今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

経口ノミ駆除剤 ~ダメ保護者の被害猫~

2024年11月13日 | モドキ
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その13」となります  

モドキ記事の連投です。
すっかりリビング猫群の一員となったモドキ、穏やかで優雅な生活を始めました。
しかし保護者には悩みの種が。ノミの駆除です。
7月に捕獲大騒動の末、モドキをシャンプーした時のダメージが大き過ぎた。
それでマイフリガードに代わる経口タイプのノミ駆除剤を探していたのです。
わが家には、モドキ以外にも触れない子が4匹もいるので。

リビングでくつろぐモドキ (手前)

8月、ノミ騒動がいよいよ深刻化してきた頃、モドキに異変が見られた。
洗面台やケージの上から落ちて、仰向けになって起き上がれずバサバサもがいている。
しばらくすると落ち着いて、普通に起きがって何もなかったように歩き去る。
必死の形相とは裏腹に、その様子が何ともユーモラスだった。
「またやってる。モドキってこんなにドジだったっけ。」夫婦でよく話したもんでした。
9月になって2階に居を移しても、やはり手摺から落ちてバサバサとやっていたのです。

そのうち脇腹に10円ハゲができ、ようやく治って来たと思ったら今度はお腹に。
しかもポニーやちび太と同じように、下腹部と後ろ足内側の毛が剥げてきた。
気になって撮影したお腹の写真に2匹のノミが確認されたのです。
さらにモドキのバサバサが頻度を増してきて、高所から落ちなくてもやっている。
気が動転して起き上がれなくてもがいていた???
考えてみれば猫なのにそんなことあるわけない。何とも能天気な保護者でした。
背中が痛痒くて床にこすって掻いていた、と考えるのが普通なのに。
脱毛に関してはちび太やポニーの時から調べていて、可能性が高いのはノミアレルギーだ。

さかんにガブガブナメナメしています

最終判断は通院して診てもらうしかないのだけど、いかんせん捕獲が大変過ぎる。
いずれにしてもノミ駆除が先決なのは間違いない。
それまで調べていた経口ノミ駆除剤は、製造中止になっていたり価格が高すぎたり使い方がはっきりとわからなかったりと問題があった。
薬のネット購入は、知りたい情報がすべて明確にならない限り控えるのが鉄則です。
しかし目をつけていたある薬の不明点が突然はっきりした。
販売元とは違う会社の取説がネット上にあり、しかも用法が不明で不気味だった。
「1日1錠」と「体重1kgにつき1錠」。使う方にとってはえらい違いだ。
実はこの取説、買収される前の会社のものがネット上に残っていたのでした。
いろいろわかったので、日本では認可されてない「キャプスター」というその薬を輸入代行を通して購入しました。

よく見るとあちこちに小さな"完全ハゲ"が

早速1錠与えたのが10月の下旬。
するとその後、ひっくり返ってもがくバサバサがなくなった。
ことによるとあのバサバサは、ノミに喰われて痛かった??
そう言えばダイフクにも、通常の雌の3倍くらいの巨大ノミがいたっけ。
ところで気になっていたのがキャプスターの持続性。
取説(英語)には1日1錠だがノミが確認されたらさらに続けるとある。
明記はないが、どうやら有効なのは1日くらいのようだ。
実際にはどうかと言うと、2週間ほどしてまたバサバサがあったので2錠目を投与した。
いずれにしてもこの薬は成虫にしか効かないので、繰り返し投与する必要がある。
現在は安定しています。ノミは見かけないがチェックはしていません(できない)。

見るも無残な下腹部と後足内側のハゲ

ところで、モドキのアレルギー?に関してはちょっと失敗してしまいました。
ノミアレルギーについて調べると、治療は抗生物質やステロイドの投与だと。
いくつかのサイトで確認し、中にはブレドニゾロンがいいとまで書いてあるサイトも。
さくらが常用している薬だ。
で、モドキにも抗生物質とブレドニゾロンを所定量の半分づつやってみた。
ところが3日続けた頃、ある動物病院の先生のブログに、ステロイドは症状を悪化させることもあるので要注意と書いてあった。
診断の方向性が確定するまでは使用を避けるべきと。
慌てて投与を中止しました。
最近は身近にいるモドキの写真がいろいろ撮れたので、先ずは先生に写真を見てもらおうと思っています。


こんなになるまで放っておいた保護者は最低だ

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中・その3(中間考察含む) 2024.8.8
その9 しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・ 2024.8.23
その10 ノミ生産マシーン?のダイフク 2027.9.14
その11 死火山が活火山に・・なかなか治らないノミの喰痕 2024.10.6
その12 さらなるダイフクのシャンプー、そして耳の異常(がん?) 2024.11.7

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モドキ、ついにリビングデビュー

2024年11月11日 | モドキ
ヒョウとダイフクに取り残されて、2階廊下周辺の住猫となっていたモドキが動きました。

2階洗面所のモドキ

1階に下りて来て玄関廊下に陣取った。
もともと玄関は一時3匹で暮らしていた場所、そんなに抵抗はなかっただろう。
間もなくしてヒョウとダイフクもやって来て、3匹が再び集合しました。
ただ、その場でじっと動かないモドキに対して、ダイフクもヒョウも行動範囲が広い。

左:玄関廊下のモドキとヒョウ  右:寝箱を置いたらダイフクが

結局1週間もするとヒョウはオバン部屋に居住を変え、ダイフクはリビングに。
玄関は人の出入りがあるので、その都度場所を空ける(逃げ回る)のが億劫なのだろう。
モドキも同様で、居場所を廊下奥のトイレ前に移した。
玄関でもトイレ前、今度もトイレ前。
迷惑なのは他猫たちで、特に廊下奥のトイレはケンが愛用していたので大変だ。
この場所も人の通行が多いけど、ここならモドキは逃げずにやり過ごせた。
ただ、いかにも裏側斜陽の生活という感じで卑屈に見える。


廊下奥トイレ前にて:モドキのために置いた箱にはダイフクが

それから5日ほど経った先日のこと、モドキは意を決したようにリビングで過ごした。
何がきっかけかわからないが、その日は1日中リビングで寝そべっていた。
ダイフクと違って他猫たちにも受け入れられた。
妻が掃除をしても、他猫たちと同じように少しどいてまた戻って来た。
その2日後、3日前のことです。
前日には木枯らし1号が吹き、その朝は(庭の)最低気温が一桁となった。
いよいよ当家でもホットカーペットの運転開始。
そうなると家の猫たちの生活はがらりと変わる。
猫は一度ホカペを味わったらもう離せない。
かくしてモドキは、リビングの一員になったのでした。

追伸:モドキに大きな問題が。ノミです。
   その話は次回に。

9月に撮ったモドキのお腹、拡大して見たらノミが2匹

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さらなるダイフクのシャンプー、そして耳の異常(がん?)

2024年11月07日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その12」となります  

ちび太からすっかりお株を奪ってしまったダイフク、ノミ問題が収まりません。
9月末には5回目のシャンプー。櫛で40匹ほど駆除。
10月には再び怪しくなり、夏日の暖かい日を選んで6回目のシャンプー。
その時は少なく10匹強の駆除だったけど、例の3倍サイズのデカノミが数匹。
何と4ヶ月の間に6度のシャンプーです。
マイフリガードも駆除スプレーもやってるのだけど、先入観のせいかまだまだ怪しい。
ただ、見た目は体毛ふんわかできれいになった。

そのダイフク、しっかりとリビングを中心とする先住猫社会に紛れ込んだ。
時折リビングでバサバサ逃げ惑う音がするけど、原因がダイフクかどうかわからない。
チキンなんかも「やんのか」意識満々の追いかけ魔的なところがあるからです。
辛辣ではないけど相手にとっては迷惑な話だ。
いずれにせよ、ダイフクに対する先住猫たちの反応は相変わらずイマイチ。
ところがそうこうするうちに、モドキが1階に下りて来て玄関付近の廊下に陣取り始めた。
するとヒョウがそれに合流、ダイフクもかつてのよしみで一緒にいることが多くなった。
こうして、ダイフクに関わるリビングでの一触即発の緊張が解消したのでした。

リビングソファのダイフク(左、中ポニー、右ちび太)

ダイフクの耳に異変が起きたのはそんな時でした。
もともとダイフクは保護したときから耳の先端にかさぶたができていた。
その症状はかつてのみうの耳に似ている。あの時は随分調べまくった。
みうの場合は水泡もできたので真菌かと思ったが、他に虫(蚊)刺さされや紫外線。
みうが前庭疾患で倒れたとき病院を3院はしごして自分の懸念を伝えたが、まともに取り合ってくれた先生はいなかった。
自分の懸念とは扁平上皮癌です。白毛の猫は要注意らしい。
みうはそのひと月後に旅立った。耳先が癌だったかどうかは、結局わからずじまいでした。

同上 (中サクラ、右リン)

ダイフクの耳先のかさぶたは徐々に肥大化し、イボのようになっていた。
そのイボがなんかの拍子にとれて、出血したのです。
癌の心配があったのですぐに病院に行きたかったが所用が目白押し。
結局病院に行くまで10日も経ってしまったが、その間微量の出血が止まらなかったのが不安を大きくした。
家を出てから病院でのダイフクは、声も出さず微動だにしない。
度重なるシャンプーのせいで、嫌な時はじっと我慢してやり過ごす術を覚えたようだ。
看護婦さんに「この子大丈夫?」と心配されてしまった。

ダイフクの耳:右耳先端の"イボ"が取れて出血

先生は耳先端の細胞を採取して電子顕微鏡でチェック。
エイズ発症したシロキの余命を「もって3ヶ月」と宣告したあの若い男の先生だ。
その時の診断は結果的に当たった。
先生は絵を描いて説明してくれたけど、検査の結果は「悪性の可能性大。」
ただしそれは推定であり、確定するにはさらなる(外部)検査が必要だと。
で、精密検査をお願いしました。
悪性か良性かによって、その後の対応も処方もまるで変わるからです。
精密検査の結果は2週間後。
とりあえずは止血剤と抗生物質をもらってきました。

さて当のダイフク、家に着くとあっという間にどこかに消えた。
やがてサクラ部屋(物干し部屋)に隠れていることがわかったけど、そっとしておいた。
以来、ダイフクはサクラ部屋の住猫になっています。


今も時折リビングに下りてきます (テーブルの下)

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中・その3(中間考察含む) 2024.8.8
その9 しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・ 2024.8.23
その10 ノミ生産マシーン?のダイフク 2027.9.14
その11 死火山が活火山に・・なかなか治らないノミの喰痕 2024.10.6

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キジロの保護、そして改名「ハチ」

2024年11月04日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
秋の冷たい長雨が多かった先週の土曜日、キジロを保護しました。
キジロは子猫の頃わが家にやって来て以来の、6年間の家裏生活に終止符を打ちました。
ここ1,2年は夏に来訪の乱れがあったけど、通してみれば大変な優等生だった。
特に2年目から4年目にかけて殆ど皆勤賞で、本人(猫)も保護者もよく続けたものだ。
2年前まで苦楽を共にしたサクラ、当初守ってくれた今は亡きルイの存在も忘れまい。


雨宿り中のキジロ

先週のキジロは家裏で雨宿りすることが多かった。
目が合ったり家中で物音がすると勝手口に出て来て、その都度食べた。
保護に反対だった妻も、これでは仕方ないかと。
(※ 妻の反対理由は、現状で何も困ってないキジロの自由をわざわざ奪いたくないと。)
かねてから練習した通りキジロを抱き上げて家の中へ。
妻が毛布を被せた途端にキジロが猛烈に暴れ出した。
結局放してしまい、キジロはリビング方面に逃げた。
その時勝手口がまだ開いていたので、身体を張ってガードしたのです。
やがて閉じた勝手口に戻って来たキジロ、今度はしっかりと毛布でくるんだ。

"外の"キジロの見納めです

ケージの中でしばらくビービー鳴いたがやがて静かに。
手を入れて撫でると安心したように甘えて来る。
6年間頼りにしてきた保護者の存在は、保護後のキジロにとって唯一の拠り所だ。
キジロはその日のうちにウェットもカリカリも食べ、翌朝にはトイレ大小も完璧だった。
もう少し落ち着いたらノミや腹虫駆除を行い、病院検査となります。
6歳半くらいになるキジロ、手術は先生との相談だ。
(先生は不妊手術は5才までと決めていて、強引にモドキの手術を頼んだ自分は要注意人物なのです。)

ケージの中では床面のトイレの陰に隠れたまま

さて、ここでキジロの新しい名前を決める必要が。
キジロは仮の名前で夫婦の間では「キーたん」と呼んでいました。
これからは直接呼びかける必要が生じたわけで、しかも家には既に「キー」がいる。
で、いろいろな名前を考えた挙句、妻が選んだ「ハチ」に決めました。


人の声がすると甘え鳴きするハチ

ハチよ、今のおまえは不安と怖れでいっぱいだろう
突然拘束されて檻に入れられれば
人間だって誰だってそうなるのは当然だ
でもおまえには、かつて知ったるこの保護者がついている
早く新しい生活に慣れておくれ
これからは二人三脚で、幸せに向かってまっしぐらだ


ハチは6年半の外生活に終止符を打ちました

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人気の理由(わけ)

2024年11月02日 | レオ(テンチビ)とココ
立ち仕事をしていると足に気配が
見下ろすと、そこにいる
寝転んでテレビを観ていても気配が
振り向くと、そこにいる
近すぎることなく、傍にいる

わが家のレオです

いたって物静か
ギャアギャアピーピー、喚かない
邪魔はしないけど、触りたいときは
文句も言わずに触らせてくれる

理想の相棒、理想の伴侶
そんな人が近くにいたら最高だ
いや人じゃなかった、レオのことです

レオ、店時代

店時代、レオは看板猫としてとっても人気がありました
自分は保護者としてレオの安全や健康のことばかり考えていたけど
一緒に暮らしてみると、レオが人気だった理由がわかる気がする
さりげなく・・それがレオの真骨頂なんだ
特に自分の気が弱っているときに
いつもと同じように接してこられるとジンとくる

猫には悲しみや不安や恩義という感情がないから
飼い主の心配など(わからないから)おかまいなし
と書いたのは動物ライターの加藤由子さん
(著書「オスねこは左利き メスねこは右利き」より)
多くの動物学者の研究結果をまとめたものだ

手前モドキ、窓の中左ココ右レオ (店時代)

確かにレオだって、人を慰めようなんて思ってはいないだろう
そもそも、「慰める」なんて恩着せがましい行為じゃないか
慰めようなんて思わないさりげない行為
いつもと変わらない何気ない行為にこそ
人は真に慰められるのではないだろうか

そういったレオの特性は
他の猫たちもわかるのだろう
あれだけ喧嘩していたモドキやダイフクとも
いち早く打ち解けた
でも、レオという猫の真骨頂は
保護者とふたりきりで暮らしたときに
発揮するのかもしれないな

レオ、ココと一緒に生活の場をわが家に変えて
もうすぐ1周年を迎えます

ニャー(奥)とレオ、わが家にて

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