所

それまでたまにケンを保護部屋に隔離すると
中から扉を引っ搔いて外に出たがった
やっぱり閉じ込められるのは嫌なのかな
と、案じていたのですが
ケージの中のケンはむしろ落ち着いた感じ
ちび太やレオが周りをうろついても
中には入って来ない(入れない)ことが分かったようだ

ケージ上段のケン

最近はケンもぐっすり眠るようになりました
いろいろ慣れたら
人馴れ訓練を1から始めようと思います


ケンの脇腹は毛が完全に抜けていました

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いよいよケンの再訓練?

2025年04月07日 | ケン(ちびたん)とコミケ
腹痛が自然に治まって来て、少しづつ家事の担当復帰しています。
ダイフクの耳にサクラの検査にハチの手術。
懸案事項は山ほどあれど、目下一番気になっているのがケンの状況。
ちび太に追われレオに追われ、休まる暇がない。
そんな中、本日の事です。ケンが保護部屋で日光浴してました。
多分、今年初めての日光浴。


部屋に入るとレオが椅子の足でスリスリしていて、自分(オジン)を見ると寄って来た。
その椅子の窓側でケンが日向ぼっこしていたのです。
チキンが一緒だったとは言え、レオもケンを襲う気まではないようだ。
とは言え、ちび太&レオのケン追いは最近になって熾烈を極めてきた。
ケンが逃げ出すのを待って、追いかけるのが楽しいらしい。

2月の下旬にオバン部屋からキッチンの天空寝床に居を移したケン。
たまにチキンも合流して、しばらくは安定が続いた。
しかしそのうち動かないケンに痺れを切らして、ちび太が棚上まで上り始めた。
寝床の入口からちょっかい出されて耐えるケンがたまらず逃げ出すと、
ちび太だけじゃなく下で構えていたレオまでがすかさずケンを追い回す。

キッチンの天空寝床のケン (上はチキン)

で、2週間ほどでケンは再び居を変えました。
今度は保護部屋のケージ上にある寝床(段ボール箱)。
しかし保護部屋はココレオやモドキの出入りが多く、ハチも追い出されていた。
現在ハチのケージ(旧モドキのケージ)はココが根城化している。
ただ、ココがケージの中なのに対しケンはケージの上。2匹は共存していた。

給餌も2階にいるよりは楽だ。
問題は水飲みと用足しで、部屋にもあるのだけどケンは何故か廊下と洗面所を使う。
で、ケンが下りて来た時がレオやちび太のねらい目となる。


保護部屋には手前入り口側に2段1個、その奥と窓側に3段ケージが3個ある

保護者がいる時はまだいいのだが、問題は夜中だ。朝起きて1階に下りてびっくり。
キッチンと洗面所の棚上トイレが床に落ちて床中にペレットが散乱。
なんてことが少なからずある。追う者と追われる者、運動会の跡だ。
今月になると、レオがケージの上まで行くようになった。
もともとケージの上(空調機の前)はレオの憩いの場でした。

この3匹、最大の問題は保護者が注意しても逆効果になることです。
ちび太もレオも保護者ベタベタの子。一方ケンは保護者を怖れ逃げ回る子。
2匹がケンを狙っているときに注意すれば一応狙いを諦めて散会する。
2匹はもう慣れっこなので殆ど気にしてない様子。
しかしケンは自分が何か言われたと思って、ますます怯えてしまうのです。

これでは保護者とケンの距離が遠くなるばかり。
ちび太とレオを隔離するわけにもいかないし、やはり隔離するならケンだろう。
閉じ込められたケンのストレスがどの程度になるか、慎重に判断しようと思ってます。
取り敢えず今は1日2時間ほど、他猫を部屋から閉め出してケンの自由時間を確保中。


ケージ上の寝箱から様子を伺うケン

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ケンはなぜ家庭内ノラになったのか

2025年03月04日 | ケン(ちびたん)とコミケ
家猫とは言え、保護者から逃げ回りちび太からも隠れて暮らすケン。
レオやニャーからも狙われ、心底くつろぐことも日光浴もままならない。
ケンはどうして家庭内ノラになったのか。なぜ、ちび太に追われるようになったのか。
自分の猫日誌や過去記事などから調べてみました。

ケンが家裏に現れたのは2021年の9月、そのときはまだ幼い子猫でした。
ご飯を狙って家裏に住み着いてしまい、サクラやハチ(当時キジロ)が食べれなくなった。
困り果てて、嫌いだった捕獲機を借りてきて5日後に保護できた。

家裏に現れた頃のケン

当初はケージの中でシャーシャー唸り通しだった。
でも2週間ほどで保護者に馴れてきて、ひと月後にはケージから出て膝の上でゴロゴロ。
生後3ヶ月か4ヶ月くらいだろうか、その頃のケンはとてもかわいかった。

オジンの膝上で喉を鳴らす

で、お店の告知板を使って里親さん募集開始。すぐに見つかるはずだった。
お客さんの中に何人か心当たりがあったのです。ところが何と全員が既に決まった後。
結果として、ケンは思わぬ長い間わが家にいることになったのです。

保護部屋に隔離しておくのも何なのでと、家中開放したのが保護から2ヶ月後。
途端に(記憶にないのですが多分本当にすぐ)保護者から逃げ始めた。
2021年の暮れから2022年にかけての記事に、家庭内ノラに変身するケンの記述がある。
保護者からは逃げ隠れするが猫たちの間では自由奔放。
子猫のケンを攻撃する猫はいなかったが、ストレスのせいか猫社会が荒んできた。
何より困ったのは、先輩家庭内ノラのクウを中心に粗相合戦が始まってしまったのです。


猫たちの間ではしっかりくつろぎ、保護者がいなければ悪戯三昧

粗相騒動で保護者がてんてこまいしてる間に、ケンは家庭内ノラ道に磨きをかけた。
そんなケンを、降って湧いたような災難が襲ったのは保護から1年ほど経った頃。
ちび太です。まさに青天の霹靂だった。
その時のいきさつが2022年11月の過去記事に記されている。
ちび太も喧嘩するわけではなく、ケンを獲物に見立てて狩りごっこをしているようだと。
ちび太のケン追いは一時のものではなく、しかも執拗にケンの自由を奪っていった。
そしてケンの、ちび太からの避難生活が始まったのです。

ちび太を避け、3代目ベッド下の住猫になった頃

ちび太がケン追いに飽きたのか、ケンが開放されたときもあった。
すると、保護者の目を盗んでケンのやりたい放題が復活する。
でもそんなケンの自由生活はひと月ももたなかった。

ベッド下が塞がると(なくなると)、ケンはオバン部屋の2ヶ所の棚上で暮らすようになった。
ちび太はそこまではいかず、大抵は下で待ち伏せする。(たまに行くこともある。)
で、それぞれの棚上に段ボール箱で寝床を設けた。
ちび太がその場を離れたときに、水飲みやトイレに下りるのです。
(食べ物は保護者が配膳。)


オバン部屋棚上のケン、たまにチキンが合流

昨年一時2階の電話台に居場所を変えたけど、ちび太のいびりがひどくなって断念。
再びオバン部屋の棚上に戻った。
かくしてケンは3年半の家猫生活の殆どで避難生活を続け、お遊びも日光浴も諦める羽目になったのです。
ケンを家中開放した時に保護者の長期的ケアが足りなかったこと。
ちび太から逃げ回ることで生活に余裕がなくなった。
あれだけ懐いたケンが家庭内ノラになるにはやはりそれなりの理由があったのです。

なぜケンは狙われるのか。
それはかつてリンとクウがニャーに狙われたのと似ているような気がする。
他猫を強く意識する(警戒する)と、相手もそれを感じて意識するようになる。
今やレオやニャーまでがケンを意識するようになったのも恐らくそのせいだ。
ケンは、クウと同じ道を歩んでいるのだと思います。
家庭内ノラの解消。自分の病気(腹痛)が治ったら取り組みたい案件の一つです。

そうこうするうちに、今年に入ってケンはかつてのリンたちの根城、キッチンの天空寝床に居住を移しました。
その話はケンの次回記事にて。


天空寝床でご飯をもらってご満悦のケン

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