今年は正月から本当に大変です。
お祓いをしなかったのがまずかったのか、厄難が尾を引いて断ち切れません。テンの在宅輸液がうまくできずそっちに気をとられている間に、再びニャーが厄災に見舞われました。正月の尿管結石騒動は急性腎炎も正常に戻って一段落。食欲もここにきてようやく復活。問題は相変わらずトイレに入り浸りで出ないことが多く、腎臓保護の療養食(s/d)は食べれば全部吐いちゃう始末。
それでも、本人(猫)はすっかり日頃の元気を取り戻した様子なので通常の生活に戻し、強制給餌も止めました。気になるトイレの頻度ついては、残尿感の悪戯と言われていたので多少でも出てさえいればそのうち正常に戻ると思っていた。それでウォッチだけはよくしていたのです。ニャーがみんなとの共用を嫌ってシステムトイレ中心になったので、量も質も確認しやすくなって保護者としては助かった。
生活を元に戻し、やや安定してきたニャーだったけど・・
でも相変わらずオシッコ玉が極端に小さい。3日ほど前には、再び血の混じったオシッコが出ていたのも気になった。そして一昨日の朝でした。最近開放することが多くなったテンとシロキの保護部屋に入って早速トイレに入り浸っていたニャーが、上から見下ろすテンちゃんに向かって吠えたのです。それは、風邪を引いた大型ワンコがいきんで唸ったような、とても猫のものとは思えない声だった。
ニャーはトイレの中で気張ったまま、テンちゃんに向かって何度も吠えた。テンちゃんは唖然として見下ろしている。ちょっと危ないかなと思って、ニャーをそっと部屋の外に出しました。するとニャーはすぐさま別のトイレに入ってまた気張りだした。そしてあの声。ウッっと力んだ声が濁って、壊れた機械音のような唸り。こりゃあことによると・・そう、本当にに詰まったんだと思いました。
様子を見ていると、トイレで吠えてやがて諦めてリビングでひと休み。しかしすぐまたトイレに行って吠える。そのうちリビングでの休息中も吠えるようになり、自力解決は無理なようだった。時刻は既に12時近い。その日は午後一アポがあって手放せなかった。病院の先生に電話して、午前の診療時間には間に合わないので夕方一番に行くが、それまでどうすればいいのか訊いてみた。すると、「それは一刻を争う、時間外でもいいから直ぐに連れて来て」と。店にいた妻に電話して途中交代を頼み、ニャーを連れて家を飛び出した。
何か訴えた気な表情だった
先生は触診で開口一番、「オシッコは殆ど溜まっていない」と。でも膀胱が硬く、腫れて厚くなっている。「膀胱炎の再発ですね。」
いや再発と言うより、ちゃんと治っていなかったのだ。その後エコーで膀胱炎と尿管への出口付近の詰まりを確認。炎症を起こしたて剥がれた膀胱壁の破片やストルバイトやら何やらが凝集して詰まりかけている。前のように尿管にカテーテルを入れて、物理的に詰まりを解消してもそのうちすぐまた詰まるのは目に見えている。猫の負担を考えるとそうそうはできない。幸い僅かながらオシッコは出ているので、まず諸悪の根源の膀胱炎を治療しましょう、ということになった。
尿pHも菌数も元の木阿弥、正月に病院に駆け込んだときの数値に戻っていた。療養食を食べない(吐いちゃう)ので、普通の食事に戻していたのもまずかったようだ。あとは、「とにかく暖かくしてあげてください」と。
で、当面の処置としてはロングライフ抗生剤を打っただけ。 ・・・ちょっと待て。苦しそうだから慌てて来たのにそれはないよ。すると、その日は先生が二人いて何か相談し始めた。それでいろいろ話をしているうちに、ニャーが例の声を発したのです。グアフッ、グアフッ。よく見るとその瞬間、ニャーは大きく目を見開いていた。「ウワーッ、これは痛そう!」 その声は、痛みに耐えている声だと言う。(おいおい、だから苦しそうだって言ったのに・・・。) そこで、自分はやって来た妻と交代しました。
結局ニャーは経過観察を兼ねて入院。しかし夜になって電話すると、オシッコは出ている、今は非ステロイド系の消炎鎮痛剤(メタカム)が効いて安定していると。で、結局その日の夜に退院。メタカム液状(経口投与剤)をもらって帰りました。療養食はヒルズのc/dとドクターズケアのストルバイトケアに切り替え。今は食事管理を強化し、加温の隔離部屋かコタツの中で生活しています。
コタツの中のニャー(奥はみう)
まったく、保護者がアホだと家猫も苦労する。最初に尿管結石でニャーが倒れた日に、おしりにオリーブオイルを塗って便秘マッサージを続けたこのアホ保護者は、またしても安心油断してニャーの膀胱炎を悪化させ、振り出しに戻してしまったのでした。
でもな、ニャーよ。この保護者は少なくとも学習能力はあるからな。だからこれからは、安心して回復に専念しておくれ。
残念ながら外はしばらくお預けかな
お祓いをしなかったのがまずかったのか、厄難が尾を引いて断ち切れません。テンの在宅輸液がうまくできずそっちに気をとられている間に、再びニャーが厄災に見舞われました。正月の尿管結石騒動は急性腎炎も正常に戻って一段落。食欲もここにきてようやく復活。問題は相変わらずトイレに入り浸りで出ないことが多く、腎臓保護の療養食(s/d)は食べれば全部吐いちゃう始末。
それでも、本人(猫)はすっかり日頃の元気を取り戻した様子なので通常の生活に戻し、強制給餌も止めました。気になるトイレの頻度ついては、残尿感の悪戯と言われていたので多少でも出てさえいればそのうち正常に戻ると思っていた。それでウォッチだけはよくしていたのです。ニャーがみんなとの共用を嫌ってシステムトイレ中心になったので、量も質も確認しやすくなって保護者としては助かった。
生活を元に戻し、やや安定してきたニャーだったけど・・
でも相変わらずオシッコ玉が極端に小さい。3日ほど前には、再び血の混じったオシッコが出ていたのも気になった。そして一昨日の朝でした。最近開放することが多くなったテンとシロキの保護部屋に入って早速トイレに入り浸っていたニャーが、上から見下ろすテンちゃんに向かって吠えたのです。それは、風邪を引いた大型ワンコがいきんで唸ったような、とても猫のものとは思えない声だった。
ニャーはトイレの中で気張ったまま、テンちゃんに向かって何度も吠えた。テンちゃんは唖然として見下ろしている。ちょっと危ないかなと思って、ニャーをそっと部屋の外に出しました。するとニャーはすぐさま別のトイレに入ってまた気張りだした。そしてあの声。ウッっと力んだ声が濁って、壊れた機械音のような唸り。こりゃあことによると・・そう、本当にに詰まったんだと思いました。
様子を見ていると、トイレで吠えてやがて諦めてリビングでひと休み。しかしすぐまたトイレに行って吠える。そのうちリビングでの休息中も吠えるようになり、自力解決は無理なようだった。時刻は既に12時近い。その日は午後一アポがあって手放せなかった。病院の先生に電話して、午前の診療時間には間に合わないので夕方一番に行くが、それまでどうすればいいのか訊いてみた。すると、「それは一刻を争う、時間外でもいいから直ぐに連れて来て」と。店にいた妻に電話して途中交代を頼み、ニャーを連れて家を飛び出した。
何か訴えた気な表情だった
先生は触診で開口一番、「オシッコは殆ど溜まっていない」と。でも膀胱が硬く、腫れて厚くなっている。「膀胱炎の再発ですね。」
いや再発と言うより、ちゃんと治っていなかったのだ。その後エコーで膀胱炎と尿管への出口付近の詰まりを確認。炎症を起こしたて剥がれた膀胱壁の破片やストルバイトやら何やらが凝集して詰まりかけている。前のように尿管にカテーテルを入れて、物理的に詰まりを解消してもそのうちすぐまた詰まるのは目に見えている。猫の負担を考えるとそうそうはできない。幸い僅かながらオシッコは出ているので、まず諸悪の根源の膀胱炎を治療しましょう、ということになった。
尿pHも菌数も元の木阿弥、正月に病院に駆け込んだときの数値に戻っていた。療養食を食べない(吐いちゃう)ので、普通の食事に戻していたのもまずかったようだ。あとは、「とにかく暖かくしてあげてください」と。
で、当面の処置としてはロングライフ抗生剤を打っただけ。 ・・・ちょっと待て。苦しそうだから慌てて来たのにそれはないよ。すると、その日は先生が二人いて何か相談し始めた。それでいろいろ話をしているうちに、ニャーが例の声を発したのです。グアフッ、グアフッ。よく見るとその瞬間、ニャーは大きく目を見開いていた。「ウワーッ、これは痛そう!」 その声は、痛みに耐えている声だと言う。(おいおい、だから苦しそうだって言ったのに・・・。) そこで、自分はやって来た妻と交代しました。
結局ニャーは経過観察を兼ねて入院。しかし夜になって電話すると、オシッコは出ている、今は非ステロイド系の消炎鎮痛剤(メタカム)が効いて安定していると。で、結局その日の夜に退院。メタカム液状(経口投与剤)をもらって帰りました。療養食はヒルズのc/dとドクターズケアのストルバイトケアに切り替え。今は食事管理を強化し、加温の隔離部屋かコタツの中で生活しています。
コタツの中のニャー(奥はみう)
まったく、保護者がアホだと家猫も苦労する。最初に尿管結石でニャーが倒れた日に、おしりにオリーブオイルを塗って便秘マッサージを続けたこのアホ保護者は、またしても安心油断してニャーの膀胱炎を悪化させ、振り出しに戻してしまったのでした。
最近はとても優しい表情になったニャーです(手前のおしりはちび太)
でもな、ニャーよ。この保護者は少なくとも学習能力はあるからな。だからこれからは、安心して回復に専念しておくれ。
残念ながら外はしばらくお預けかな